リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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クスリがいっぱい!

3か月分のクスリを取りに行ってきました

13日(月)は妻の関節リウマチの担当医の定期診断日で、クスリの処方箋を頂いてきました。

3か月毎に定期診断を受けているので、クスリも3か月分処方されます。

大学病院を出る際に、クスリを受け取る自宅近くの薬局にFAXして、あらかじめ用意してもらいます。

ところが、クスリの量があまりにも多いため、その日は受け取ることができず、翌日に取りに行くことになりました。

クスリは日数分(受診日から次の受診予定日迄)しか処方されませんが、長いこと同じクスリを服用しており、飲み忘れたことがあるため多少の在庫があり、その日のうちに手に入らなくても何とかなります。

受け取るクスリのリストがこちらです。

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プレドニゾロンステロイド系のクスリ)だけでも364錠必要で、15種類(これ以外にあと2種類あり)もあるのですから、薬局でも簡単に全必要量は揃いません。

翌日、改めてクスリを貰いにいくことに。

でも1回では終わりません。

これがあるからです。

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エンシュアH(栄養剤)。1缶に250cc入っており、1日2缶服用しますから180缶分、クスリの重量だけで45kgあります。これに缶と箱の重さが加わりますから手で持って運ぶのは不可能。家から台車を持って行き、必死の思いで乗せて帰ってきました。

後はクスリを取りに行くことになりますが、重さはエンシュアとはくらべものになりませんが、結構かさばります。

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大きな紙袋を持って行って丁度よいくらいです。

3か月分とはいえ、これだけの量のクスリを継続して服用していれば副作用も心配になるところです。

やっとの思いで持ち帰った後、今度はクスリの整理が大変です。

薬局にお願いして、朝用、昼用、夕用毎に大きな袋に入れて貰っています。

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更に、1日の朝、昼、夕毎に必要な分を袋に入れて貰っています。

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ところが全てが袋には入らないので、個別に渡されるものもあります。

朝服用するクスリがこれです。

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これを手際よく服用できるよう、1週間分まとめてボックスに入れています。

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1週間毎にボックスを詰め替えています。

妻は自分ではクスリを服用できないので、私が内容を確認したうえで、袋を開け飲ませています。

妻はクスリがなければ痛みを抑えられませんので、服用しないと生活できません。

クスリとの共存生活はずっと続いていきます。

 

また妻に入院の話が・・・

関節リウマチの担当医から突然電話が・・・

一昨日は関節リウマチを長い間診ていただいている大学病院の医師(膠原病内科の部長で助教授)の定期健診日でした。

3か月毎に受診し、薬(3か月分)を処方してもらいます。

妻の薬はこの先生に大半を処方してもらっているので、受診しないと薬が手に入りません。

妻は薬の力で痛みを抑えているので、ないと大変なことになるため、車イスごとタクシーに乗り病院に駆けつけました。

先生の受診の際、訪問診療の話があり結構ゴタゴタしたのですが(日を替えてブログに書きます)、診察自体は特段問題なく終了、薬の処方箋を頂いて帰ってきました。

ところが、その日の午後7時ころ、その先生から突然電話が掛かってきました。

大変忙しい先生でこちらから先生に電話しても当然繋がりませんが、夜直接電話が掛かってくるとは異常事態です。

電話の内容は

「本日撮影したX線写真をみるとどうも頸椎に異常があるようだ。歩行が不自由になったことや手足のしびれもここから影響を受けている可能性がある。至急、成形外科で調べてもらって欲しい」

というのです。

電話をかけてくれた先生は膠原病内科の部長で、頸椎については成形外科で診ることになりますから、2日後の成形外科の予約を入れてくれました。

手術が必要か・・・

ということで、本日再び大学病院へ。

まずは骨の状況を確認するために、MRIとCTの撮影を行いました。

撮影は事前予約していないので、結構待たされ、両方撮影するのに2時間近くかかりました。

それからまた1時間待って成形外科の先生の受診が始まりました。

先生の話によると

頸椎がズレて、頭の方に飛び出している。手足のしびれや歩行不自由等はこれに起因している可能性が強い。放っておくとより神経が圧迫されて、もっとひどい状態になるおそれがある。

