リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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リタイア世帯の生活費

リタイア世帯の平均支出は⁉

私は今、年金の繰り下げ受給を選択していますので無収入です。

当然ながら生きていくためにお金がかかりますので、年金の受給を開始する迄は、貯蓄を取り崩しての生活となります。

無限に貯蓄がある訳ではありませんので、支出をコントロールしていかねばなりません。

手始めに、リタイア世帯の生活費はどのくらい掛かっているのか気になったので調べてみました。

総務省の家計調査年報に「高齢夫婦無職世帯の家計収支(2019年)」という資料が掲載されています。18ページのグラフをご覧ください。

家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)Ⅱ 総世帯及び単身世帯の家計収支 (stat.go.jp)

これによると、高齢夫婦無職世帯の月間の支出額は消費支出240千円、非消費支出(税金、社会保険料)31千円の計271千円となっています。

収入は年金217千円、その他21千円の計238千円ですから、差引33千円の赤字となり、その分を貯蓄から取り崩して生活していることになります。

年間の赤字は40万円弱、20年間で800万円弱の赤字ですから、1,000万円くらい貯蓄があれば、20年間は何とか回せそうです。

ただ、年を取れば取るほど想定外の支出がでてきます。なるべく貯蓄は取り崩さず、収支を均衡化するのが重要と思います。

我が家の生活費は⁉

今、家計費の管理は私がしています。

銀行時代は取引先の資金管理を、前の会社では会社全体の金の流れを全てみていて、お金の管理は得意なのですが、実は我が家の資金管理はできていません。

会社のお金は自分のものではないので厳格に管理しますが、自分のこととなると結構ルーズなのです。

家計簿は付けていません。

とりあえず通帳等をみて、毎年固定的に払っている支出から調べてみました。

以下、月平均の支出額です。(単位:千円)

税金                         23

社会保険料                7

ガス ・電気              15

水道                            9

電話                            3

NHK新聞                    6

保険料                       14

マンション管理費              24

貸金庫                         2

母への補助                30

以上を合計すると132千円となります。

税金のうち20千円は固定資産税(うち相続分が11千円)で、年金を貰っていないことから所得税は不課税で、社会保険料も低くなっています。

マンション管理費は修繕積立金や駐車場使用料、インターネット使用料も含まれています。

いずれにしてもこの132千円はほぼ固定的にかかるので、リタイア世帯の平均支出271千円の範囲内に収めようとすると、残りの生活費は月139千円ということになります。

年金を受給するまでの1年半については、食費や教養娯楽費、交際費等をこの中から賄なおうと考えています。

幸か不幸か、

  • 妻が自立歩行できなくなったため、家族で外出は困難
  • 妻の生活面でのケアが常時必要で、短時間の外出しかできない
  • ワクチン接種は終わったものの、コロナ禍終息のきざしはなく、社会的にも外出が抑制される

状況であり、外食や旅行などを含め外での娯楽はしばらく無理です。

月10万円もあれば何とかなりそうであり、妻の介護関係費用(紙パンツ、病院へのタクシー代等)を含めても、なんとか139千円の範囲内に収めていこうと思います。

年金受給後は、年金受給額の範囲内に支出を収めることが基本となります。

あと1年半後には社会の状況も家族の状況も変わってくると思いますので、それをみながら考えていきたいと思います。