判定は身体障害者1級
12月初めに区役所に妻の身体障害者手帳の等級変更申請をしていました。
申請に至った経緯は下記ブログをご覧ください。
医師の意見は障害1級に相当 - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
年が明け、11日(月)にやっと区役所から通知が届きました。
どうやら等級変更は承認されたようです。ただ、新等級は書かれていません。
区役所に行って手続きをしないと教えてくれないようです。
翌日(12日)は妻がデイサービスに行く日だったので、私も持参書類を揃えて区役所へ。
早速新しい妻の身体障害者手帳が渡されました。
中を見ると
1級となっています。JR鉄道運賃の割引レベルも第Ⅰ種(従来はⅡ種)になりました。
医師の診断書が1級相当となっていたので、そのまま採用されたようです。
障害は体幹機能障害(2級)と両上肢機能障害(2級)と判断され、合わせ技で1級になったとの説明でした。
前の手帳の顔写真は10年以上前に撮影されたもので、体調の変化から今とは受ける感じが違います。看護師さんや訪問医さんに手帳を見せるとすぐに本人とは判別できなかったようです。手帳が変わることで、やっと最近の顔写真になりました。
タクシーチケットの交付
名古屋市では身体障害者2級以上になると、タクシー料金の助成が受けられます。
一乗車740円を上限として、実際にかかった金額が助成されます。月8枚、年間96枚を上限に交付されます。通用期間は3月31日迄なので、3か月分24枚が交付されました。
福祉特別乗車券(市営地下鉄、市バスが無料)との選択制なので、福祉乗車券は返却しました。
妻が倒れて以降、福祉特別乗車券は全く使用していないので、特に問題はありません。病院等に行くのにタクシーが必須なので、タクシー代の助成は助かります。
なおJR旅客運賃の割引種別が1種となったので、JR運賃・急行料金は本人、介護者(1名)とも5割引となります。こちらは妻の状態次第で、今すぐ新幹線等を使って旅行するのは難しそうです。
他に障害1級になったことで、検討すべきことは?
妻はもともと3級を保持していたので、医療費の助成等さまざまな恩恵を受けてきました。
今回1級となったことで新たに受けられることは上記タクシー代の助成くらいですが、
妻の状態から特別障害者手当、ホームヘルプサービスが検討の対象となりそうです。
特別障害者手当については、区役所で妻の状態を聞かれ「ベッドか車いすに常時おり、自力での移動や日常生活に必要なことは介護がないと困難」と回答したところ、申請手続きをさせてもらいました。
まだ申請段階ですので、受給できるかどうかは今後通知されます。
居宅介護等(ホームヘルプサービス)についても対象になるようで、区役所で居宅介護の状況について聞かれました。
対象となるのは介護士(ヘルパー)によるサービスで、現在妻が利用しているのは看護師によるサービスですから対象にはなりません。
介護保険でも居宅介護サービスを受けられますが、自己負担の金額が違ってきます。
今後ヘルパーによる介護を利用するかどうかは、ケアマネさんと相談して決めようと思います。
なお税法上では、身体障害者2級以上は特別障害者とされ、一般の障害者より多い所得控除が受けられます。(特別障害者控除)
同居であれば所得税で75万円、地方税で53万円が控除できます。
最後に障害基礎年金についても1級と2級の種別があり、妻は2級扱いですが1級になれば支給額が増えます。こちらの級は障害者手帳の級とは基準が異なりますが、手帳の級があがれば年金の級も上がる可能性がでてきます。こちらについては別途アップロードしたいと思います。