リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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新幹線の個室を利用したところ・・・

本日午後、二泊三日の京都旅行から帰ってきました。

旅行にはパソコンを持っていくほど荷物に余裕がありませんので、ブログの更新が滞ってしまいました。

これから何回かに分けて今回の旅行のことをアップしていきたいと思います。

新幹線個室の居心地は?

妻が車いす生活になってから、妻との移動に鉄道を利用するのは今回が初めてです。

駅迄はタクシーを利用しました。

新幹線は多目的室(個室)を予約しております。

改札で切符を見せた後、エレベーターでホームへ。

乗車口で駅員さんがスロープを持って待っていてくれました。

車いすで新幹線に乗り込むのはスロープのおかげでスムーズです。

乗り込むと乗務員さんが個室に案内してくれました。

shinkansen-yoyaku.com

個室の中はほどほどの広さです。

妻は乗車時間が短く(35分くらい)降車の際の手間も省けるので、座席には移らず、車いすのまま乗車しました。

私が備え付けの座席に座りました。座り心地は今一です。リクライニングはできません。

多分、通常の座席の方がゆったりと座れると思います。個室ですから贅沢は言えません。

個室の扉は自動で開閉ができます。

名古屋駅を発ってしばらくすると、妻から調子が悪いとの声が。

車酔いの症状のようです。

車いすに乗っているので、その影響かなと思っていましたが、私もなんとなく調子が悪くなってきました。

狭い密室空間で空気の流れが悪いことが影響しているように感じました。

幸いなことに乗車時間は35分ほどしかありません。

何とか京都駅に着き、列車から降りてホームに出て外の空気に触れると、二人とも体調は改善しました。

ホームから改札迄駅員さんが誘導してくれました。

帰りは扉を閉めずに!

帰りの新幹線も個室を予約しています。

また同じ状態になるとつらいので、案内の乗務員さんに個室の扉を開けたままでもかまわないか問い合わせてみました。

開けたままでもかまわないようです。ボタンを押して開けたままの状態にしてくれました。

すると、私も妻も行きのようなことはありません。すこぶる元気です。

空気が動くことと、開放感が出るのがよかったと思います。

問題は個室のそばを通りがかった乗客に見られることです。

普段は閉まっている部屋なので、皆さん珍しそうにご覧になり、少々気恥ずかしい気分です。

個室の隣は多目的トイレや普通の男女用のトイレがあります。

上記サイトより

たまたまトイレを使われる方が物珍しそうに覗いていかれます。

乗車時間も短いですし、トイレを使われれる方もあまりいませんのが救いでした。

気持ちが悪くなるよりはマシです。

ということで、次回新幹線を利用する時は個室ではなく、車いすスペースを利用しようと思います。

www.traicy.com

元々1室しかない個室よりも車いすスペースの方が2~6台分あり、予約も取りやすくなっています。

たまたま予約の際に個室を案内され、料金も変わらないことから個室を選んだのが失敗でした。

百聞は一見に如かず、何事も体験してみないと分かりません。

個室で酔うのは想定外でしたが、これを除けば駅員さんや乗務員さんのサポートが厚く、快適な移動ができました。ありがとうございます。

次はもっと楽しく移動ができそうです。

また旅行にいくぞ。

賀茂川のほとりで

旅の支度

明日から京都へ

明日から妻と二人で京都に旅行に行きます。

ホテルオークラ京都に2泊します。

www.hotel.kyoto

昨年7月に妻が倒れてから旅行したことはありません。

一昨年9月(コロナが一服していた時)以来の旅行となります。

とりあえずまん延防止措置も解けコロナも一服しているので、何とか行けそうです。

新しいクスリの影響で調子の悪かった妻のお腹の調子も何とか回復してきました。

旅行中は上の娘が在宅勤務ということなので、留守番はお任せしました。

天気は何とかなりそうだ

気になる京都の天気は?

