退院後の選択肢は
昨日、大学病院の泌尿器科の先生から電話がかかってきました。
妻の病状についてです。
泌尿器科関係については順調に回復しており、腎臓や膀胱も大事には至りませんでした。
血尿もでていないようです。
泌尿器科だけからみれば退院は可能のようです。
ただ、退院しても現在装着している導尿カテーテルについては引き続き装着せざるをえず、月1回のペースで大学病院に行って取り替えてもらうことになります。
問題は気管支拡張症の症状があり、現在も酸素吸入が続いています。
こちらは呼吸器内科が治療にあたっていますので、呼吸器内科の先生の判断によることになります。
泌尿器科の先生の話では(呼吸器内科の先生とはまだ話ができていません)、酸素吸入が続いている状態では退院は難しいとの話です。
ただし、酸素吸入が続いていてもいつまでも入院を続けることはできないので、次の選択肢を示されました。大学病院は基本的な治療が終われば、次の患者に備えてベッドを空けるため、退院を求められます。
〇別の病院に転院する
〇介護施設に移る
〇自宅で療養する
呼吸器内科の診断はこれからですが、いつ退院を求められてもいいように、対応を考えておかねばなりません。
自宅療養は結構ハードルが高い
自宅療養ができれば、それにこしたことはありません。
新型コロナの感染急拡大で自宅療養者の急増が社会問題となっていますが、妻の場合は病状が急変するような病気ではありません。
ただ、別の意味で高いハードルがあります。
まず、妻は要介護5(最高レベル)と診断され、介助者がいないと何もできません。
今のところ、手すり(介護用に設置した支え)につかまって10秒程度は立っていられるので、車いすへの乗降、トイレや着替え、シャワーなどができます。
支えがあっても立っていられなくなると、いわいる寝たきり状態となり、一人で介護を続けられるは不安があるところです。
第二に酸素吸入を続けねばならない可能性があります。
在宅酸素療法というものがあり、自宅でも酸素吸入は可能のようです。
【内科】慢性呼吸不全の治療法;在宅酸素療法の紹介【世田谷区三軒茶屋の近藤内科クリニック】 (kondo-cl.jp)
新型コロナの治療で酸素吸入が話題となっている中で必要な機器がすぐ手に入るのかという問題がありますが、それをクリアしてもケアはなかなか大変そうです。
妻は要介護5のうえ、別の病気も患っています。
いずれにしても医師との協議が必要です。
第三に導尿カテーテルを装着し続けなければなりません。
医師の話からして最短でも半年以上、場合によっては何年も装着し続けねばならない可能性もあります。
採尿バッグの処理等は二日間ほど試しており、それほど難しくはありません。
ただ、注意点も多く、取扱には結構神経を使わねばなりません。
入浴はできずシャワーだけとなっていますが、冬場は湯舟で体を温めることができません。(入浴については介護サービス利用が前提ですが)
シャワーについても採尿バッグを濡らすことができないので、結構工夫が必要です。
要介護5で、酸素療養機器と導尿カテーテルを装着した妻(まさに満身創痍の状態)を介護するのはかなりの覚悟がいりそうです。
やるにしても事前の段取りが重要ですが、退院は結構急に決まるので、あまり時間は取れません。
他の病院への転院や介護施設への入所は私の負担はかなり軽減してもらえますが、それはそれでまた別の問題が出てきます。
とりあえず今日のところはこれで・・・