要支援の間は地域包括センターが頼り
介護等級が要支援のうちは、地域包括支援センター(名古屋市ではいきいき支援センターと言います)が中心となって対応してくれます。
妻も要支援の間は、支援センターの社会福祉士さんが3か月毎に訪問して状況を確認していました。ただ、支援センターにお願いすることはほとんどありません。
支援センターの出番が来たのは、今年7月に妻が転倒して自力で歩けなくなってからです。まず車いすの手配(介護用品会社からレンタル)をしてくれ、その後介護保険の変更申請(要支援を要介護に変更)をしてくれました。申請日は妻が倒れてから5日後(間に土曜日曜が挟まっています)という早業です。
その1週間後には介護保険認定のための調査員が自宅を訪問、手続きが着々と進んでいきました。
平行して支援センターがしてくれたのが、ケアマネージャー(以下ケアマネと略します)の紹介です。ケアマネさんの心当たりはあるかと問われたので、ないと答えると、早速、介護支援事業所とケアマネさんを紹介してくれました。
認定調査の際には新しいケアマネさんも同席しました。
支援センターの出番はここまで、認定調査に立ち会って要介護への区分変更を確信したようで、これからは新しいケアマネさんの指導を受けるように言われました。
支援センターの活躍の場面は少なかったですが、介護区分の変更申請には迅速に対応してくれ助かりました。
ケアマネさんは介護の司令塔
ということでケアマネさんを紹介してもらいましたが、要介護判定が出ないと動きが取れません。判定(要介護5)が出た直後に妻が入院したので、ケアマネさんとの契約は妻が入院した日に行うという慌ただしさでした。
その場で介護保険証と介護保険負担割合証をケアマネさんに貸与し、役所での手続きを代行してもらいました。
入院から1週間後、妻の退院日程が決まるとケアマネさんの本格的な出番です。
ケアマネさんの仕事は要介護者のケアプランを作成することですが、
退院日が決まってからわずか2日間で下記の対応をしてもらいました。
- 大学病院との連携~大学病院の患者サポートセンターの看護師等と連絡を取り、病状を確認しつつ退院後の体制を構築
- 訪問看護師の手配
- リハビリ(作業療法士、理学療法士)の手配
- 介護用ベッド(レンタル)の手配
- 上記を含んだケアプラン作成と介護保険費用の算定
おかげで、退院した日に介護ベッドを利用でき、看護師さんにも訪問してもらいました。
結構手際のよい対応で、能力のあるケアマネさんを紹介してくれたと、いきいき支援センターの担当者には感謝しております。
介護保険に関わることは全てケアマネさんが管理しており、ケアマネさんを通さないと何も進みません。
大学病院から紹介を受けた訪問診療の話もケアマネさんを通すことでスムーズに進みました。
家族が要介護になったらケアマネージャーを選ぶのは結構重要です。
ただ、つてがないのが普通なので、すぐには見つかりません。
私の場合は支援センターに紹介してもらって結果オーライでした。
ちなみに、妻がお願いしている介護支援事業所はケアマネさん二人でやっている事業所で、担当のケアマネさんは社長さんです。
利用者数は83人でほぼ全国平均と同じ数です。
わずか二人で回しているだけあって、いつもケアマネさんは忙しそうです。
ただ融通と小回りが利くので、利用者にとっては助かります。