リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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住民税非課税世帯は優遇されている

住民税非課税世帯は有利

私は妻と娘二人の4人で暮らしています。

娘二人は独身ですが、それぞれ勤めていて給与収入を得ています。

私は年金の繰り下げ受給待機中で、取得はありません。

妻は障害年金を受給していますが、税務上は非課税所得の扱いで所得は0です。

この場合、私と妻は住民税を課税されていませんが、娘は住民税を払っているため、世帯としては住民税非課税世帯の扱いにはなりません。

住民税が非課税となる基準は名古屋市の場合、下記の通りです。

名古屋市:市民税・県民税が課税されない方(非課税)(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

今までは特に気にしていませんでしたが、妻が要介護5になって介護サービスを利用するようになっって、介護保険について調べていると、住民税非課税世帯であるかどうかで結構扱いが違っていることに気づきました。

まず、介護保険料ですが、

www.kaigo-wel.city.nagoya.jp

世帯全員が住民税非課税だと19,928円で済むのですが、娘が住民税を払っていることから私自身は所得0でも67,753円の保険料を払わなくてはなりません。

また、介護サービスを利用する際、利用者負担の上限が定められていますが、これも市町村民税非課税世帯が優遇されています。

高額介護サービス費、高額医療合算介護サービス費、施設サービス及びショートステイを利用した場合の居住費、食費の負担上限がこれにあたります。

高額介護サービス費 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

高額医療合算介護サービス費 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

居住費・食費の利用者負担(負担限度額) | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

介護サービスは9月から利用していますし、今後ショートステイも検討しているので、負担上限が下がるにこしたことはありません。

この他にも、国民健康保険後期高齢者医療制度での高額療養費や入院中の食費について、住民税非課税世帯が優遇されています。

名古屋市:高額療養費(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

名古屋市:入院時の食事などの負担(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

高額療養費とは | 愛知県後期高齢者医療広域連合 (aichi-kouiki.jp)

入院時食事療養費とは | 愛知県後期高齢者医療広域連合 (aichi-kouiki.jp)

世帯分離という方法あり

とはいえ、娘二人とも結婚の予定はなく同居が続く予定であることから、我が家が住民税非課税世帯になることはないと思っていました。

ところが調べてみると世帯分離をすれば住民税非課税世帯とみなされる可能性がありそうです。

下記サイトで説明されています。

www.cocofump.co.jp

kaigo.homes.co.jp

www.news-postseven.com

問題は世帯分離をした場合、どこまで住民税非課税世帯とみなしてくれるかということです。

上記サイトをみると介護保険関係については世帯分離をすることで、住民税非課税世帯とみなされそうです。

健康保険の高額医療費についてはあまり記述がないので、もう少し調べてみようと思います。

世帯を分離する時は、世帯変更届の提出が必要です。

手続き自体はそれほど難しくはなさそうです。

www.city.nagoya.jp

私の場合はあと1年半で70歳になりますので、それからは年金を受給する予定で、世帯分離をしても非課税世帯としての恩恵を受ける期間はあまりありません。

ただ、世帯分離のディメリットもあまりありませんので、考慮の余地はあるかと思います。

これから65歳を迎えて年金の繰り下げ受給を考えておられる方で世帯内に働いている子息がおられる方は検討されてみたらいかがでしょうか。

また高齢のご両親と同居されている方も活用の余地はあろうかと思います。