ということです。

www.gunma-spine.harunaso.or.jp

先生からは手術の話がでてきました。

他に方法はなさそうです。(手術をするか、しないかの二択)

ただ、手術は簡単なものではなく、結構なリスクが伴います。

また手術をしたからといって、状況が改善するかどうかは分かりません。

悩ましい問題ですが、とりあえず先生も考える(上司を含めスタッフに相談するようです)時間が欲しいということで、来週の水曜日にまた病院に行くことになりました。

仮に手術という結論になってもすぐ入院という訳ではなく、ベッドが空く迄待機することになります。

特に今はコロナ対応で病床も厳しい状況ですから、待機の期間ももう少し長くなるかもしれません。

とりあえず来週の水曜日になんらかの方向性がでてくると思いますので、対応はそれからとなります。

それにしても妻が退院してまだ10日あまりというのに、もう入院の話がでてくるのは何ともやるせない話ではあります。

 

 

介護用ベッドは優れもの

重宝してます介護用ベッド

妻が退院した際にレンタルした介護用ベッド、

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ベッド本体はパラマウントの楽匠プラスシリーズ

www.paramount.co.jp

マットレスはモルテン社のオスカーという製品です。

www.molten.co.jp

ちなみに1か月のレンタル料の個人負担額(介護保険が適用されるので1割負担)は、

ベッド本体が1,450円、マットレスが900円の計2,350円となります。

レンタル料としては結構な金額ですが、十分その価値はあります。

ベッドはリモコンで操作します。

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高さ、頭の傾き、足の高さが操作できます。

高さ等はリモコンに表示されます。

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ベッドに乗る時は20cm、ベッドから降りる時は30cmに高さを調節しています。

紙おむつはベッド上で取り替えますが、通常寝ている高さ(20~30cm)だと介助者の腰の負担が大きくなるので、50cmくらいまで上げます。

こうすると介助者の腰に負担がかかりません。

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50cm迄高さを上げたところ

ベッドの横に張り出している部分はベッド乗降の際の支えとして利用しています。

ベッドにいる時は頭や足を上げています。

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こちらは妻が自分に合った位置にリモコンで操作しています。

ベッドから降りる際は頭を上げておいた方が便利です。

マットレスも優れもの

マットレスにもリモコンが付属しています。

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紙おむつ交換の時はマットレスをリハビリモード(左上のボタン)にすると、マットレスが安定するため交換が行いやすくなります。

妻は寝返りが打てないため褥瘡(じょくそう)のおそれがあり、自動体位変換機能が装着されています。

www.kaigo-antenna.jp

まだ稼働させていませんが、作業療法士の指導を受けて試してみるつもりです。

以上、まだ試していない機能も結構ありますが、介護を続ける中で、介護用ベッドの役割は大きなものがあります。

特に紙おむつ交換は自分でやらざるを得ないため、介護用ベッドに随分助けられています。なければ腰がすぐやられてしまいます。

妻のように介護度が高い人を在宅介護する場合は必需品と思います。

年金の財源は大丈夫?

マクロ経済スライドとは?

昨日の新聞に下記の記事が掲載されました。

news.yahoo.co.jp

これも少々分かりづらい記事です。

年金の積立不足の問題とマクロ経済スライドの話がごっちゃになっていて、ただでさえわかりずらい話が一層わかりにくくなっている気がします。

そもそも年金のマクロ経済スライドとはなんでしょうか?

厚生労働省の説明は下記の通りです。

www.mhlw.go.jp

こちらの方が分かりやすいでしょうか。

2021年4月から変わる 年金額の改定ルール見直しのポイント | ソニー生命保険株式会社 (sonylife.co.jp)

年金は固定額ではなく、インフレ等で価値が目減りしないよう調整が行われています。

新規裁定者(新たに年金をもらい始める人)は賃金スライド、既裁定者(既に年金をもらっている人)は物価スライドによる調整が行われます。

一方で、年金財政の悪化を受け、現役世代が負担できる範囲内で年金給付を調整するための仕組みも取り入れられています。

これがマクロ経済スライドと呼ばれるものです。

例えば物価や賃金が2%上昇してもマクロ経済スライドによる調整が1%と計算されれば、年金の上昇率は1%程度となります。実質的な年金受取額は目減りしますが、その分将来的な年金財源が安定化するという訳です。

