リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 よろしければ上記バナーのクリックをお願いします

車いすで地下鉄に乗るためには

出来れば地下鉄を利用したい

イカーを売却したので、妻との名古屋市内の外出はタクシーを利用することになりますが、ちょっと遠くに行くとなるとタクシー代もばかになりません。

市営地下鉄(名城線)の駅が近くにあるので、車いすで地下鉄に乗れれば助かります。

名城線環状線になっており、市内の主要なスポットに行くことができます。

ただ名古屋駅には出られませんので、本山駅で東山線に乗り換えることになります。

f:id:koichi68:20220403130449j:plain

名古屋市交通局のサイトより

名古屋市営地下鉄バリアフリー状況は

そこで名古屋市営地下鉄バリアフリー状況を調べてみました。

www.kotsu.city.nagoya.jp

車いすで駅から構内を経て、ホームに行くにはエレベーターが必須です。

地下鉄全87駅に、エレベーターでホームから地上まで移動できるバリアフリールートが整備されています。

f:id:koichi68:20220403130404j:plain

本山駅のエレベーター(外)

乗換もエレベーターが利用できます。

f:id:koichi68:20220403130339j:plain

乗換用のエレベーター(本山駅)

地下鉄駅ホームで軌道への転落事故や列車との接触事故を未然に防止し、安全に地下鉄を利用できるように可動式ホーム柵が設置されています。名城線東山線は全駅に設置されており安心できます。

f:id:koichi68:20220403130355j:plain

可動式ホーム柵東山線本山駅)

車いすやベビーカーの使用者が直接通行できる幅の広い自動改札機も全87駅に設置されています。

f:id:koichi68:20220403130438j:plain

本山駅

多機能トイレも全駅に設置されています。妻は膀胱留置カテーテルを着けているので使用場面は少なそうですが、万一の場合は助かります。

駅毎のエレベーター、トイレ、可動式ホーム柵の設置状況はこちらにまとめられています。

エレベーター、トイレ及び可動式ホーム柵の整備状況.pdf (city.nagoya.jp)

車いすで地下鉄に乗った場合、車いすスペースがあると他のお客の邪魔にならず助かります。名古屋市営地下鉄の場合、135編成中112編成にスペースが設置されています。(下記サイトの質問11の回答に記載あり)

地下鉄について|名古屋市交通局 (city.nagoya.jp)

f:id:koichi68:20220403130315j:plain

車いすスペース(名城線

と、ここまでは問題はありませんが、最後に問題がでてきます。

ホームと車両の段差・隙間は改善途上

車いすで電車に乗り込むには段差や隙間が大敵です。

名古屋市営地下鉄の対策がこちらにでています。

ホームと車両の段差・隙間対策について|名古屋市交通局 (city.nagoya.jp)

車いすをご使用の方をはじめ誰もが円滑に地下鉄をご利用いただけるよう、駅のホームと車両の段差・隙間を縮小する取組を進めています。

とあり、まだ改善途上です。

上記サイトには駅毎のプラットホームと車両の段差と隙間の状況が示されていますが、目安値を満たす駅のホームはごく僅かです。

ホームと車両の段差が3cm以下(乗車率100~150%程度)、隙間が7cm以下が目安値となっています。

この目安は鉄道駅におけるプラットホームと車両乗降口の段差・隙間に関する検討会で示されています。

鉄道:鉄道駅におけるプラットホームと車両乗降口の段差・隙間に関する検討会 - 国土交通省 (mlit.go.jp)

001304066.pdf (mlit.go.jp)

001311131.pdf (mlit.go.jp)

f:id:koichi68:20220403130445j:plain

国土交通省のサイトより

名城線では、全ての乗降口で段差と隙間が小さくなるよう整備を行う計画が進められてており、令和3年度から各駅の1番乗降口・18番乗降口を令和4年6月末までに整備する目標で進められています。

f:id:koichi68:20220403130323j:plain

名城線本山駅(名城線)のホーム。対策が進んでいるようでした。

もう少し待てば、名城線では駅職員さんの助けを借りずに車いすを押して電車に乗れるかもしれません。

いずれにしても今のところは

各駅には簡易スロープ板を配置しており、乗車駅の駅職員にお申し出頂ければ、簡易スロープ板を掛けて段差を解消し、車いすをご使用の方が乗り降りし易い対応をしています。(降車駅の職員が、同じ扉の前でお待ちしています。)

という案内に従い、駅職員さんに対応をお願いすることになります。

f:id:koichi68:20220403130331j:plain

こちらは東山線本山駅のホーム。段差・隙間が目立ちます。

乗客の少ないウィークデイの昼間に体験乗車をしてみようかと考えています。

駅職員さんにはご迷惑をかけますが、よろしくお願いします。