2万円を切る補聴器を買いたい
昨日、母が入所している老人ホームから電話があり、母が19,800円(両耳分)の補聴器を買いたいと言っている旨の電話がかかってきました。
新聞広告を見て、これがいいとホームに申し出たようです。
母は今50万円くらいする補聴器を使っていますが、今一調子が悪いことは前から聞いていました。
50万円から2万円への切り替えはとんでもない値段差です。
私は補聴器については全くの素人ですが、これで役に立つのか不安があります。
老人ホームの施設長も価格が安いので機能的に心配のようで、さりとて2万円はそれなりの大金ですから私の了解を求めてきたようです。
母に電話が代わったので
「安物買いの銭失いになるかもしれないよ、大丈夫」
と言うと
「新聞を見て気に入った。どうしても買いたい。」
というので、やむなく了解しました。
そもそも母は耳が遠いのですから、私の電話の声もよく聞き取れません。長々話しても意思の疎通を欠いて、母が納得するとも思えません。
母としても集団生活をする中で耳が遠いと会話がスムーズに進まないので、藁にも縋る思いなのかもしれません。
その後、老人ホームの施設長が再び電話に出たので、注文の手続きをお願いしました。
母の入所している老人ホームは携帯電話も持込禁止ですから、テレフォンショッピングは当然自分ではできません。
それ以前に個人の所持金もありません。入所時に10万円をホームに預け、個人で使ったお金はそこから引き出す方式を採用しています。(預け金が少額になったら、また追加が必要です。)
高齢の入所者が多いですから、認知症が進んでいる方もおられるでしょう。自分でお金を管理できない方もでてきますので、金銭トラブルを避けるために、こうした対応を取っているのだと思います。
老人ホームの運営もなかなか大変だなと思う次第です。
補聴器の値段は大きなバラツキが
気になったので補聴器の値段について調べてみました。
失敗しない補聴器の選び方&お値段の理由 - Aigan STYLE(メガネ・めがね)
上記サイトによれば、
「一般的には耳あな型を選ぶと1台20万円前後、両耳使用なら40万円程度の費用がかかると言われています。さらに高性能を選べば1台50万円以上、両耳なら100万円以上となるものもあります。
日本補聴器工業会が2018年に調べたデータによると、補聴器購入者の1台あたりの費用は平均15万円でした。両耳購入なら約30万円と推定されます。内訳は10万円以上20万円未満が最も多く48%。次いで20万円以上30万円未満と5万円以上10万円未満がともに17%と出ており、両耳購入ならやはり6ケタの費用はかかりそうです。」
とあり、補聴器は結構値段がかかるようです。
一方価格COMのサイトでは
2022年3月 補聴器の人気商品ランキング - 価格.com (kakaku.com)
こちらには安い製品が並んでいます。
母が買おうとしているものも、この中にあるのかもしれません。
ただよく見ると、集音器とかヘッドフォンという言葉も出てきますので、補聴器とは若干ジャンルが異なるのかもしれません。
上記サイトによると、
1~5万円の補聴器は通信販売などで購入可能な商品(今回の母のケース)で、聴力に合わせた適切な調整ができず、応急的なものと考えるべきと書かれています。集音器の可能性もあるようです。
せめて5~10万円は出さないと、まともな補聴器は手に入らないのかもしれません。
とはいえ既に注文を済ませていると思いますので、当たりであることを祈っています。(期待はあまりしていませんが・・・)