明日、明後日ともよさそうです。

帰る日(11日)は雨マークがついていますが、大きく崩れるわけではさそうなので、何とかなりそうです。

朝食はホテルで摂りますが、昼、夜はホテルの近場で外食を予定していますのが、雨が降ると車いすを押しての外出はつらいものがありますので、ホットしています。

京都は何回も旅行していますので(たぶん20回以上)、ガツガツ観光する気はありません。

車いすで動ける範囲で楽しもうと思っています。そのためにも雨は何とか避けたいと思っていました。

ホテルは京都の中心街にあるので、観光・グルメスポットはたくさんあります。

新幹線以外の移動はタクシーで

妻が倒れてから、妻と一緒の移動はタクシーしか利用したことがありません。

さすがに今回は名古屋駅、京都駅の移動は東海道新幹線の利用となります。

乗車・降車の際は駅員さんの助けをお借りすることになります。早めに駅に行ってお願いしようと思っています。

座席は往復とも個室が予約できました。せっかくの個室なのでゆっくり堪能したいところですが、乗車時間30分ちょっとで京都に着いてしまいます。

自宅から名古屋駅、京都駅からホテル迄はタクシーを利用する予定です。

リュックが一杯

今まで旅行はほとんど車を利用していました。妻はここ10年近くあまり歩けなかったので、車を使う方が格段便利でした。荷物も一杯入ります。

残念ながらマイカーは処分してしまったので、これからは公共交通機関を利用しての旅行となります。

そうなると問題は荷物。当然妻は何も持てません。

私も車いすを押さねばなりませんので、必然的にリュックサックの出番となります。

暖かくなってきたので着替えがかさばることはありませんが、それでもリュックが一杯になりました。

かさばる原因となっているのが、紙おむつとパッド。毎日1枚分+予備分が必要です。

ホテルの近くのドラッグストアで買ってもよいのですが、少量では買えず、残りを持ってくるのも大変です。

むしろ衣類を最小限にして、必要に応じて買おうと思っています。ホテル周辺は繁華街ですから、買い物には困りません。

クスリを忘れずに

旅行に忘れてはならないのが妻が服用するクスリ。

服用しないと痛みが出たりして大変なことになります。

お金を忘れてもATMで引き出せますが、クスリは取りに戻るしかありません。薬局では絶対買えません。

1回分毎に小袋に分けて持っていくことにしました。

万一に備えて1日分は予備も持ちました。(新幹線が不通になった時の備え)

持って行くクスリ

さらに最悪の場合に備えプレドニゾロンステロイド系の抗炎症薬)だけは1週間分の予備を持って行きます。(服用しないと痛みが激しいので・・・)

多少の不安はあるけれど

車いすを押しての旅は初めてなので、不安がない訳ではありません。

我が家はバリアフリー設備(手すり、介護用シャワーチェアー等)や介護用設備(介護用ベッド等)がありますが、ホテルの部屋には当然のことながら設置されていません。

気になっているのは

ベッドから車いすへの移乗(介護用ベッドソファーの背上げ機能を使い、手すりに捕まって起き上がっています。ホテルのベッドは普通のベッドで、手すりもありません)

シャワー浴(介護用のシャワーチェアーがないと厳しいかもしれません)

トイレの利用(手すりに捕まらないと便座に座るのが厳しいかもしれません)

といったところです。

その他にも問題点が出てくるかもしれません。

工夫して一つ一つ解決していくしかありません。

実際に行ってみないと分からないこともあります。

まずは今回の旅行を試金石にいろいろ経験することで、今後の楽しい旅行につなげていきたいと思います。

 

 

意外と知られていない障害年金

障害年金をもらうのは骨が折れる

妻は60歳から障害年金(2級)を受給しています。

今は1級への変更を申請中です。

妻は25年以上前に関節リウマチを患い、手足が次第に不自由になってきました。

両脚に人工関節を入れた時点で障害者手帳の3級を取得しました。

ところがそのころ障害年金というものがあることを知りませんでした。

障害年金を知ったのは10数年前に「ねんきん委員」に委嘱され、年金のことを勉強し始めてからです。

もしかしたら妻が障害年金に該当するのではないかと思い、年金事務所の職員の方に問い合わせましたが、取り合ってもらえませんでした。

妻が60歳になった時、一緒にねんきん事務所に行き、何とか障害年金の申請をすることができました。障害年金を勉強して、事務所の職員に妻の状態が障害年金2級に該当することを説明し、納得してもらいました。

その当時、ねんきん事務所は障害年金に対し理由はわかりませんが消極的な姿勢がありありと感じられました。

年金は65歳にならないと貰えないと思っておられる方が大半ではないでしょうか。

大けがをしたり、大病を患ったりして仕事や家事が困難になった場合、65歳にならなくても要件を満たせば障害年金を受け取れます。

ただ障害年金についてアドバイスしてくれる人が近くにいることは稀ではないでしょうか。

障害年金は自ら申請しないと受け取れません。

制度を知らないで申請していないとすれば勿体ない話です。

障害年金の受給要件と支給額

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、現役世代も含めて受け取ることができる年金です。

障害年金|日本年金機構 (nenkin.go.jp)

