年をとっても食費は減らない
下はヨミドクター(読売新聞)の記事で、シニア世代の食費の節約について触れています。
家計調査(2020年)で高齢者世帯( 65歳以上の夫婦1組のみの世帯)と50代の勤労者世帯の1か月の食費を比べたのが下のグラフです。
高齢者世帯になると収入は半分以下になるのですが、月間の食費は50代世帯の70,734円に対し高齢者世帯は65,804円とあまり減っていません。50代世帯は世帯人員が2.5人いますので、実質はあまり変わらないといえます。
年を取ると外へ出ることも少なくなるのか外食費は4割以上減っていますが、これを除くとむしろ増えています。
食事は命の源ですから、減らないのはある意味当然と言えます。
むしろ体力の問題等から外へ出て楽しむことはなかなか難しくなってきます。
食事は家で楽しめるイベントですから、年をとっても食事にお金をかけるのは必要かと思います。
私などは妻が倒れてから大半の時間を家で過ごさざるをえず、食事と晩酌が毎日の楽しみの時間です。
高齢者世帯の食費の内訳をみたのが下の円グラフです。
結構バランスよく購入されています。
我が家もそうですが、調理する時間は十分あるので、調理食品は50代と比べ2千円以上少なくなっています。
食品ロスを減らしつつ、食事を楽しもう
妻が倒れてから食事の支度は私の仕事です。それ迄も買物は私がしていましたが、妻ができる範囲は食事の支度をしており、冷蔵庫も妻が管理していました。
今は私が冷蔵庫の中身を管理していますが、正味期限の管理が甘く結構捨てるものがあります。安いと、ついたくさん買ってしまうのもいけません。
最初に掲載した読売の記事の通り、「どれだけ安く買うかより、買ったものを使い切り、無駄な買い物をしないことが大切」で、これにより無駄な食費を削減し、その分おいしいものを買って食事を楽しむことが重要と思います。
これから私が心掛けようとしていること(今もやっていることも多少ありますが)は
〇野菜、果物は3日以内に食べきれる量を買う。残る時は冷凍するか漬物に。~安いとついつい買ってしまいますが、無駄に冷蔵庫のスペースを埋めるだけです。
〇肉、魚で冷凍保存したものはそれぞれ3日分にとどめ、1か月以内に必ず食べきる。~ついついほったらかしにしてしまうことが多いので自戒を込めて
〇買い物は毎日こまめに~近所に食品スーパーが4軒あります。必要なものを都度買った方が無駄がありません。適度な運動にもなります。
〇かさばるもので、ある程度正味期限が長いものはカンバン方式で。~お米、醤油、サラダ油等は常時1袋(1瓶)を保存しておき、使いかけのものが無くなったら新しいものを買い足しすることにしています。
〇保存期間の長いものは、安い時にまとめ買いして備蓄~災害時の備えにもなります。
消費者庁のサイトが参考になります。
efforts_190305_0002.pdf (caa.go.jp)
私はレトルトご飯、野菜(トマト)ジュース、缶詰(サバ缶等)、水のペットボトル、カレー(シチュウ)ルウ、インスタントコーヒー袋、なべの素、インスタント味噌汁、インスタントスープを備蓄しています。
〇冷蔵庫は2日に1回、冷蔵庫以外に保管しているものは1か月に1回棚卸を行う~正味期限切れ防止のため。本当は期限リストを作っておくと便利ですが、メンテナンス(買った都度、使用した都度リストの修正が必要)が面倒なので、定期的に中身を確認した方が間違いないと思います。
こうしたことでムダな食費が節約でき、その分でおいしいお酒が買えるとうれしいのですが・・・