リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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我が家のキャッシュレス事情

キャッシュレス化は世の流れ

政府はキャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させることを目指し、キャッシュレス決済の推進に取り組んでいます。

www.meti.go.jp

とはいえ、昨年のキャッシュレス決済比率は32.5%、4割迄持っていくのも大変かもしれません。

こちらのサイトにはキャッシュレス化のメリットが書かれています。

www.moneypost.jp

上記サイトでは、現金派と比べてキャッシュレス派は、1年間で貯められた金額が平均49万円も多い(2019年JCB調べ)ということが書かれています。

一方こちらのサイトでは、急速に進行するキャッシュレス化の波に、戸惑いの声も聞こえてくると書かれています。

www.moneypost.jp

現金でしか払えない店があるのは事実ですが、私には食わず嫌いの側面が強いような気がします。PayPayのようなスマホのバーコード決済になるとどう使ってよいか分からず、とまどいがあると思います。

昔は銀行のキャッシュカードすら苦手にしていて、現金は窓口で通帳と印鑑を使って引き出す方が結構いました。(今では受け付けてもらえないと思いますが)

慣れれば普及してくると思います。

私が感じるキャッシュレス化のメリットは

〇多額の現金を持ち歩かなくて済む。ATMでの現金引き出しの回数が減る。

〇レジでの決済が速く、お釣りも必要ない。無人レジを使えば、店員と接触しなくて済む(コロナ禍では助かります。)

〇支払の履歴が記録に残る。家計簿の付け漏れが少なくなり、ひいては家計の節約に繋がる

といったところでしょうか。

我が家のキャッスレス化の進捗状況は?

我が家も6月からPayPayを導入しキャッスレス化を進めています。

6~8月のキャッシュレス化の状況を示したのが下のグラフです。

キャッスレス決済の定義は冒頭の経済産業省に合わせ、クレジットカード決済額+デビッドカード支払額+電子マネー支払額+コード決済支払額としています。(ちなみに私はデビッドカードは保有していません。)

キャッシュレス決済比率はキャッシュレス決済額を家計支出総額で割った比率です。

家計支出の決済はキャッシュレス決済と現金決済の他に口座振替(電気・ガス・水道料金の他、我が家では介護関係の費用も口座振替です)があり結構な額になります。口座振替もキャッシュレス(現金で支払わない)の一種と思うのですが、経済産業省の定義からは外されています。

我が家の家計支出(6~8月の月平均)は271,716円で、キャッシュレス決済の額は139,320円ですからキャッシュレス比率は51%になり、全国平均32%を大きく上回っています。キャッシュレス化が進んでいると言ってよさそうです。

キャッシュレス決済の中身は?

我が家で使っているキャッシュレス決済はPayPayの他WON、majica、敬老パス(交通系カードの一種)、クレジットカードがあります。

このうち敬老パス(65歳以上の人に発行される名古屋市の無料パス、交通系カードとしても使えます)以外はスマホに取り込んで使っていますので、普段はカードを持ち歩いていません。スマホ決済ができるのは便利」です。

使い分けは

WAON~イオン、マックスバリューでの買い物

majica~アピタでの買い物

敬老パス~タクシー代(名古屋市内はパスを出せば65歳以上は1割引きになります)及び名古屋市以外での電車の利用

クレジットカード~amazonや宿泊代の決済、スマホ利用料の口座振替

PayPay~上記以外の店での決済(PayPayが使えない店で他のカードも使えなければ現金払い)

といったところです。

6~8月のキャッシュレス決済(月平均)の内訳は下のグラフになります。

キャッシュレス決済の中ではPayPayが53%と高い比率を占めています。上で説明した通り他のカードは使う店を限定しているのに対し、PayPayは多くの店で利用していることが背景にあります。使う度にポイントも付きます。