ただし、物価や賃金の上昇が小幅でマクロ経済スライドによる調整をすると年金が減少する場合は年金は据え置き、物価・賃金が下落した場合はこの分だけ年金が減少しマクロ経済調整は実施されません。

この制度はインフレを前提として年金額を調整していこうとしていますが、現実には物価・賃金は上がらず効果を発揮しているとは言い難い状況です。

上記サイトによれば「直近10年間の年金額の推移をみると少子高齢化やデフレの継続により、9年前の2012年度の年金額を超えた年は一度もありません。」と記されています。

基礎年金の方が財政基盤が脆い

日本の年金制度は少子高齢化が進んでも制度が維持できるような仕組みが導入されています。

www.mhlw.go.jp

こうした中で、厚生労働省が公開している資料に年金積立度合の見通しがあります。

www.mhlw.go.jp

上記サイトによれば、積立度合とは各公的年金制度において、前年度末の積立金が、当年度の基礎年金拠出金や給付費等の支出の何年分に相当するかを示しているものであり、マクロ経済スライドによる給付水準の調整は、おおむね100年後の積立度合が1となるように行われますとあります、

このサイトに厚生年金と基礎年金(国民年金)の積立度合の見通しについてのシミュレーショングラフがありますが、厚生年金が経済が成長しないケースでも100年後も1を維持できるのに対し、基礎年金は経済が成長しないケースでは積立金が無くなってしまいます。

その後のページでは「経済が比較的成長するケースにおいても、基礎年金のマクロスライド調整には30年近くを要するため、基礎年金の水準が相対的に大きな低下となる」と書かれています。

年金制度のさらなる安定のために~オプション試算ってなに? | いっしょに検証! 公的年金 | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

マクロ経済スライドが続くことで物価や賃金の上昇に見合わない給付額になることが懸念されているのです。

新聞記事では厚生年金保険料の一部を回す案のことが書いてありどきっとしますが、案の一つと考えておけばよさそうです。

年金の財源に不安はあるが・・・

少子高齢化に伴い年金制度を維持していくことが困難になることは私が20代の頃から問題となっていました。

当時はインフレにより解決されるという楽観的な考え方が支配的だったような気がしますが、物価は上がらず、低成長が続いて、事態は当時考えられていたよりも悪くなっているように思います。

今や世代を問わず将来の年金支給について不安を抱いている方が多いと思います。

上記サイトでも、シミュレーションとして①マクロ経済スライドの仕組みの見直し ②被用者保険の更なる適用拡大 ③保険料拠出期間の延長と受給開始年齢の選択制の試算が行われ、更に④退職年齢と受給開始年齢を65歳以降とした場合の試算も行われています。

ただ、どれも抜本的な解決策にはなりそうもありません。

実質的な目減りは覚悟しておいた方がよさそうです。

とはいっても年金制度自体がなくなることは考えられず、シニア世代では年金を頼りに生活設計を立てていくしかありません。

制度自体が変わっていくことは間違いないので、情報を集め、内容を理解したうえで都度対策を考えていかざるをえません。

 

リハビリで妻の能力回復を目指す

作業療法士によるリハビリが始まる

今週から作業療法士による妻のリハビリが始まりました。

週2回自宅に来てくれます。

www.nitiriha.com

作業療法士と似た資格に理学療法士がありますが、作業療法士は「生きがい支援のスペシャリスト」、理学療法士は「運動機能回復のスペシャリスト」とされています。

www.nitiriha.com

妻の契約している介護事業所には作業療法士理学療法士のどちらも在籍しており、事業所で選んでくれました。

最初の2回の作業療法士さんの支援内容は立ち上がる、起き上がる、寝返るなど、基本となる体の動作のリハビリテーションで、理学療法士の作業分野と書かれている部分です。

まずは最低限の体の動作を行うために必要な筋肉量を見極め、少しづつ機能の回復を図ることに重きを置いているようです。

少しでも前の状態に戻れるように!

