リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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保険契約の中身を確認する

自分の意思で入った保険ではないが

私が自分の意思で入った保険はほとんどありません。

保険はほとんど銀行で働いていた頃入ったものです。

銀行の関連会社に保険代理店があり、働いているのは銀行OBです。

OBから強く依頼されると断りづらく、やむなく入ったものがほとんどです。

生命保険は銀行の関連会社の保険代理店では扱っていませんでしたが、これも私の意思ではなく銀行(当時勤めていた支店)に意向で保険会社を勧められて入りました。

当時は預金集めが銀行の最も重要な業務で、生命保険会社が預金集めに協力してくれました。その見返りに若手行員が生命保険に入らされたという訳です。

おかげで銀行員時代は毎月の保険料負担が大きく、手取り給与が大きく減る要因となりました。

そんな経緯から保険の中身(保障内容)を確認せずに入った保険がほとんどです。

リタイアを機に保険内容を確認してみました。

生命保険(死亡保険)は相続財産として活用

今入っている生命保険は被保険者が私と妻の二つの積立型の保険です。

被保険者が60歳到達時点で保険料の支払いは終わっています。

こども3人は既に就職しているため、万一の際にも死亡保険に頼る必要はないので満期金を受け取ることもできますが、生活資金に困るような事態にならない限り、死ぬ迄保険契約は残しておくつもりです。

金額的には死亡時に受け取った方が得ですし、相続財産としては税務面で有利です。

人はいずれ死にますから必ず保険金は受け取れます。

なお、今加入している生命保険には医療特約が付随していますので、医療保険として利用しています。入院すると1日5,000円の給付が受けられます。毎年保険料(二人合わせ年48,450円)を支払っています。

80歳迄の年齢制限があり、それ以降は医療保険はなくなりますが、新たな医療保険に入るつもりはありません。高額療養費制度等を活用し、後は貯蓄で乗りきるつもりです。

実はそれ以外にも銀行の関係で掛け捨ての団体生命保険に加入していました。

こちらの方が保障金額もずっと大きく、万一の場合はこちらを頼りにしていました。

OBでも加入できたので、銀行を退職後も入っていましたが、リタイア時に解約しました。

保険料が年齢とともに上がるため、死ぬまで入っていても元が取れそうもないため、解約した次第です。

入っていてよかった介護保険

介護保険にも妻と私が加入しています。

比較的新しい保険で、商品が発売されたころ代理店の銀行OBに頼まれて加入しました。

保障内容は私は痴ほうのみ、妻は痴ほうと介護(寝たきり状態)です。私が入った頃は介護をカバーする保険はなかったと記憶しています。

私が被保険者の保険は痴ほう(認知症)状態になったら毎月15万円の保険金が受け取れます。(最長10年)保険金が支給されるハードルは高いですが、万一の際には家族に金銭負担をかけずに済みそうです。介護は付保されていませんので、健康に留意し運動を心がけておかねばなりません。

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痴ほうの認定基準

妻の保険は痴ほうないし介護(寝たきり)状態になったら、毎年100万円の保険金が受け取れます。こちらも保険金支給のハードルは高いのですが、現時点でも要介護の要件をクリアしています。介護状態が半年続くことが条件なので、3月に入ったら訪問医の先生に診断書を書いてもらうつもりです。(訪問医は昨年9月から契約)

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要介護状態の認定基準、妻は(1)に該当したうえ、(2)も①②④ができない状態

こちらは介護にお金と時間をかけていますので、保険が支給されるのを心待ちにしています。

内容もよく知らず義理で入った保険ですが、今思うと入っていてよかったと先輩銀行員に感謝しています。

がん保険は今も保険料を支払い中

がん保険は掛け捨ての保険で、今も保険料を支払っています。

毎月の保険料は2,480円で私(主)と妻(従被保険者)が被保険者です。

がんで入院したら1日15,000円(私)ないし10,000円(妻)の入院給付金が支払われる他、初めてがんと診断された時や通院時にも保険金が支払われます。

がんは死亡者数1位の病気で40万人近い方が毎年亡くなっています。

がんの動向 | 日本対がん協会 (jcancer.jp)

掛け捨てではありますが、若い頃入った保険なので(これも銀行OBに勧誘された)保険料負担は少なく、死ぬまでは入っているつもりです。