PayPayはスマホの簡単な操作で銀行預金から資金を入金できるので重宝しています。

WAON、majica、敬老パスの入金は専用の機械(店や駅に設置)に現金を入れなければならないので少々面倒です。

現金支払いも残っている

本来は現金支払いが無くなると嬉しいのですが、現実にはそうもいきません。

キャッシュレス決済の設備導入には資金がかかりますので、店によっては負担になります。私が利用している店でも現金払いしかできない店があります。

我が家で現金で支払っているのがこちらのグラフです。

我が家の近くには4軒のスーパーがありますが、1軒だけは現金支払いしかできません。ただ、この店だけ安く買えるものがあるので時々利用しています。

茶店や床屋はチェーンでないと営業規模が小さいので、現金決済しかできないところが多いようです。町のお医者さんも現金決済が多いのが実情です。

上記グラフですと祈祷料が大きな割合を占めていますが、8月に実施した亡父の3年祭の際の神主さんへの御礼(4万円)の分です。

これを除くと1か月の現金決済は13,621円になります。

財布に2万円もあれば十分ということになります。

大半はキャッシュレスで払えますので、多少の我慢はやむをえません。

妻の在宅介護を見直す必要は?

在宅介護が始まって1年

妻の在宅介護が始まって丁度1年が経過しました。

最初はケアマネージャーさんの勧めによって導入したことが多いのですが、丸1年が経過して在宅介護にも慣れてきたので、見直しが必要か考えてみました。

妻(要介護4)が使える1か月の介護サービスは30,938単位ですが実際使っているのは19,471単位(自己負担額は21,964円)で11,467単位分の余裕があります。サービスの回数を増やしたり、新たなサービスを導入することは可能です。

訪問看護

週2回(月、金)看護師さんが訪問してくれます。

使用単位は最近3か月の平均で月7,528単位、自己負担額は7,959円です。

内容は健康観察と入浴で、入浴にかける時間が多くなっています。爪切り等もしてくれます。

入浴等は訪問介護(ヘルパーを利用)でもできますが、泌尿器用カテーテルの交換(最低月1回は必要)は看護師さんでないとできません。

妻は慢性の病気持ち(関節リウマチ)ですし、訪問医との連携や緊急時の対応(24時間対応)もしてくれますので、訪問看護は手放せません。ちょっとした健康面の不安にもt対応してもらえます。

週3回迄増やすことは可能で費用負担も3,500円程度で済みますが、訪問看護事務所の人繰りが大変なようですので、当面週2回で十分と考えています。

訪問リハビリ

週1回(木)理学療法士さんが訪問してくれます。

訪問看護師を派遣してくれる事業所が理学療法士も派遣してくれます。

使用単位は月2,148単位で、自己負担は2,271円です。

リハビリで回復できる能力は限られますが、定期的に体を動かさないと能力が衰えてしまいますので、リハビリは必要です。

元々は週2回の訪問でしたが理学療法士が不足しているということで週1回になりました。週2回に戻すことは困難なようです。

デイサービスでもリハビリをしています。

訪問診療

月2回(第二、第四金曜日)医者が訪問してくれます。

本来は7,176円(自己負担1割)の医療費がかかりますが、妻は名古屋市が負担してくれる(身障3級以上が対象で妻は1級)ので自己負担はありません。

負担する費用は介護連携費用596円だけです。

訪問診療自体は妻の健康状態に問題なければ10分程度で終わります。

訪問診療のメリットは

〇かかりつけ医の役割を果たしてくれる~通常は大学病院で診療を受けているので、かかりつけ医にはなりません

〇緊急対応をしてくれる~先日はコロナの検査やコロナ薬(ラゲブリオ)の処方をしてもらいました

〇予防接種も自宅で受けられる~コロナワクチンやインフルエンザワクチンの接種も自宅で受けられるので助かります

〇薬を処方してくれる~リウマチ関係(大学病院で処方)以外は訪問医の処方です。小回りが効くので助かります

〇診断書の作成~大学病院に頼むと時間がかかりますが、訪問だと迅速に対応してもらえます。年金や公的手当、保険金の申請で助かりました。(医療保険の対象外なので有料です)