妻は今年の7月8日に倒れる迄は何とか自力で歩くことができました。家の中は問題ないですが、外では数十m程度で、それ以上は介助が必要ではありましたが・・・

その後は自力で歩くことはできなくなり、車いすが必須となりました。ただ、支えに捕まっていれば10秒程度は立っていられたため、こちらが介助すればトイレの利用や手洗い等ができました。

8月23日に血尿で入院、9月3日に退院してからは支えに捕まって立っていることも困難になり、トイレの利用も困難になりました。

とりあえずは入院前の状態(支えがあれば少しの時間は立っていられる)に戻れることが最初の目標です。

これだけでも現在ベッドで行っている紙おむつの交換がトイレでの紙パンツ交換となり、介助が楽になります。

幸い、作業療法士が行うリハビリの中では20秒近くは立っていられます。足の筋肉自体は上体を支えることに耐えられるようです。

恐怖感があるようでまだ自分から進んでつかまり立ちすることはできませんが、遠からずつかまり立ちはできそうです。

これがクリアできれば次は7月8日以前の状態に戻ることが目標となりますが、これはそう簡単なことではありません。

戻ることは無理なのかもしれません。

とはいえ諦めたら終わりなので、全部は戻らなくても、一つ一つできることを増やしていけたらよいなと思っています。

リハビリを続けないと、今より体の機能が衰え、完全な寝たきりになってしまいます。

希望は持って、妻のリハビリを見守りたいと思います。



 

主治医は誰?

長い間、主治医がいなかった

新型コロナのワクチン接種で主治医(かかりつけ医)のことが話題になりました。

www.asahi.com

主治医(かかりつけ医)とは、下記サイトによれば「特定の疾患の専門医ではなく、日頃から患者の病歴や健康状態をよく理解していて、診療行為や健康管理上のアドバイスなどもしてくれる身近な医師」とされています。

www.tyojyu.or.jp

私はサラリーマン時代、主治医はいませんでした。

銀行時代は転勤で住所が変わることもしばしば、また本部勤務も結構ありその時は本部内に医者が常駐していました。その時々で医者は当然変わりますから、主治医はできません。

前の会社に移ってからは、転勤はなくなりましたが、勤めていた19年間幸いにも病気をしたことがなく、歯医者を別とすれば医者のお世話にならずに済みました。

風邪くらいはたまにひくことはありますが、高熱でなければサラリーマンは簡単に休めません。(コロナが本格的に流行するのはリタイア後です)

医者にかからない以上、主治医がいるはずはありません。

ワクチン接種に際し主治医に事前相談と言われても、戸惑う方は結構いらっしゃるかもしれません。

リタイア後は時間ができたので、近くのクリニックで血圧とコレステロールのチェックを定期的に受けています。

私にとってはやっと主治医ができたということになります。

年を取れば病気になる可能性もでてきますので、定期的に検診を受けることで医師に自分の健康状態を把握してもらうのは重要なことと思います。

妻の主治医は誰?

これに対し妻は長い間医師の世話になっています。

では主治医はいるかというと、それは別の問題です。

妻がお世話になっているのは大学病院で、複数の科(膠原病内科、成形外科、泌尿器科、呼吸器内科等)の医師に診てもらっています。

歯科や耳鼻科を別とすれば、近くのクリニックで診察を受けることはありません。関節リウマチ治療で多種の薬を服用しているため、クリニックの治療は難しいのです。

歯科や眼科でも簡単なものでなければ大学病院で診てもらっています。

大学病院の医師は特定の病気しか診ないため、本来の意味での主治医(日頃から患者の病歴や健康状態をよく理解していて、診療行為や健康管理上のアドバイスなどもしてくれる身近な医師)には当たりません。

妻にも主治医はいないのです。

主治医がいなくても病気の治療に問題はありませんが、結構困った問題があります。

主治医の診断書(意見書)が求められることがあるのです。

最近では障害年金の確認書類(定期的に主治医の診断書提出を求められます)や介護保険の認定申請(主治医の意見書は必須です)や痴ほう介護保険の申請書類(主治医の診断書が必須)で必要になりました。

