年を取ると田舎の家は住みづらい
正月に母の兄弟のお宅に挨拶廻りをしましたが、どのお宅も古い建付けですから床が高くなっています。そして和室がほとんど。90歳くらいになると、さすがに住むのはしんどそうです。とはいえ、バリアフリーにするのは結構なお金がかかりそうです。
実家もその例にもれません。母も随分足が弱っており、転倒が心配な状況でした。
20年くらい前から和室にベッドを持ち込んでいましたが、最近はたった一部屋しかない洋室(元々は応接間)で過ごしていました。もし車いすが必要な状態になったら、自宅で介護するのは困難です。要支援の段階で老人ホームに入ってもらったのも、そうなる前の予防策という面があります。
我が家のバリアフリー状況は
我が家は4年前に購入したマンションです。部屋は全て洋室です。
下記サイトにバリアフリーの例がまとめられていますので、これを参考に我が家のバリアフリー度をチェックすると
玄関~マンションの入り口からエレベーターホール迄は平たんで、もちろん段差もありません。
エレベーター~車いす兼用エレベーターが設置されています。ミラーや車いすせんようかご操作盤の設備があります。乗降の際の段差もありません。
バリアフリー|オプション/機能向上:エレベーター|東芝エレベータ (toshiba-elevator.co.jp)
自室玄関~エレベーターを降りてから自室玄関まで障害物はありません。(通路に物を置くことは禁じられています。)
玄関から室内~全て平たんです。車いすの出入りの際は靴は片づけるようにしています。
上記の状況で、車いすで外出する際に段差はなく、気軽に外出できます。
トイレ~手すりを設置しています。車いすで妻をトイレに連れていきますので、ないと捕まり立ちができません。必須の設備です。
トイレの出入口やスペースが広いと車いすの操作に便利ですが、簡単には直せません。何とか工夫して対応しています。
洗面所~手すりを設置しています。立ち上がらないと手洗いできませんので、手すりは必須です。
浴室~手すりを設置し、扉は引き戸にし、介護用のシャワーチェアー(レンタル)を使っています。残念ながら浴槽には入れません(足が上がらない)ので、浴槽の手すりは開店休業状態ですが。
部屋の扉~二部屋は引き戸です。(購入時の仕様です)
キッチン~購入時の仕様はガスコンロだったのですが、妻が鍋やフライパンを持ち上げることができないとの理由で、入居時にIH調理器にしました。(横にスライドすることができるため便利)今は妻が調理をすることはありませんので、どちらでもかまいません。
廊下~もう少し幅があると車いすの操作が楽になるのですが、こればかりはどうにもなりません。車いすがコンパクトな仕様なので助かっています。
ということでバリアフリーに気を使って設計されたマンションなので助かっている部分が多いと感じています。
要介護5の妻を在宅介護できるのも、バリアフリーの恩恵があればこそです。
店もバリアフリー対応だと便利ですが・・・
最近車いすを使って妻と外食などを目的に外出する機会も増えてきました。
その際、気を付けているのが店のバリアフリー対応。
まず気になるのが出入口。段差があると入れません。店の人に頼めばスロープなどを出してくれるかもしれませんが、そこまでして入る気はありません。
その点大型ショッピングセンター内の店舗はバリアフリーなので入りやすいのが魅力です。
もう一つの問題が椅子。固定式の椅子だと車いすを降りなければなりません。通路の余裕があって車いすを置くスペースがあればよいのですが、狭いとどうしようもありません。
こちらから文句を言う筋合いはないので、バリアフリー対応のおいしい店をコツコツ探しています。