といったところで、今では無くてはならない存在です。

デイサービス

週1回(水)通っています。

使用単位は月4,812単位で、介護保険の自己負担は5,461円です。

この他に昼食費と日曜消耗品費が4,440円が必要となり、介護保険自己負担分と合わせ月9,901円を払っています。

デイサービスのメリットは

〇将来介護施設に入る場合に備え、施設の雰囲気に慣れる

〇お風呂に入って湯舟に浸かれる(訪問看護はシャワー浴です)

〇レクリエーション等で気分が変わる

〇介護者がその間介護から解放される~気分転換や役所・銀行等の手続きができます

といったところでしょうか。

週5~6回通っている方もおられますが、他のサービスとの兼ね合いや妻の希望もあり、当面週1回でいこうと思っています。週1回増やすと費用も1万円近く増加するので結構負担になります。

福祉用具レンタル

現状は月3.710単位、自己負担額は3,710円です。

内訳は

介護用ベッド、マットレス~月2,250円

車いす(2台)~月1,100円

リハビリテーブル~月360円

です。

介護用ベッド・マットレス車いすは妻の介護の必需品となっています。

リハビリテーブルは自分で買ってもよいかと思っています。

今後はショートステイの利用が課題

こんな状況なので、当面は今の介護サービスを見直す必要はなさそうです。

現時点で未利用の在宅介護サービスは訪問介護ショートステイです。

訪問介護訪問看護で用が足りているので、導入の予定はありません。

ショートステイは私に用事ができて家を空けなければならなくなった時に必要ですので、その場合どこに入れるかをケアマネさんと検討中です。

気になっているのは妻の状態が悪化した時、ないしは私の体調が悪化して介護が難しくなった時です。その場合はケアマネさんと相談して介護体制の見直しが必要になってきます。妻を施設に入れることも視野に入ってきます。

 

遺言書を書く

相続トラブルを避けるためには遺言書の作成が大切

相続というと相続税が頭に浮かびますが、実際に相続税を払う人はそれほどいません。相続税が課税されるのは1割もありません。

sozoku_shinkoku.pdf (nta.go.jp)

ただ相続税は発生しなくとも遺産の分割でトラブルが発生することは珍しくないようです。

トラブルを避けるには生前に遺言書を作成しておくことが重要になってきます。

www.moneypost.jp

遺言書を書くうえで注意しなければならないのが遺留分です。遺留分とは、法律で定められた最低限の取り分で、たとえ遺言書に「1円も渡さない」と書かれていても、遺留分は奪うことはできません。

上記サイトより

私の妹夫婦は子供がいないため、兄弟にも法定相続分が発生します。配偶者が全額相続するのがベストと思うので遺言書を書くことを勧めています。兄弟姉妹には遺留分はありませんので、遺言書を書けば全額を配偶者に渡すことができます。

遺言書には「誰に」「何を」「どんな割合で」相続させるかを、できるだけ具体的に書きます。

なお遺言書には、遺産分割割合などを具体的に指示する本文のほか、法的効力はないが自由に書ける「付言事項」があります。

www.moneypost.jp

付言事項は遺産分割割合の意図や家族への感謝の言葉が書かれることが多いようです。

また目録にない財産が出てきた場合の分割方法を書いておくと財産の見落としがあった際に助かります。

自筆証書遺言か公正証書遺言か

遺言書には、すべて自分で手書きする「自筆証書遺言」と、公証役場で作成する「公正証書遺言」の2種類があります。

www.moneypost.jp

公正証書遺言は公証人が作成するため、不備がある可能性は低いとされています。

ただし、作成のための費用が必要です。事前に弁護士に相談するとなると、相応な費用がかかります。

公正証書で私が気になっているのは、遺言書を書く時期です。公正証書遺言を作成すると修正は結構手間がかかります。死ぬ間際に書けばいいのでしょうが、いつ死ぬかは誰もわかりません。ある程度高齢になれば痴ほうになるおそれがあり、そうなると遺言自体が無効になるおそれがあります。

