妻は長年関節リウマチと闘病中
妻が関節リウマチを発症して28年になります。
上記サイトには
関節リウマチは自分自身の体に免疫反応が起こることにより、関節の内面を覆っている滑膜かつまくに炎症が起こる自己免疫疾患です。滑膜に炎症が起こると、滑膜が増殖して周囲の軟骨や骨を溶かし関節に長期間にわたって炎症が起こるため、結果として関節が破壊され関節の変形、脱臼、癒合など体の機能に障害が現れることがあります。
とされています。
日本では人口の0.5〜1%がかかる比較的頻度の高い全身性免疫疾患で、男女比は1:3〜4であり女性の患者が多い病気のようです。
妻が要介護5の状態になったのも、全て関節リウマチに起因しています。
関節リウマチの薬物療法
関節リウマチの治療の主体は薬物療法です。
上記サイトには治療薬の種類と投与目的が図に示されています。
ただし、関節リウマチの薬物療法には感染症を始めとする副作用や、高価であることなどの問題点を抱えています。服用にあたっては専門医の指導が欠かせません。
関節リウマチの薬物療法|リウマチ情報ポータル|あゆみ製薬 (ayumi-pharma.com)
妻は大学病院の膠原病内科の先生に処方箋をだしてもらっています。
妻が使っている主なクスリを下記で紹介します。
〇非ステロイド性抗炎症薬~妻はペオン錠80というクスリを使っています。(毎日朝昼夕各1錠づつ服用、薬価14.3円)
炎症を抑え、痛みを和らげてくれます。
病気の進行を止めることはできないようです。
〇副腎皮質抗ホルモン剤(ステロイド)~妻はプレドニゾロン錠を使っています。(毎日朝夕各2錠づつ服用、薬価8.3円)
炎症やアレルギーを抑えてくれます。抗リウマチ薬の補助として用いられ、速効性のため日常労作を改善することができます。
ただし、ステロイドを長く使っていると、糖尿病や骨粗しょう症、白内障、感染症などを合併しやすくなります。
上記あゆみ製薬のサイトには副作用の図が描かれています。
このため、医師の指導により1回の服用数を1錠に減らしたことが何度かありますが、痛みがひどくなり、元に戻さざるをえませんでした。
〇抗リウマチ薬~妻はアラバ錠を使っています。(朝食後2錠服用、薬価126.3円)
関節のはれ、痛みを改善します。リウマチ治療の主体となる薬で、リウマチの免疫異常を調節したり、抑制することで効果を発揮します。
抗リウマチ薬としてはメソトレキセートが使われることが多いようですが、アラバでも同等の効果が得られるようです。
関節リウマチの新薬アラバ錠│リウマチ・関節センター【リウマチ膠原病内科部門】|診療科・部門|宇多野病院 (hosp.go.jp)
〇生物学的製剤~妻はエンブレルを使用しています。(週1回注射、薬価23,640円)
炎症性サイトカインのTNFα、IL-1、IL-6やT細胞などを標的として炎症を抑え、軟骨や骨の破壊の進行を大きく抑えることのできる薬です。抗リウマチ薬の効果が不十分な場合に用いられます。
高価なことが難点です。
妻は上記クスリの副作用防止等もありこの他にも下記のクスリを服用しています。
アルトバスタチン(1日2錠、薬価17.6円)~血液中のコレステロールを減らす
ランソプラゾール(1日1錠)、薬価19.3円)~胃酸の分泌を抑える
プログラフ(1日1カプセル、薬価240.2円)~免疫機能の異常を抑える
エディロール(1日1カプセル、薬価92.7円)~骨の量を増やし、折れにくくする
カルボシステイン(1日朝昼夕各1包、薬価9.4円)~痰や鼻腔炎の膿を出しやすくする
クラリスロマインシン(1日1錠、薬価23.1円)~細菌感染を治療
レバミピド(1日朝昼夕各1錠、薬価10.1円)~胃の粘膜を保護し、組織を修復
ダイフェン(1週間に2錠、薬価60.3円)~細菌感染を治療、肺炎を治療し発症を抑制
これだけクスリを服用しても症状は改善するどころか、徐々に進行しているのがつらいところです。
とはいえ、クスリを使用しなければ痛みに耐えられないですし、もっと早く病状が進行してしまうかもしれません。
クスリと共存しながら治療を続けていくしかありません。