おいしい話に乗る人の神経がわからない
また金融詐欺の話がでてきましたね。
被害総額は65億円か 仮想通貨“AI運用”投資詐欺の疑いで「オズプロジェクト」元幹部ら4人逮捕(メ〜テレ(名古屋テレビ)) - Yahoo!ニュース
被害者15,000人、被害総額65億円ですか。
被害総額は別として、被害者が15,000人もいるのが信じられません。
この種の詐欺事件が最初に社会問題化したのは1980年代前半の豊田商事事件と記憶していますが、40年近くたった今もこの種の事件は後を絶ちません。
むしろ増えてきているような気がします。
銀行に行けば詐欺に関する啓発ポスターが大きく掲載されています。
テレビで何度も金融詐欺の話は報道されています。
どうしてこんな詐欺話に投資する人が後を絶たないのでしょうか。
勧誘が巧妙なのがあるかもしれません。
しかし普通は見も知らない人にお金を預ける人などいません。
虎の子を預ける理由は
- 欲に目がくらむ~今の世の中、ノーリスクで儲かる金融商品などありません。それでも投資するのは一儲けできると勝手に思い込んでいる。
- 人を信じやすい~今まで騙された経験がなく、世の中はいい人が大半だと思い込んでいる。でも長生きしていれば怪しい人に何度か会うのが世の常です。今までがラッキーなだけなのかもしれません。
- 友達もやっている~友達から成功体験を聞く。友達に勧誘されて断りきれない。友達が多いのはいいことばかりではありません。
などが思いつきます。
お金は汗水流して得るもの
詐欺の実行犯は法律に則って厳正に処罰されるべきですが、正直なところ被害者の方に同情する気はあまりおこりません。
自然災害や交通事故は本人がいくら気を付けていても、不運が重なれば被害を受けます。
でも金融詐欺は本人がしっかりしていれば必ず防げます。
私は欲深い人間ではありますが、人一倍警戒心が強く(銀行時代何度も危うい場面がありました)、親友もおらず友達も少ないので、金融詐欺には逢わない自信はあります。
よって利息はつかなくとも、金融資産は預金と国債だけです。儲けようなどという発想はありません。
そもそもお金は汗水流してやっと得られるものです。
確実に儲かる話などないと心に命じておきたいものです。
本当に儲かるのならば、絶対に人には話しません。