頭も体も元気なうちに書いておくのが一番と思いますが、長生きすると相続財産や相続人の状況も変わってしまい、修正が必要になってきます。

そうなると簡単に修正できる自筆証書遺言の方が融通性があり便利です。

自筆証書遺言の書き方

自筆証書遺言は、法律的に見て不備な内容であると無効になるおそれがあります。

www.koshonin.gr.jp

このため書き方には細心の注意が必要です。

こちらのサイトに失敗しない自筆証書遺言の書き方がでています。

www.moneypost.jp

トラブル回避のための秘訣が54個記載されています。

多額の財産があれば別ですが、そうでなければそれ程難しくはありません。

自筆証書遺言書保管制度の利用が便利

ただし、自筆証書遺言については遺言書の書き方(法的な不備)のリスクの他

〇遺言書の存在を相続人が知らない可能性がある

〇遺言書の保管場所を相続人が分からないことがある

〇遺言書を紛失するおそれがある

〇遺言書が改ざんされるおそれがある

といった問題点があります。

これを避けるためには「自筆証書遺言書保管制度」を使うと便利です。

www.moj.go.jp

自筆証書遺言書保管制度は、自身で作成した遺言書を法務局が保管する制度です。紛失や消失、改ざんや隠匿のおそれがなく、遺言者の死後に法務局が相続人に遺言書の保管を通知します

この制度を利用することにより

〇遺言書の保管申請時には,民法の定める自筆証書遺言の形式に適合するかについて,遺言書保管官の外形的なチェックが受けられる。(ただし保管された遺言書の有効性を保証するものではない。)

〇遺言書は,原本に加え,画像データとしても長期間適正に管理される~遺言書の紛失・亡失のおそれがない。相続人等の利害関係者による遺言書の破棄,隠匿,改ざん等を防ぐことができる。

〇相続人に通知が届く

〇相続開始後,家庭裁判所における検認が不要になる

といったメリットがあり、自筆証書遺言の持つ問題点をかなり解消することができます。

私は70代に入ったらパソコンで遺言書の骨組みから作ってみようと思います。

状況によって内容を見直しながら、80代に入ったらタイミングを見ながら自筆証書遺言書保管制度に即した遺言書にすることを考えています。

シニア世帯のムダな出費2(生活編)

生活面でのムダな出費

先日掲載したシニア世帯のムダな出費の続きです。

シニア世帯のムダな出費 - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

下記サイトのやってはいけないムダな支出⑫の7~12番目です。

gendai.media

こちらは生活編ということになります。

「シニア向けマンション」に引っ越す

ここで言うシニア向けマンションとはシニア向けの分譲マンションではなく、サービス付き高齢者住宅(サ高住)のことではないかと思われます。(賃料15万円とあり、サ高住の相場かと)

戸建て住宅の場合バリアフリー化が難しいので、足腰が不自由になってくるとサ高住に移る方が増えてくるようです。

介護の必要がないなら戸建て住宅を売って、バリアフリー化の進んでいる分譲マンションに移ることを考えてはいかがでしょうか。私の住んでいるマンションも高齢者の方が結構お住まいです。私の妻のように車いす生活の者を抱えていても、バリアフリー化が進んでいるのでさほど不便は感じません。駅近で買い物も便利です。

自宅での生活が困難になれば、サ高住ではなく介護付き老人ホームに入る方が最後迄面倒を見てくれるので便利かと思います。

使わない「カード」の年会費

私は銀行員時代に入ったゴールドカードを保有しています。

www.smbc-card.com

上記のように相応のメリットはあるのですが、リタイアしかつ介護に明け暮れる中ではそのメリットを生かす場面がほとんどありません。

年会費無料のカードもあるので、変更することを検討してみようと思っています。

kakaku.com

高すぎる「電気代」

我が家の電気代は家計調査の平均とほぼ同じくらいです。

私と妻は家にいる時間が長く、長女も在宅勤務があるので、空調と照明で電気を使います。

空調は夏と冬に大量の電力を使いますので、夏は28度、冬は25度の設定で運用しています。

照明は全てLEDです。蛍光灯と比べると消費電力は約半分です。

LED・LED電球のワット数(W)とは | 大塚商会 (otsuka-shokai.co.jp)

