リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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農地を耕作してもらう

農地バンクとは

亡父は80歳を超えるまで自分で田を耕していましたが、さすがに体がいうことを聞かず、晩年は耕作を依頼していました。

このことは亡父からも母からも聞いていたのですが、どういう形態で耕作を依頼していたのかまでは説明されていません。父が亡くなった後、母に聞いてみたのですが、よくわかりません。書類も残っていません。

賃貸契約の形態、賃料等のことが農地を相続したものの、さっぱりわかりません。

すると父が亡くなってから1年後、次のような書類が届きました。

 

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早く届出書を出せという督促です。こちらは知らないのだから対応できなかったのです。

ただこれで貸出の形態は分かりました。

亡父が田を貸し出していたのは農地中間管理機構(通称農地バンク)という制度です。

農地中間管理機構:農林水産省

 相続地のある静岡県農業振興公社(静岡県農地バンク)が間に入り、農地を貸し出したい人が借りたい人に貸し付ける制度です。間に公共的な公社が入ることにより貸し手、借り手とも安心して農地の貸借ができます。

問題はどういう契約で亡父が農地を貸し出したかということです。早速静岡県農地バンクに連絡すると、いかにも元官僚という感じの横柄な話し方をする人がでてきて、埒があきません。(農水省の元偉い方かな⁉こちらを見下しているようで、不愉快でした)

やむなく浜松市役所に電話し経緯を伝えると、丁寧な応対をいただき、速やかに契約書のコピーを送ってもらいました。農地バンクの対応とは偉い違いで、感謝しております。

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賃貸料の妥当性は

契約内容は契約期間10年、賃貸料は10a(1,000㎡、約1反)当たり6,000円というものでした。賃貸している農地の広さは2,051㎡ですから、年間賃貸料は12,306円になります。

固定資産税が3,143円課税されていますから、ネット収入は9,163円となります。受取は母親にしていますが、おこずかい程度にしかなりません。

ではこの10a当り6,000円の賃貸料の妥当性はどう考えればよいでしょうか⁉

クボタさんのサイトによると平成30年の10a当りの米の収穫量は529kgです。

水稲の収穫量に関するデータ | データで見る田んぼ | クボタのたんぼ [学んで楽しい!たんぼの総合情報サイト]

一方米の販売価格は農水省のサイトからみるとバラツキはありますが60kg当り14,000円くらいです。1kg当りでは233円くらいとなります。1a当りの販売価格は233円×529kg=123,257円となります。

https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/attach/pdf/aitaikakaku-293.pdf

ここから賃料を引くと生産者は10a当り117,257円の収入になります。

賃貸している農地は約20aですから、生産者の収入は24万円弱というところでしょうか。

ただし、先ほどのクボタさんのサイトを見ていただければ分かると思いますが、米の生産は結構な重労働です。

お米ができるまで | クボタのたんぼ [学んで楽しい!たんぼの総合情報サイト]

しかも、米づくりは天候に左右されるため(台風等の風水害、日照時間等)、生産量は保証されません。

100a(1ha,100m×100mの農地ですから結構広いです)くらい請け負えば、収入は年間100万円を超えますが、個人的な感想を言えば、サラリーマンの方がはるかに楽で安定して稼げます。

農家のお年寄りの方が農地を借りて米作を行っているようですが、担い手は減っているようです。

以上のことから、この賃料は極めて妥当と思います。

問題はこのやり方がどこまで続くかということです。農家に担い手を探すのでは、限界は目に見えています。

企業(食品製造会社、スーパー等)に生産を担わせる方が、生産量が安定し、かつ生産能力の向上が見込まれて好ましいと思います。

ただ、農協が反対するのかな⁉政治家も票には弱いし・・・

個人的には農協の使命は終わっており、食料の安定確保のための政策の抜本的改変が必要だと思うのですが・・・