改めて介護費用を計算すると
妻が7月初めに倒れてからもうすぐ半年です。
妻の状態も落ち着いてきたので、介護費用を確認してみました。
〇介護機器レンタル料 3,600円
車いす(付属品を含む) 990円
介護用ベッド 1,710円
床ずれ防止マットレス 900円
〇訪問看護・リハビリ 11,943円
訪問看護(週2回) 7,389円
訪問リハビリ(週1回) 2,344円
緊急特別管理加算 1,074円
〇デイサービス(週1回) 10,162円
介護保険適用分 5,922円
食事代等 4,240円
〇訪問診療(月2回) 596円
医師居宅療養管理指導料(介護費用)のみ
在宅医療費7,555円は名古屋市負担
〇通院費(平均月1回) 7,000円
往復タクシー代
〇介護用消耗品 3,360円
リハビリパンツ(月40枚程度)2,880円
パッド(月40枚程度) 480円
以上合わせて36,661円となります。(うち介護保険適用分21,465円)
平均に比べれば我が家の介護費用は少ない
下記サイトによると、在宅介護の月額平均は7万8千円ですから、ほぼその半額程度で済んでいることになります。
妻は要介護5ですから、本来は平均より高くなりそうです。
上記サイトの中ほどに要介護3の人の介護費用のシミュレーションが掲載されています。
それによると、介護サービス費が27,048円、その他費用が35,000円の計62.048円となっています。
介護サービス費については、週もう1回デイサービスを増やせばほぼ同額になり、大きな違いはありません。
妻の場合は、その他費用があまりかかっていないのが、介護費用を下げるのに貢献しています。
一番の理由は身体障害者手帳3級を保持していることから、名古屋市の場合医療費の自己負担がなくなる(名古屋市が負担)ことです。
在宅医療の費用7,555円だけでなく、リウマチ治療のクスリ代も高額(特にエンブレル皮下注射は高い)ですので、助けられています。+
また、食事も家族と同じものが食べられる(消化の悪いもの、硬いものは避けていますが)ので、キザミ食等を用意しなくてもよいのも助かっています。
消耗品も、トイレで排便ができるようになりかつ回数も1日1~2回になったことから、紙おむつ、パッドの使用量も減少しました。更にお尻ふきやポリ手袋など毎日使っていたものも使わなくなり、費用削減に貢献しています。
お金よりも外出が制限されることが問題
在宅介護の費用は人それぞれのところはありますが、それでも老人ホームに入れるよりは格段に少なくてすみます。
問題は下記の記事にあるように、介助者の負担が大きいことです。
上記の記事では、
「要介護5ともなれば、ほぼ寝たきりの状態です。床ずれを防ぐために、30分に1回は寝返りを打たせなければならず、常につきっきり。介護する側はほぼ出掛けられないどころか、自分が食事を摂るひまもないほどです。(中略)一緒に暮らしながら介護をするには、想像を絶する労力が必要になる。」
と書かれていますが、私の負担はそこまで大変ではありません。
介護に要する時間は1日2時間もありません。慣れればそれほど大変な作業ではありません。介護サービスの利用や介護機器レンタルでかなり軽減されます。
問題は自力で歩けないため、日常生活の行為は全て介助がいります。そのため、外出時間は制限されます。私の場合は1回の外出は1時間以内、極力30分程度のしています。
1時間以上の外出はデイサービスの時と土日(娘が休み)くらいです。
在宅介護を選択した以上、そこは割り切るしかありません。
ただ、外出が制限されるということは、その分教養娯楽費や交際費にお金をかけることができません。旅行もイベント観覧もできません。
確かに介護の費用はかかりますが、それ以外にはそれほどお金を使いません。食費と水道光熱費くらいです。お金を使おうと思っても、使い道は限定されるのです。
自宅にいる時間はたっぷりあるので、介護の合間(結構時間があります)をみて自宅でできる楽しみを見つけ、そこにお金をかけようかとと思っています。
私の場合は10年以上在宅介護を続けなくてはいけませんので・・・