廊下や玄関はセンサー付きを使い、付けっ放しにしないようにしています。

私は自分の部屋にいるのは寝る時が主で、昼間は妻と一緒にリビングルームにいて余計な電気を使わないようにしています。(結構効果があります。)

コンビニATMの「手数料」

買い物は可能な限り電子マネー(主はPayPay、他にWAON、majica、交通系カード)を使うようにしているので、現金を使うことがほとんどなくなりました。PayPayは預金からチャージできるので現金入金の必要がありません。

ATMで預金を引き出すのは月1~2回で十分です。(今月はコロナで療養していたこともあり、1回もATMで引き出していません。)

私の取引銀行(昔勤めていた銀行です)は取引内容に応じて特典が受けられ、私は最上位のステイタスなのでコンビニや他行のATMでの現金引き出しは月3回迄無料です。

最近はATMの現金引き出しで手数料を払うことはありません。

「フィットネスジム」の月額手数料

名古屋市では敬老手帳(65歳以上に交付)を提示すれば、多くの施設が100円で入場できます。

www.city.nagoya.jp

市営のスポーツセンターも100円で利用できます。

施設案内-東スポーツセンター (jpn-sports.com)

元々リタイアしたら利用しようと考えていたのですが、コロナ禍で利用を躊躇していました。

コロナが落ち着いたら妻がデイサービスに行く水曜日あたりに利用してみようと思っています。年を取っても適切な運動は大切です。

よく理解していない「スマホ代」

私はNTTレゾナントが運営するOCNモバイルONE(NTTドコモの回線を使用)を利用しています。いわいる格安スマホです。

こちらが利用料金です。

service.ocn.ne.jp

私は4年前にネットで申し込んで加入、設定も自分で行いました。設定は慣れていないと面倒かもしれません。今はドコモショップや家電量販店でも取り扱っているようなので、設定をサポートしてくれるかもしれません。

スマホは自分で用意する必要があります。OCNモバイルONEのサイトでも販売していますが、新規と乗換以外はそれほど安くありません。私は長男のお下がりのiPhoneを使用しています。

外に出る機会が少ないので通信容量は少なくても問題ありません。私の住んでいるマンションは高速インターネットが無料で使えるので、家で使う分にはストレスはありません。

電話のかけ放題プランもありますが利用していません。リタイアしているので電話の利用機会があまりありません。

家族や兄弟との連絡はLineで十分です。

8月末は鬼門のようで

私は陽陽介護で疲れ気味

8月末のコロナ発症から約3週間経過しました。

私も妻も長女も軽症で大事には至りませんでしたが、いまだ完調という訳にはいきません。

妻は食べる量が戻っていませんし、先日のように病院へ行ったりすると一気に疲れがでてきます。今週のデイサービスは体調に不安があるということで、お休みしました。

私はというと、どうも疲れが抜けきっていません。私の場合はコロナ療養中も妻の介護や食事の支度等結構忙しくしていたので、その疲れが出てきたのかもしれません。

コロナ陽性者がコロナ陽性者を看護するのは私だけではありません。老人ホーム等の介護施設ではコロナ陽性の入居者をコロナ陽性の職員が介護している例もあるようです。

www.mbs.jp

ケアマネさんによると、これを「陽陽介護」(陽性者が陽性者を介護する)と呼んでいるそうです。患者が患者を介護するのですから、介護する側は大変です。(私もその一人ということになるのでしょうか)

www.otv.co.jp

私たち夫婦はコロナ後遺症が出ている訳ではありませんが、なんだかんだで影響が残っています。今月一杯は無理は禁物ということでしょうか。

長女もまだ完調ではありませんが、8日(木)午後から仕事に復帰しました。ずっと在宅勤務ですが、今週は残業もこなしています。(こういう時、在宅勤務は通勤もなく便利です。)

