リフィル処方箋とは何だ
4月1日からリフィル処方箋の取扱いが開始されるというニュースを見ました。
処方箋を使い回して薬が受け取れるようです。
上記サイトによると、
リフィル処方箋とは、一定期間内に反復使用できる処方箋のことです。これまでは医師が決めた日数分の薬をもらえましたが、リフィル処方箋は定められた期間内・回数内であれば同じ処方箋を使って、医師の診療なしで繰り返し薬をもらえる仕組みです。
と書かれています。
リフィル処方箋の概要は下記の通りです。
リフィル処方箋の総使用回数の上限は3回までです。
リフィル処方箋を発行してもらうには、医師が処方箋を発行する際にリフィル可欄にチェックを入れてもらいます。
リフィル処方箋を利用することのメリット、ディメリットは下記にまとめられています。
分割調剤の制度もある
リフィル処方箋と似た制度に分割調剤があります。
上記サイトには
分割調剤とは「医師の指示により最大3回に分けて調剤を行うこと」で、2016年度の診療報酬改定により実施が可能になりました。おもに「患者さまがお薬を服用するうえで、薬剤師のサポートが必要」だと医師が判断した場合に分割調剤として処方されます。
とあります。
リフィル処方箋との違いが分かりにくいのですが、下記サイトによると
分割調剤は、使用期限が短いなどの長期保存が難しい薬剤やジェネリック医薬品の使用に不安を抱く患者さんに対して、お試し期間を設けるために利用するものです。医師による分割指示は、1回目の調剤について指示通りに調剤を行い、2回目以降は患者さんの服薬状況などを確認し、処方医に対して情報提供を行った場合に算定できます。
リフィル処方箋は細かな制限がほとんどなく、医師がリフィル可にチェックを入れるだけで、利用条件内であれば普通の処方箋とほぼ同じように扱うことができます。分割調剤のように、交付日数や2回目以降の来局日などを考えて調剤日数を調整するなどの煩雑な作業は必要ありません。また、ジェネリックのお試し期間や長期保存が難しい薬剤は、薬剤師の判断で分割調剤が行えるのに対し、リフィル処方箋は医師の指示を受けて実施するところが異なる点です。
と書かれています。
素人にはわかりづらいところがあり、医師や薬局に相談した方がよさそうです。
妻の薬の処方の際、利用できそう
私はこのニュースを聞く迄、クスリを分割して受け取れることを知りませんでした。
妻の薬の受け取りの役立ちそうです。
妻は関節リウマチの薬を3か月に1回大学病院で診療を受けた後、処方箋を出してもらっています。
3か月分の薬の個数は2,210個にもなります。(他に自己注射分あり)
今はこれを大きな袋に入れて保管していますが、スペースを取るし管理も面倒です。
1か月毎に受け取れるのであれば、保管・管理も楽になります。
薬局は自宅の傍にありますので、取りにいくのは大した手間ではありません。
もっと面倒なのはエンプレル(自己注射)です。1週間に1回注射しますので、3か月で13本くらい使います。
冷蔵保存が必須なので、冷蔵庫のスペースを結構使います。古いものから使っていくので管理も大変です。
1か月毎に受け取れれば、いろいろメリットがあります。
次回の診療の際に担当医に相談してみようと思っています。リフィル処方箋を使うのか、分割調剤を使うのかは医師の判断に委ねようと思います。
なお、この制度を知らなかったことで、今後悔していることがあります。
経口栄養剤エンシュア。妻が食欲が減退した時処方してもらいましたが、途中で食欲が回復してきたことから副作用(下痢等)もあり、服用を中断しました。
残ったエンシュアをどうしよう - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
まだ161缶も残っています。
5月には賞味期限が切れます。あと2か月でエンシュアを必要とする場面はなさそうですから、処分するしかなさそうです。
分割調剤の制度を知っていれば、1か月ごとに分けてもらったのですが、後の祭りです。
貴重な資源をムダにしてしまったことを反省しています。