リタイアおじさんのシニアライフ

69歳、リタイア後は自適の生活ができると思いましたが、要介護5の妻を支える毎日です

老後に必要な資金は?

老後資金は2,000万円も必要か?

3年ほど前に話題になった老後資金2,000万円問題、最近はあまり話題になりませんが、気になる問題ではあります。

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ただ下の上記の記事にあるように、この試算の元になった家計調査の高齢者世帯の赤字額は縮まってきています。

news.yahoo.co.jp

昨年の家計調査(速報)で年代別に高齢者世帯の収支(経常収入-実支出)をみると65歳~79歳迄は赤字ですが、80歳以上になると収支は均衡しています。(下図)

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2021年家計調査より

年齢とともに収支が均衡してくるのは支出が減ってくるためで、娯楽関係の費用を収入に見合うように節約していけば早いうちに収支は均衡してくるように思えます。(下図は年代別の収入と支出です。)

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2021年家計調査より

そう考えると、必要な老後資金は収支の赤字に備えるというより、医療や介護などの不慮の支出に備えることが重要と思います。

医療と介護に備える

先ほどの週刊ポストの記事には、医療費だけで600万円、介護費だけで1000万円という数字がでてきます。

ただ、医療費には高額療養費、介護サービス費用は高額介護サービス費の制度があり、それぞれ自己負担の上限が定められています。

名古屋市:高額療養費制度について(暮らしの情報) (city.nagoya.jp)

高額介護サービス費 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

更に高額療養費と高額介護サービス費を合算した制度として高額医療合算サービス費という制度があります。

高額医療合算介護サービス費 | 介護・障害情報提供システム (city.nagoya.jp)

医療保険国民健康保険、被用者保険、後期高齢者医療制度)における世帯内で、1年間(8月から翌年7月)の医療保険介護保険の自己負担額を合算した額から世帯の負担限度額(年額)を差し引いた額が501円以上となる場合、その差し引いた額を、介護保険に係る部分については「高額医療合算介護サービス費」として、医療保険に係る部分は「高額介護合算療養費」として支給するという制度です。

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名古屋市のサイトより

高齢者世帯では一般世帯に該当するケースが多いと思いますが、その場合の合算限度額は年間56万円です。

とりあえず10年分560万円をみておけば何とかなりそうな気がします。

老人ホームの費用は

問題は老人ホームの費用です。

こちらに名古屋市内の老人ホームの相場がでています。

www.minnanokaigo.com

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上記サイトより

上記サイトを参考にすると月額14~18万円くらいで介護付き老人ホームに入ることはできそうです

介護付き老人ホームであれば、他に必要な費用は介護保険費用(介護度に応じて定額)と医療費ですが、先ほど触れた自己負担上限迄の費用を用意しておけばよいと思います。

仮に夫婦二人で月額16万円の介護付き老人ホームに入るとすると、高齢者世帯の平均収入が月額24万円(家計調査)ですから、8万円の不足が生じます。

下記記事によると介護付き老人ホームの平均入居期間は4年のようですから、 

8万円×12×4=384万円くらいは用意しておかねばなりません。

老人ホームに入居期間はどのくらい? | ハピネスプラス (okayama-roujinhome.jp)

実際には夫婦揃って老人ホームに入るケースは少なく、元気な方が介護が必要な方を自宅で介護するケースの方が多いと思われます。

その場合、介護度が高くなるまで自宅で介護すれば介護者の負担は大変ですが、費用負担は減ります。

あと、平均寿命からすると夫が先に逝って奥さんが残されるケースが多いと思われます。

仮に奥さんの年金が10万円とすると、月額16万円の老人ホームに入ると毎月6万円の赤字となります。4年間入所すると288万円が不足となります。

先ほどの医療・介護の費用と合わせ、2,000万円までは必要ないとしても、1,000万円くらいの資金は用意しておくにこしたことはありません。