私はリタイアした身なのでマイペースで無理をせず、体調を戻していければと思っています。

昨年は妻が倒れて入院

どうも8月下旬というのは鬼門のようです。

昨年はというと

8月21日に妻が倒れ、23日に大学病院に入院しました。

妻が入院することに - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

2年続けてこの時期はろくなことがありません。

妻が退院したのは9月3日です。

妻が退院しました - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

そして翌9月4日から訪問看護が始まりました。

今日から訪問看護が始まりました - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

当時は介護サービスについての知識が乏しく(本格的な介護サービスを受けるのはこれが最初です)、訪問看護訪問介護の違いすらよく理解していませんでした。

訪問看護師事務所の選定や手配は全てケアマネージャーさんが手配してくれました。

当初2週間は大学病院から特別訪問看護指示書が出されたため、毎日看護師さんが来てくれました。

当時は妻の体調が一番厳しい時期で、看護師さんには随分助けられました。

同時に訪問リハビリ(看護師と同じ事務所が派遣してくれます)も始まり、自宅介護が本格的に始まりました。

現在は訪問看護が週2回、訪問リハビリが週1回となっています。

訪問介護1年、その成果は

訪問看護・リハビリが始まった頃と現在で妻のできることを比較してみると、こんな感じです。

〇ベッドからの寝起き

自分でベッドから起き上がれない⇒自力で起き上がれる(ベッドの角度を上げる必要はあります。)

車いすへの移乗

できない⇒サポートがあればできる

〇つかまり立ち

できない⇒1分以上立っていられる

〇手引き歩行

できない⇒家の中くらいであれば手引きで歩ける

〇排便

紙おむつ使用(ベッドで紙おむつ替えが必要)⇒介助があればトイレで排便できる(紙パンツ使用)

〇排尿

現在迄泌尿器用カテーテルを使用。排尿量は多くなった。

〇手洗い

できない⇒介助があれば洗面所で手洗い可能

〇着替え

現在迄自力ではできない

〇食事

柔らかいものでないと食べられない⇒ある程度硬いものでも食べることができる。噛む力、飲み込む力がある程度戻ってきた。

〇入浴

現在迄介助をつけてシャワー浴しかできない状態が続いています。(湯舟に浸かっての入浴はデイサービスの時だけです。

〇その他

取り込んだ洗濯物を畳むのは妻が行っています。力もいりませんし、車いすに座ってできるため丁度よいリハビリです。

こんな具合で妻が介助なしでできることは、1年たってもほとんどありません。

ただ少しづつできることが増えたことは確かです。おかげで私の介護負担は随分減りました。旅行へも行き、外食などで妻を車いすに乗せて外出する機会も増えました。

私からみれば、これだけできるだけでも十分です。

こうした中でのコロナ罹患でしたが、去年の今頃と比べれば随分気分は違います。

10月になったら妻との外出の機会を増やし、コロナ罹患前の生活に戻していきたいと思っています。(涼しくなってきますし)

そして来年の8月末は無事に乗り切れるよう、細心の注意は払って生活しようと思います。

二度あることは三度ある・・・

ではなく

三度目の正直と

なるように。

 

シニア世帯のムダな出費

やってはいけないムダすぎる出費

こちらのサイトに「やってはいけないムダすぎる出費⑫」というのがでています。

gendai.media

結構参考になるものも多いので、とりあえず上から6項目(保険、医療・介護)について思うところを書きます。

新たに加入する「医療保険

現在加入している医療保険は、生命保険契約(積立式)に付随したもので、積立が満了した60歳以降は任意での契約となり毎年保険料を払っています。夫婦それぞれ保険料を支払っており、保険料(年額)は私が24,475円、妻が23,975円です。加入できるのは80歳迄で、入院すると1日5,000円の保証があります。

保険料が一人月2千円程度で済んでいることと、妻が時々入院することがあるため、80歳迄保険料を払うつもりです。

ただ、80歳を過ぎたら新たな医療保険に入るつもりはありません。80歳から加入すると月額保険料(入院1日5,000円、1入院の保障日数60日の場合)は月6,000円~9,000円くらいします。60日入院しても受け取れる保険料は30万円、払う保険料を考えたらその分を貯めておいた方が得のような気がします。いざとなれば高額医療費の制度も使えるため、自己負担はそれほ大きくなりません。