障害年金には「障害基礎年金」「障害厚生年金」があり、病気やけがで初めて医師の診療を受けたときに国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。
なお、障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害が残ったときは、障害手当金(一時金)を受け取ることができる制度があります。

障害基礎年金の受給要件は下記全てを満たす必要があります。

①障害の原因となった病気やけがの初診日が下記いずれかの間にあること

国民年金加入期間

・20歳前または日本国内に住んでいる60歳以上65歳未満の人で年金制度に加入していない期間

②初診日の前日において、保険料の納付要件を満たしていること(20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は納付要件は不要)

③障害の状態が障害認定日または20歳に達したときに、障害等級表に定める1級または2級に該当していること

一方、障害厚生年金は①の初診日が、厚生年金の被保険者であった期間に限定されます。

妻は障害の原因となった病気(関節リウマチ)の初診日には専業主婦でしたから、障害基礎年金の受給要件は満たしますが、障害厚生年金の受給要件は満たしていません。

障害基礎年金の額(令和4年度)は障害2級で年777,800円です。これは老歴基礎年金で40年間全て保険料を納めた場合と同じ額になります。

(なお、障害厚生年金と老齢基礎年金を同時に受給することはできず、どちらかを選択することになります。)

障害年金の額は老齢厚生年金と同じ計算式で算出されます。

障害1級に該当した場合は、2級の1.25倍が支給されます。

受給のハードルは初診日と障害の程度

障害年金を申請するうえで問題になるのは初診日です。

日本年金機構障害年金ガイド」より

妻も障害年金を申請する際は、発病してから15年以上が経過していました。

しかも当初診断を受けた病院では関節リウマチとは診断されず、1年近く経過した後、関節リウマチの疑いが濃くなり、今の大学病院の診療を受けるようになりました。

当然ながら当初の診療の領収書などは残っていません。

ただ、初診日は診断書により判断されるので、大学病院に診断書をお願いしたところ、病院側が記録を調べて記入してくれました。

妻の障害等級変更申請の際の診断書

障害年金の申請には診断書の作成が必須なので、初診日も病院が調べてくれると思います。今も診療を受けている病院であれば、過去からの診断記録が残っている可能性が強いようです。初診日が分からないからと申請をあきらめる必要はないと思います。

次に問題になるのが障害の程度。

国民年金法の等級表を見ると、結構難しそうにみえます。

ただ、障害年金ガイドにはもう少しやさしい言葉で書かれています。

障害年金ガイドより

日常生活を介護なしに行うことが困難な人であれば、障害2級に該当する可能性がでてきます。

申請時の妻の状態は何とか自力で歩くことはできましたが、わずかな距離しか歩けず、握力がほとんどないことからできる家事も限られていました。この辺の事情をしつこく年金事務所に説明することで、職員が根負けする格好で申請にこぎつけました。

なお身体障害者手帳の等級とは基準が違います。障害者手帳を持っていない場合でも、障害年金を受けることができます。妻は当時手帳では3級でしたが、障害年金では2級の判定を得ることができました。(逆に手帳が2級であっても、障害年金の基準では該当しない場合もあります。)

障害年金の対象となる病気とは

障害年金は、病気やけがなどによって障害の状態になったとき、生活を支えるものとして支給されます。「障害の状態」とは、視覚障害聴覚障害、肢体不自由などの障害だけでなく、長期療養が必要ながんや糖尿病、心疾患、呼吸器疾患などの内部疾患、または統合失調症などの精神の障害により、仕事や生活が著しく制限を受ける状態になったときなども含まれます。