やむなく膠原病内科の医師を主治医として書類をお願いしているのですが、あくまで関節リウマチだけを診ているのであり、妻の健康状態を常に把握している訳ではありません。医師としても簡単に書類を作成できないのです。

障害年金の診断書はリハビリ科に回され、作成に3か月かかりました。

介護保険の意見書は名古屋市からの督促があったので多少早まりましたが、本来の期限から1週間以上遅れました。

痴ほう介護保険の診断書は留置されたまま1か月を経過し、督促すると別の科に回されまだできていません。

これらの書類は介護の必要度を把握するためのもので、主治医でなくとも判断できる医師ではれば問題ないと思うのですが・・

安易に主治医という言葉が使われているため、医師も患者も迷惑している気がします。

妻にとっては訪問看護師こそ主治医

今は妻のもとに看護師が訪問し、体温、血圧、血中酸素濃度、脈拍等を計測し、ヒアリングを含め健康状態を観察してくれています。

訪問看護師が主治医の代わりをしてくれている状況です。

もちろん看護師は医師ではありませんが、医師との連携は取れています。

どこか気になるところああればアドバイスをもらうことができます。

これを頼りに大学病院のどの診療科にいけばよいか見当がつきます。

大学病院というところは、ただ調子が悪いだけではなかなか診てもらえません。

症状を的確に伝えないと、どこで診るか判断がつかないのです。

妻については訪問看護師さんを頼りにすることが多くなりそうです。

 

 

 

妻の食欲に復活のきざし

しばらくはエンシュアに助けられてきました

入院前の妻は食欲がなく、朝は多少食べられるものの、昼・夜は食欲がなく、ほとんど食べられませんでした。

仕方がないので、大学病院の先生に処方していただいたエンシュアで足りない栄養を補給していました。

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エンシュアを1日2本飲むと750kcalを摂取できます。

成人女性が1日の活動に必要なエネルギー量が1400~2000kcalで、妻はほとんど活動ができませんから1500kcalもあれば十分そうで、エンシュアで半分を補給していることになります。

www.maff.go.jp

エンシュアは缶に入っており、味もフルーツ系が多いため妻はジュース感覚で飲んでいますが、看護師さんに言わせると高栄養の流動食という位置づけのようです。看護師さんの評価も非常に高い栄養剤です。

ここ1か月ほどはエンシュアに助けられたといっても過言ではありません。

入院前より食べられるようになった

妻の食欲不振の原因は明確ではありませんが、今回の入院の原因になった排尿がうまくいかないことが影響しているような気がしていました。

入院中は病院食もそこそこ食べていたという報告を看護師さんから受けていたので、もしかしたら退院後食欲が多少戻ってくるのではないかと期待していました。

排尿については導尿カテーテルを装着することで対応できていますので、食欲も改善するかなと思ったのです。(その分カテーテルの処理が面倒ですが・・・)

退院後1週間近く経ちましたが、期待通り食欲も少しづつ戻ってきました。

特に朝はこれまでもある程度食べれていましたが、退院後は従前の量をほぼ食べられるようになりました。

今朝の朝食がこちらです。

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トースト(8つ切り1枚、耳は嚙むのがきつく落としてあります、食べやすいよう6等分しています)

果物(りんご、バナナ~食べやすいよう小さく切りました)

ヨーグルト

スキムミルク(妻はコーヒーが好きなのですが、健康のため)

これを全部たいらげるようになりました。

昼、夜は残念ながら従来の量は食べられません。

それでも従来の4~5割程度は食べられるようになってきました。

入院前は一口二口程度で箸を止めることもしばしばでしたので、それを思えば随分回復してきました。

食欲が出てきたので、後は嚙む力が多少なりとも回復してくれば、もう少し食べられるようになるかと期待しています。

エンシュアも引き続き1日2本飲んでいますので、栄養的には十分かと思います。

体力が回復してくれば、失われた能力(つかまり立ち、支えてもらって歩く)も少しづつ回復する可能性がでてきます。

食べることに関してはもう少しのところまできました。