なお、70歳で加入しても保険料は月4,000円~6,000円くらいかかりますので、高齢で新たに医療保険に加入するのはじっくり検討した方がよいと思います。

65歳以上で用意する「死亡保障」

今では80歳になっても入れる生命保険があるようです。

lify.jp

テレビのCMでも頻繁にお目にかかります。

80歳で加入するのは極端な例としても、私の年齢(69歳)で某社の死亡保険(90歳満了)に加入した場合を上記サイトでシミュレーションすると

保険金額200万円の場合、月額保険料13,676円(年額164,112円)

保険金額1,000万円の場合、月額保険料66,310円(年額795,720円)

となります。解約返戻金はありません。(解約返戻金のある保険もあるようですが、保険料が倍近くになるようです。)

12年生きる(81歳になります)と保険金と払込保険料累計がほぼ同額となり、それ以上生きると保険料累計の方が高くなってしまいます。

シニア世帯の場合、子供の養育費はない方がほとんどでしょうから、相続税対策でもない限り加入する必要性は乏しいと思っています。

「葬儀保険」の保険料

私はこの保険を知りませんでしたが、葬儀代や葬儀後の整理費用に備えることを目的とした保険のようです。

hoken.kakaku.com

上記サイトで某社の保険を見ると

70歳で保険金額100万円の葬儀保険に加入した場合、保険料は男性で月額2,990円(年35,880円)、女性は1,330円(年15,960円)となっています。保険料は掛け捨てです。

保険料の安い独り身の女性ならともかく、男性はあまり必要性を感じません。その分医療保険に入っておいた方がまだ有用な気がします。

葬儀費用くらいは貯金しておきたいものです。

「頻繁に通院」して薬をもらう

リタイア前の健康診断で高血圧とコレステロールが指摘されていたので、近くのクリニックで定期健診を受けています。当初は月1回通院、血圧とコレステロールの薬を毎日服用していました。

今は血圧もコレステロールも正常値に収まっており、2か月に1回の通院、薬もコレステロール用(アルトバスタチン)のみを2日に1錠分処方してもらっています。

どうしても通院しなければならない訳ではありませんが、通院の際定期的に血液検査や内視鏡検査をしてもらっており、費用的(薬と合わせ1回3,000円程度)にも負担は小さく、2か月おきの通院は続けていこうと思っています。

定期的に通院していると、「かかりつけ医」として認識されるのでコロナの検査等で助かります。

入院時に払う「差額ベッド代」

妻はこれまで何度も大学病院に入院していますが、個室に入ったことはありません。個室の数も限られており、勧められたこともありません。そもそも入院待ち患者が多く(コロナ以前からです)、相部屋でないと入院そのものが簡単にできません。

プライバシーや同部屋の人との相性などがあり、妻はできれば個室に入りたいようです。状況によっては妻の希望も考えてあげねばならないかもしれません。

使いすぎの「介護代」

介護保険は介護等級によって上限が定められていますが、上限一杯まで使う必要はありません。

私の妻は要介護4で介護保険サービスを30,938単位迄使えますが、実際に使っているのは14,919単位(金額にすると18,253円)とほぼ半分です。

これで

訪問看護週2回

訪問リハビリ週1回

デイサービス週1回

介護機器レンタル(介護用ベッド・マットレス車いす2台)

を賄えています。

介護者が仕事をしていてデイサービスを頻繁に利用する場合や、介護者の体調が悪く介護に限界がある場合を除けば、満額使わなくてもやっていけると思います。

 

ステロイド減らしに再チャレンジ

妻のリウマチが安定したようで

昨日の大学病院受診はカテーテルの交換だけでなく、妻の関節リウマチの主治医による検診日でもありました。

冒頭、夫婦でコロナに罹患した旨を伝えると、主治医は驚くこともなく

「診ている患者の三分の一近くがコロナに罹ってしまった。幸い重症者はおらず、皆さん軽症で済んでいる。」

とのことでした。

患者さんは基礎疾患(免疫疾患)持ちですが、コロナワクチン接種(3~4回)により重症化せずに済んでいるようです。ワクチン接種は大切です。コロナ治療薬(妻はラゲブリオ)を処方された方も多かったかもしれません。