www.gov-online.go.jp

障害年金ガイドより

上記の病気や障害になっても、すぐに障害年金を受給できる状態になる訳ではありません。

ただ妻もそうでしたが次第に病状が悪化して障害年金2級に該当してくる場合が多いと思います。

そうした場合に備え、障害年金があることを頭の隅に入れておくことが大切と思います。

介護保険金を受け取った

痴ほう介護保険の請求が承認された

2週間ほど前に郵送していた妻を被保険者する痴ほう介護保険の請求が承認されました。

この保険は1995年に締結した保険(積立型)で、毎月の保険料は7,120円。25年間で振込保険料総額は2,136千円になります。

この保険、被保険者が65歳になる迄保険料を支払い、その後はコースを選択することになります。

B,C,Dを選択すれば、支払った保険料は利息が上乗せされて返ってきます。

ただ、妻は65歳時点で自力で歩くのもつらい状況で、近い将来介護が必要となる可能性が高く、Aを選択しました。

Aの保証内容は下の通りです。

約款所定の要介護状態になった時、介護一時金(1回限り)が100万円、介護年金が年額100万円支払われ、死亡した時に100万円支払われます。

寝たきりによる要介護状態とは下記に該当した場合です。

(1)ベッド周辺の歩行が自力でできないこと

(2)下記4項目中2項目以上が自力でできないこと

①衣服の脱着②入浴③食物の接種④大小便の排泄後の拭き取り始末

(1)(2)の状態が共に6か月以上継続したことが医師の診断書により証明された場合が該当となります。

妻は(1)及び(2)の①②④に該当しています。

下記が医師の診断書の介護の要否の部分です。

なお、診断書には原因となった病名や発症日も記載されています。

加入する1年前に妻は関節リウマチを発症しており、加入の際に告知事項に申告しています。もし、告知していないと、保険加入日以前に原因となる病気を発症しているため、保険金の支払いが拒絶される可能性が高かったと思います。きちんと告知しておくことが重要です。

今回入金となった保険金は介護一時金と、申告日迄の介護年金です。

今後の介護年金は診断書を添えて請求していくことになります。

保険会社の文書では1~6か月単位での請求となっていますが、直接保険会社に尋ねるともっと間隔があいても構わないとのことでした。

診断書1通6,800円かかりますので、次の請求は年末か年明けを考えています。

やむなく入った保険ですが、助かりました

この保険、銀行員時代に加入しましたが、私から進んで入った保険ではありません。

銀行の関連会社である保険代理店に勤める銀行員OBから頼まれて入った保険です。

先輩に頼まれると断り切れないにがつらいところです。

しかも、加入してから15年後くらいに会った時は

「あなたに勧めた保険は、保険金が支払われる状態と認定されることはまずないらしいことが判明した。申し訳ない。掛け金は満期時(65歳時点)に満額支払われるから、それで勘弁してほしい。」

と、謝られました。

結果的には65歳時点で保険金を受け取らず、介護保障を継続したことで介護一時金と介護年金を受け取れることになりました。

保険を勧めたOBも驚いているかもしれません。

妻の介護はずっと続くことを覚悟していますので、定期的に保険金が入ると助かります。まだ自宅介護ですから介護費用はそれほど掛かりませんが、状態が悪化して病院や施設に入らねばならない状況になると費用が格段に増えるので保険金が支えになります。

介護をしている私自身が体調を崩して介護ができなくなるおそれもあります。

けがの功名ではありますが、入っていてよかったと思います。

ただ、保険金が支払われるのは極めてレアケースであり、妻は不運にもそんな状況に陥いってしまったともいえます。

保険金が入るのは不幸中の幸いといったところでしょうか。

保険金なんかいらないから、妻が健康でいてくれたらどれほどよかったでしょうか。

とはいえ、現実と向き合っていかねばなりません。

 

 

母は来週腫瘍を摘出することに

妻を託して病院へ

昨日は母の診療方針等を確認に浜松の病院に行く日でした。

診療時間は午前10時の予定です。それ迄に病院に行って待っていなければなりません。

朝5時半に起床し、朝食の用意をし、妻を起こして着替えと食事をし、薬を飲ませて6時半には家を出ました。

臨時にデイサービスを頼んでいますので、娘に半日有休をとってもらって送ってもらってから出勤するよう頼んでおきました。

介護者がいると出かけるのも大変です。

新幹線を使い浜松駅には8時頃到着、ここからバスに乗って病院に向かいます。

バス便自体は本数があるのですが、道が混雑していて病院に着いたのは午後9時ころでした。

待合は連休の谷間で結構混雑していました。

見回すと丁度母も病院に到着したばかりのようですぐ発見できました。入所している老人ホームの看護師さんに付き添ってもらっての来院です。

母は車いすに乗っていたので、最近は車いすを使っているのかと尋ねると、病院内でだけ車いすを使っているようです。

診察まで時間があるので、近況について看護師さんを交え話をしていました。

朝は4時半に起床、朝食が6時半からのようなので時間がありますが、部屋が広いので部屋の中を歩いたりしているとのことでした。朝が早い分、午後8時過ぎには就寝しているようです。(ちなみに夕食は午後7時からです。)

部屋の中では、テレビを観たり、編み物をしたりしているとのこと。

3月に毛糸を送ったのですが、全て編んでしまったようです。

今度老人ホームに面会に行った際は、毛糸を持っていってあげようと思います。

母は老人ホームの生活をエンジョイしているようで一安心です。

気になる診察は?

