出来れば地下鉄を利用したい
マイカーを売却したので、妻との名古屋市内の外出はタクシーを利用することになりますが、ちょっと遠くに行くとなるとタクシー代もばかになりません。
市営地下鉄(名城線)の駅が近くにあるので、車いすで地下鉄に乗れれば助かります。
名城線は環状線になっており、市内の主要なスポットに行くことができます。
ただ名古屋駅には出られませんので、本山駅で東山線に乗り換えることになります。
名古屋市営地下鉄のバリアフリー状況は
車いすで駅から構内を経て、ホームに行くにはエレベーターが必須です。
地下鉄全87駅に、エレベーターでホームから地上まで移動できるバリアフリールートが整備されています。
乗換もエレベーターが利用できます。
地下鉄駅ホームで軌道への転落事故や列車との接触事故を未然に防止し、安全に地下鉄を利用できるように可動式ホーム柵が設置されています。名城線と東山線は全駅に設置されており安心できます。
車いすやベビーカーの使用者が直接通行できる幅の広い自動改札機も全87駅に設置されています。
多機能トイレも全駅に設置されています。妻は膀胱留置カテーテルを着けているので使用場面は少なそうですが、万一の場合は助かります。
駅毎のエレベーター、トイレ、可動式ホーム柵の設置状況はこちらにまとめられています。
エレベーター、トイレ及び可動式ホーム柵の整備状況.pdf (city.nagoya.jp)
車いすで地下鉄に乗った場合、車いすスペースがあると他のお客の邪魔にならず助かります。名古屋市営地下鉄の場合、135編成中112編成にスペースが設置されています。(下記サイトの質問11の回答に記載あり)
地下鉄について|名古屋市交通局 (city.nagoya.jp)
と、ここまでは問題はありませんが、最後に問題がでてきます。
ホームと車両の段差・隙間は改善途上
車いすで電車に乗り込むには段差や隙間が大敵です。
名古屋市営地下鉄の対策がこちらにでています。
ホームと車両の段差・隙間対策について|名古屋市交通局 (city.nagoya.jp)
車いすをご使用の方をはじめ誰もが円滑に地下鉄をご利用いただけるよう、駅のホームと車両の段差・隙間を縮小する取組を進めています。
とあり、まだ改善途上です。
上記サイトには駅毎のプラットホームと車両の段差と隙間の状況が示されていますが、目安値を満たす駅のホームはごく僅かです。
ホームと車両の段差が3cm以下(乗車率100~150%程度)、隙間が7cm以下が目安値となっています。
この目安は鉄道駅におけるプラットホームと車両乗降口の段差・隙間に関する検討会で示されています。
鉄道:鉄道駅におけるプラットホームと車両乗降口の段差・隙間に関する検討会 - 国土交通省 (mlit.go.jp)
名城線では、全ての乗降口で段差と隙間が小さくなるよう整備を行う計画が進められてており、令和3年度から各駅の1番乗降口・18番乗降口を令和4年6月末までに整備する目標で進められています。
もう少し待てば、名城線では駅職員さんの助けを借りずに車いすを押して電車に乗れるかもしれません。
いずれにしても今のところは
各駅には簡易スロープ板を配置しており、乗車駅の駅職員にお申し出頂ければ、簡易スロープ板を掛けて段差を解消し、車いすをご使用の方が乗り降りし易い対応をしています。(降車駅の職員が、同じ扉の前でお待ちしています。)
という案内に従い、駅職員さんに対応をお願いすることになります。
乗客の少ないウィークデイの昼間に体験乗車をしてみようかと考えています。
駅職員さんにはご迷惑をかけますが、よろしくお願いします。