主治医は今日の血液検査、尿検査の結果を見て

「依然として赤血球不足の状況は変わらないが、改善傾向にはある。リウマチについても数字が改善してきており、状態は安定している。この状況であれば、プレドニゾロン(朝2錠、夕2錠服用)の服用量を減らして様子を見ることにしましょう。とりあえず夕方服用分を1錠にしてみてください。痛みが出るようであれば元の分量に戻してもかまいません。」

と話されました。

ここ半年ほどは1か月半毎にリウマチの診断を受けていましたが次回からは3か月毎の診断に戻りました。とりあえず状態が安定しているようで何よりです。

ステロイド減らしは簡単ではないが・・・

先生の話に出てきたプレドニゾロンとはステロイド系の薬で、関節リウマチによる炎症を抑えてくれます。

www.interq.or.jp

ステロイド系の薬は活動性の高いリウマチに対して、抗リウマチ薬の補助として用いられます。速効性のため、日常労作を改善することができます。ただし、ステロイドを長く使っていると、糖尿病や骨粗しょう症白内障感染症などを合併しやすく、副作用が問題になってきます。

関節リウマチの薬物療法|リウマチ情報ポータル|あゆみ製薬 (ayumi-pharma.com)

妻が服用しているのはプレドニゾロン1mg(旭化成)で、これを朝2錠、夕方2錠服用しています。成人のプレドニゾロンの服用量は1日5~60mgとされていますから、妻の1日4gという服用量は特に問題となる量とは思えません。

それでも妻は20年以上の期間にわたってプレドニゾロンを服用しており、副作用も出ています。1日1mgでも減らしていくことが、副作用を抑えるために重要と判断していると思われます。

上記あゆみ製薬のサイトより

ただステロイドを減らすことは簡単なことではありません。

妻は主治医の指示でこれ迄何度もステロイド減らしにチャレンジしてきました。残念ながらその都度痛みがひどくなり、服用量を元に戻しています。

今回が何度目のチャレンジか分かりませんが、妻の様子をみながら柔軟に対応していければと思っています。主治医もこちらの判断で元に戻していいと言ってくれました。

薬の調整も大変

ということで本日から夕方服用するプレドニゾロンを1錠とすることにしました。

主治医が処方してくれたのは従来の量です。もし減らした量で処方すると、痛みがひどくて服用量を元に戻した場合、プレドニゾロンが足りなくなってしまいます。

夕方の錠剤は1回毎に薬局で袋詰めしてくれました。

今日からプレドニゾロンを減らすとすると、袋から1錠分を抜き出さねばなりません。

こちらが夕方(夕食後)服用する錠剤(8錠)です。

薬によっては特有の色や形であったり、薬名が見やすく書かれています。

はっきりしない薬が3つあり(上の写真の枠の部分)、このうち二つがプレドニゾロンです。色も大きさもよく似ています。

はづきルーペをつけて拡大してみると、

2錠は1(1gのことか)の文字がぼんやり見えます。こちらがプレドニゾロンのようです。

とりあえず1週間分の夕食後の袋からプレドニゾロンを1錠づつ抜き、新たな袋に詰め替えました。

抜いたプレドニゾロンは袋に入れて予備として別途保管です。

左は夕食後用(入れ替え後)、右は抜いたプレドニゾロン

抜いたプレドニゾロンの袋は、先般コロナ治療薬(ラゲブリオ)が入っていた容器に入れておきました。(蓋がしっかり閉まり保管しやすいため)

結構面倒な作業ですが(プレドニゾロンを探すのが大変)、妻がプレドニゾロンを1錠減らしても問題なければこの作業が続きます。

今まで何度もチャレンジして挫折しましたが、今回は何とか続いて欲しいと思っています。そのために面倒な作業をするのはやむをえません。