午前10時10分頃、形成外科で診察が始まりました。

担当医は女性の先生です。

母のお腹を見ると、おへその上のあたりに1cm弱の腫瘍ができていました。

腫瘍は摘出するまで診断がつかないことも多いようです。

hifu-te.jp

昨日は患者も多く、摘出時間は取れないということで、13日(金)に摘出を行うことになりました。手術時間は30分程度のようで、入院の必要はないようです。

母も摘出することに異論はないようです。

私も手術同意書にはサインをしておきました。

腫瘍が悪性かどうかは摘出してみないと分からないので、その結果を20日(金)に伝えてくれることになりました。

問題があれば治療方法を検討しなければなりません。

悪性でなければ、治療は終わりのようです。

2週間前の老人ホームからの電話では皮膚がんではないかとの話でしたが、今日の診察ではその話はでてきませんでした。(可能性はあると思いますが・・・)

いずれにしても、摘出してみないと何とも言えません。

付き添ってもらえる老人ホームに感謝

本来であれば、13日、20日とも私が付き添わなければなりませんが、妻の介護があり困難です。

とりあえず老人ホームの看護師さんが連れ添ってくれるので、何かあったら連絡できるよう私が待機していることで了解を得ました。

13日の午後には私が老人ホームの施設長に連絡して、手術の状況を確認することになりました。

無理を聞いてくれるので、老人ホームの対応には感謝しています。

弟に連絡して、時間が取れるのであれば立ち合いを頼もうかと思っています。

私一人で妻と離れて暮らす母の両方は面倒を見られません。

そのために母に老人ホームに入ってもらったのですが、それだけで問題解決とはいかないようです。

頭の痛い問題です。

またしても薬の副作用が・・・

急に妻の便の回数が多くなり・・・

妻の1日の大便の回数は1~2回です。

それが26日(火)頃から3~4回に増えてきました。

特にお腹の調子が悪いという訳ではなさそうです。

ただ、次第に便が緩くなってきました。

そして昨日はついに下痢便まで・・・

食べ物は気を付けているつもりですので、理由がわかりません。

クスリを調べてみると

こんな中、ふと思ったのがクスリの副作用

25日(月)に関節リウマチの主治医の診断を受け、服用しているクスリが変更になりました。

黄色のマーカーは服用を止めたクスリ
緑のマーカーは新たに服用を始めたクスリ



ランソプラゾールというクスリがタケキャブというクスリに変更になりました。

同じ胃酸分泌抑制剤ですが、より強い効果があるというようなことを主治医が言っていました。

薬局で貰ったクスリの説明には

「高熱、目の充血、めやに、のどの痛み、紅斑、唇のただれ、口内炎等の症状が現れた時は、すぐにお知らせください」

とだけあり、便の状況については触れられていません。

気になったので、ネットで調べてみると

medical.nikkeibp.co.jp

主な副作用の最初に下痢が出てきます。

上記サイトより

重大な副作用には入らないようですが、妻がこのクスリの影響を受けて便が緩くなっている可能性が強いようです。

体調を崩している訳ではないので、しばらく油こいものや消化の悪いものは避けて、様子を見る他はなさそうです。

貧血に対応するため葉酸を多く含んだ食事も摂らないといけないし、食事には気を遣います。

ゴールデンウィークが明けても状況が変わらないようなら、大学病院の先生や訪問医、訪問看護師さんに相談してみようと思います。

処方されたクスリを勝手に止めることはできませんが、処方してくれた大学病院の先生は予約がないと診てもらえませんし(それも週1回だけ指定曜日があります)、電話相談も受けてもらえません。

下痢程度では服用を続け、経過観察せざるをえません。

昨年妻が食欲不振に陥った際に処方してもらった経口栄養剤「エンシュア」も副作用に下痢があり、便が緩くなって回数も増え、介護が大変でした。

こちらはクスリというよりは栄養剤で服用量も自己判断に任されていたので3か月くらいして食欲が回復してくると、服用を止めました。

止めた効果はテキメンで、便の回数もすぐ減り、硬くなってきました。

タケキャブはそうはいかないので(止めるとしたら元のクスリか別のクスリを処方してもわなければならない)、服用を続けるしかありません。

妻はたくさんのクスリを服用しており、クスリの変更も頻繁にあります。

新しいクスリを服用する時は、副作用について細かくチェックすることと、服用後に変化がないか観察することが重要だと思い知らされました。



 

老後の生活費は13万、22万?

