リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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妻をバーセルインデックスで評価すると

Barthel Indexって何?

妻が通うデイサービスセンターからBarthel Index(バーセルインデックス、BI)という評価シートを貰っています。

こんなシートです。

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ネットで調べると、「Barthel Indexとは、食事や着替えなどの日常生活の能力を評価する検査方法で、病院や介護現場で患者のADLを評価することを目的に使われています」とあります。

rehaplan.jp

ADLという言葉がでてきますが、日常生活動作を指します。

自立生活の指標:日常生活動作(ADL)とは | 健康長寿ネット (tyojyu.or.jp)

バーセルインデックスの目的は、本人が日常生活の中で「できるADL」を評価し、現状のADLの状態を簡単に把握することのようです。バーセルインデックスによるADLの評価では、環境や条件などは細かく設定されていないため、誰でも短時間で評価が可能で、点数で自立度がわかりやすいので患者や利用者の全体像の把握に役立つとされています。

採点方法も簡単で、100点満点で採点できるので見た目にも分かりやすい評価方法です。満点が100点であり全自立、60点が部分自立(カットオフ)、40点が大部分介助、0点は全介助と一般的にされています。85点以上を自立としています。

妻のBarthel Index評価は

では妻の現時点をBarthel Indexで評価するとどうなるか、私が採点してみました。

食事 

指の力があまりないのが難点ですが、スプーンとフォークを使い適当な時間内に自分で食事をとって食べることができます。   10点

車いすとベッド間の移乗 

ベッドから起き上がり座っていることはできますが、乗り移りに介助が必要です。    5点

整容(手洗い、洗顔、歯磨き、髭剃り、化粧の準備や動作)

全て介助が必要です。   0点

トイレ動作

トイレの出入り、ズボン・下着の上げ下げ、お尻を拭く、流すなどを自分でできるかが評価ポイントですが全て介助が必要です。  0点

入浴

浴槽に入る、シャワーを使う、体を洗う、頭を洗うといった動作が自分でできるかが評価ポイントですが全て介助が必要です。   0点

歩行

歩行または車椅子での移動に全介助が必要です。   0点

階段昇降

階段昇降には全介助が必要です。(介助しても無理)   0点

更衣(着替え)

上衣・下衣・下着・靴・装具全ての着替えに介助が必要です。   0点

排便

以前は全失禁でしたがリハビリにより「たまに便失禁がある」になりました。 5点

排尿

尿道カテーテルをつけており全介助が必要です。   0点

 

合計得点はわずか20点でした。

食事以外は介助が必要ですから、この結果は当然です。

だからこその要介護5の判定です。

それでもリハビリにより10点増えました。(ベッドの起き上がり、便失禁)

この先点数を上げていくのは容易ではありません。

ある程度のところで折り合いをつけるしかないと思っています。

あきらめてはいけないのでしょうが・・・