とりあえず一段落
早いもので妻が退院してから丁度1か月が経ちました。
退院の準備も大変でしたが、退院してからも忙しい日々が続きました。
退院後2週間は看護師が毎日訪問してくれました。(大学病院の医師の指示)
毎日訪問してくれるのは助かるのですが、立ち会ってアシスタントをするのも慣れていないので大変です。
おむつの替え方、クスリの塗り方、からだの洗い方などいろいろ教えてもらいました。
作業療法士、理学療法士によるリハビリテーションも週2回のペースで始まり、ベッドから起きたり、支えてもらって歩くなど徐々にできるようになってきました。
大学病院の紹介で訪問医師も決まり、9月末から訪問が始まりました。
今後月2回のペースで訪問してもらえます。
大学病院へ行かなくても、リウマチ以外のクスリなら出してもらえるので助かります。
これで在宅医療の体制が決まり、一段落というところです。
在宅医療の月間スケジュールはこんな感じです。
月曜:訪問看護(検診、シャワー浴)
木曜:訪問看護(検診、シャワー浴)
第2、第4金曜日:訪問医師による診察
水曜日が空いていますが、タイミングをみて近所の施設でデイサービスに行くことをケアマネさんと検討しています。
介護の仕事も慣れてきた
私の仕事はというと
- 紙おむつ替え~大便が出た都度取り替えていますが、妻は便のコントロールができず、1日8回くらい取り替えます
- からだ拭きと着替え~訪問介護のない日(週5日)、私と娘で行っています
- 車いすの乗り降り補助と室内での移動~リハビリの効果で乗り降りが大分スムーズになってきました
- クスリを飲ませる~毎食事後、飲ませています
- 導尿カテーテルの尿の廃棄~毎日午後9時尿量を記録後、廃棄しています
- 妻の食事の用意~家族と一緒のものが食べられるので、随分楽になりました。昼食と夕食はかつての半分くらいです。その分をエンシュア(1日1缶)で補っています。固いものは食べられません。油濃いものが多くなると便が頻繁に出て大変なので、フライ系のものは極力避けることにしました。スプーンとフォークである程度は自分で食べることができます。
次のステップに向けて
介護で一番時間がとられ煩わしいのが紙おむつの交換です。紙おむつ自体は1日1回の交換で問題ないですが、パッドは便がある都度交換するので1日8回くらい交換しなくてはなりません。交換作業自体は看護師さんの作業を参考に要領が分かってきたので、結構段取りよくできるようになりました。医療用ベッドや100均グッズを最大限活用しています。
リハビリの効果で、介助してあげればトイレ迄歩いていくことや、便座に座ることもできるようになりました。
これで便意をコントロールできえばトイレで用を足すことが視野に入るのですが、それは簡単なことではありません。
排尿と便意の問題は腰椎の変形からきているようなので、手術しないと治らない可能性が大きいと思われます。そのためには、まず頸椎の手術をし、その後に腰椎の手術をしなければなりません。手術しても改善する保証はなく、かつ合併症のリスクを考えれば簡単には手術に踏み切れず、しばらく様子を見ざるをえません。
導尿カテーテルと紙おむつとは長い付き合いになることを覚悟しておいた方がよさそうです。
ただ、リハビリの効果で基本的な動作が少しづつできるようになってきており、それを今後の生活の中でどう活かしていくか、ケアマネさんや療法士さんと相談しながら検討していこうと思います。
あとは、車いすで外出することで精神面でのリフレッシュができればいいなと思っています。
いずれにしても、1か月前は要介護5になって、何もできないどん底の状況でしたから、少しづつ改善のきざしがみえてきたのは明るい材料です。
焦らず少しずつでも状況を改善できればと思っています。
在宅医療を活用した在宅介護でどこまでやれるか、チャレンジです。