月13万円で生活できる?

先般見かけた森永卓郎氏の記事

news.yahoo.co.jp

厚生労働省の「財政検証」で、最も厳しい想定を置いた時の推計結果からすると30年後の厚生年金は夫婦合わせて13万円になる恐れがあるとのこと。

これに対応するために、資産運用で貯蓄を増やす、働き続ける、田舎暮らしをする、といったことが考えるがどれもうまくいくとは思えない。

(ここまでは私もあまり異論はありません)

これに対応するため、森永氏自ら都会から少し離れたところに住み、農地を借りて野菜等をつくって食費を減らしたりしたところ13万円で家計がまわったということを書いています。

ここのところは少々疑問を感じます。

森永先生は計量経済学がご専門とのことですが、数字が具体的に出てきません。

税金や社会保険料は入っているのでしょうか。年収13万円だと所得税、住民税は非課税ですが固定資産税はかかります。社会保険料も必ず賦課されます。

野菜を育てるには肥料等コストがかかります。まとめて育つため毎日同じものを食べ続けることになります。(私の子供時代の体験です。)

せっかく育てたのにスーパーで買った方が安いと農業歴70年の母がいつもぼやいていました。

メインの肉や魚は買うしかありません。(たぶんお米や調味料等も)

都心から離れるとマイカーも必須で、維持費等バカになりません。

生活費の内訳を公開していただけると検証できるのですが・・・

最低月生活費22万円?

一方、こんな記事もあります。

news.yahoo.co.jp

こちらは収入が月25万円(家計調査)に対し、最低日常生活費22万円、ゆとりある生活費は36万円(生命保険文化センター)が必要として貯蓄を勧めています。

これも雑駁な記事で、輸入と支出を別な出典からもってきており整合性がありません。

特にゆとりある生活費36万円は単なる理想と思われ、こんなに必要とは思われません。

家計調査によれば世帯主が40~50歳代の家庭の消費支出(税金等の非消費支出は除く)は28万円であり、子育てが終わり体力も衰えてくる高齢者世帯で36万円も必要になるとは思えません。

心配をあおるだけの記事もいかがなものかと思います。

現実の生活費は?

2021年の家計調査速報により、65歳以上の無職夫婦二人世帯の収支をみると

実収入が256,660円

経常収入が238,371円

実支出が255,549円

消費支出が224,390円

非消費支出(税金・社会保険料)が31,160円

となっています。

これは25万円くらいの収入がないと生活が厳しいという意味ではなく、あくまでも平均の支出が25万円と考えるべきです。

そして収入と支出がほぼ合っているということは、多くの高齢者世帯が収入に見合った生活をしていると考えた方がよさそうです。

そこで家計調査による高齢者世帯の1か月の実支出255,549円の内訳をみると、こんな具合です。

このうち、教養娯楽費19,662円やその他消費支出(主は交際費)46,753円は生活していくうえで絶対必要なものではく、ある程度自由に使えるお金です。

実支出255,549円(消費支出224,390円)もあれば、それなりにゆとりある生活という感じがします。最低日常生活費というレベルではありません。

教養娯楽費やその他消費支出の他、食費中の外食費等その気になれば減らせる支出は結構あります。

収入が少なければ少ないなりに暮らしていけそうです。

とはいえ森永氏の言う月15万円の実支出(消費支出は13万円程度)で暮らしていけるかというと、これはなかなか厳しいハードルと思います。

ちなみに我が家の実支出は226,400円くらいで内訳は下記グラフの通りです。

我が家の場合は妻の介護費用(35,000円)と実家の維持費用(固定資産税を合わせ17,700円)が負担になっており、これを除くと173,700円となります。

更に我が家の場合は4人家族で食費や水道光熱費は二人世帯より割高になっています。

こうした特殊要因を除けばかなり15万円に近付くことになります。

妻の介護が中心の生活で教養娯楽費やその他消費にお金を掛けていないことで結果的に節約ができています。

ただ、お金を掛けなくとも自分なりに工夫して生活をエンジョイしているので、それなりに充実した毎日を送っています。