リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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介護保険金を受け取った

痴ほう介護保険の請求が承認された

2週間ほど前に郵送していた妻を被保険者する痴ほう介護保険の請求が承認されました。

この保険は1995年に締結した保険(積立型)で、毎月の保険料は7,120円。25年間で振込保険料総額は2,136千円になります。

この保険、被保険者が65歳になる迄保険料を支払い、その後はコースを選択することになります。

B,C,Dを選択すれば、支払った保険料は利息が上乗せされて返ってきます。

ただ、妻は65歳時点で自力で歩くのもつらい状況で、近い将来介護が必要となる可能性が高く、Aを選択しました。

Aの保証内容は下の通りです。

約款所定の要介護状態になった時、介護一時金(1回限り)が100万円、介護年金が年額100万円支払われ、死亡した時に100万円支払われます。

寝たきりによる要介護状態とは下記に該当した場合です。

(1)ベッド周辺の歩行が自力でできないこと

(2)下記4項目中2項目以上が自力でできないこと

①衣服の脱着②入浴③食物の接種④大小便の排泄後の拭き取り始末

(1)(2)の状態が共に6か月以上継続したことが医師の診断書により証明された場合が該当となります。

妻は(1)及び(2)の①②④に該当しています。

下記が医師の診断書の介護の要否の部分です。

なお、診断書には原因となった病名や発症日も記載されています。

加入する1年前に妻は関節リウマチを発症しており、加入の際に告知事項に申告しています。もし、告知していないと、保険加入日以前に原因となる病気を発症しているため、保険金の支払いが拒絶される可能性が高かったと思います。きちんと告知しておくことが重要です。

今回入金となった保険金は介護一時金と、申告日迄の介護年金です。

今後の介護年金は診断書を添えて請求していくことになります。

保険会社の文書では1~6か月単位での請求となっていますが、直接保険会社に尋ねるともっと間隔があいても構わないとのことでした。

診断書1通6,800円かかりますので、次の請求は年末か年明けを考えています。

やむなく入った保険ですが、助かりました

この保険、銀行員時代に加入しましたが、私から進んで入った保険ではありません。

銀行の関連会社である保険代理店に勤める銀行員OBから頼まれて入った保険です。

先輩に頼まれると断り切れないにがつらいところです。

しかも、加入してから15年後くらいに会った時は

「あなたに勧めた保険は、保険金が支払われる状態と認定されることはまずないらしいことが判明した。申し訳ない。掛け金は満期時(65歳時点)に満額支払われるから、それで勘弁してほしい。」

と、謝られました。

結果的には65歳時点で保険金を受け取らず、介護保障を継続したことで介護一時金と介護年金を受け取れることになりました。

保険を勧めたOBも驚いているかもしれません。

妻の介護はずっと続くことを覚悟していますので、定期的に保険金が入ると助かります。まだ自宅介護ですから介護費用はそれほど掛かりませんが、状態が悪化して病院や施設に入らねばならない状況になると費用が格段に増えるので保険金が支えになります。

介護をしている私自身が体調を崩して介護ができなくなるおそれもあります。

けがの功名ではありますが、入っていてよかったと思います。

ただ、保険金が支払われるのは極めてレアケースであり、妻は不運にもそんな状況に陥いってしまったともいえます。

保険金が入るのは不幸中の幸いといったところでしょうか。

保険金なんかいらないから、妻が健康でいてくれたらどれほどよかったでしょうか。

とはいえ、現実と向き合っていかねばなりません。