妻の要介護認定の有効期間は7月末迄
妻は昨年7月に要介護認定申請(要支援から要介護への区分変更申請)を行い、8月末に要介護5と認定されました。
認定の有効期間は今年7月31日迄とされており、また申請しなければなりません。
下記厚生労働省のサイトによると、有効期間の基準は下記の通りです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/nintei/gaiyo4.html
(1) 要介護、要支援(新規)認定の有効期間:6ヶ月(市町村が必要と認める場合にあっては、3ヶ月から12ヶ月の間で月を単位として市町村が定める期間)
(2) 要介護、要支援更新認定の有効期間(要介護、要支援状態区分が更新前後で異なる):12ヶ月(市町村が必要と認める場合にあっては、3ヶ月から36ヶ月の間で月を単位として市町村が定める期間)
(3) 要介護、要支援更新認定の有効期間(要介護、要支援状態区分が更新前後で同じ):12ヶ月(市町村が必要と認める場合にあっては、3ヶ月から48ヶ月の間で月を単位として市町村が定める期間)
妻は(2)に該当しますので原則有効期間は1年ですが、市町村が認めれば3年迄延びる可能性もありました。妻は要支援2から要介護5に大きくアップしたので、1年の更新となったのかもしれません。
先日ケアマネージャーさんと更新の話をしましたが、来月初めには更新の案内が名古屋市から送られてくるようです。
自宅での認定調査(ヒアリング)はケアマネージャーさんがしてくれるようです。手続きもケアマネージャーさんがしてくれるので、こちらが何か手間を掛ける必要はなさそうです。
要介護度の変化はあるのか?
では更新審査により妻の介護度が変わるのでしょうか。
妻の要介護度は最上位ですから、上がることはありません。下がるかどうかです。
厚生労働省令が定める区分(要介護状態区分)は介護に必要な時間をベースに下記の通りとなっています。(上記厚生労働省のサイトを参照)
要介護1:32~50分
要介護2:50~70分
要介護3:70~90分
要介護4:90~110分
要介護5:110分以上
これだけだと分かりにくいのですが、下記サイトによると
要介護1~日常における複雑な動作の介助を要する
要介護2~食事や排せつなど、日常の基本動作においても介助が必要になり始める状態
要介護3~基本動作だけでなく全面的な介助が必要
要介護4~自力で生活することが難しく、全面的な介護が必要な段階
要介護5~介護なくしては生活が不可能な段階
と書いてあります。
妻の場合、全面的な介助が必要な状態であることから要介護3以上に該当することは確かと思いますが、レベル迄は私には判断できません。
ただ認定調査を受けた昨年7月と比べ、基本的にできる事は変わっていません。
食欲が戻ってきたのが当時とは大きく異なりますが、介護度には影響はあまりしないと思われます。
なお、私の介護負担は感覚的にはそれなりに減っています。
その理由は私自身が介護に慣れてきたというのが一番であり、妻の要介護度とは別の話かもしれません。
介護が必要な事項という観点では前回の認定調査時点ではまだ膀胱カテーテルを装着していません。当時よりも介護が必要なことが増えているという面もあります。
もし要介護度が下がると影響は?
ではもし妻の要介護度が下がるとするとどういう影響が出るのでしょうか。
まず介護サービスの支給限度額が下がります。
区分支給限度額(介護保険から給付される一か月あたりの上限額) :目黒区公式ホームページ (city.meguro.tokyo.jp)
妻は要介護5ですから支給限度額は月36,217単位です。
(サービスの種類によって1単位あたりの単価が異なります。1単位は約10円で、1割負担ですと自己負担は1単位当たり約1円です。)
それが要介護3になると、限度額が27,048単位に下がってしまいます。
妻は現時点で19,693単位分の介護サービスを受けているので、とりあえず問題はありませんが、今後新たなサービスを受けると余裕は無くなってしまいます。
一方で、デイサービスやショートステイでは介護度により料金が異なります。
妻の利用しているデイサービスの基本利用料金(7時間以上8時間未満、自己負担1割の場合)は下記の通りです。
要介護1 668円
要介護2 790円
要介護3 915円
要介護4 1,041円
要介護5 1,166円
妻が要介護3に下がると1回当たり251円、週1回の利用で月1,004円も安くなります。
まだ利用したことのないショートステイも介護度に応じて自己負担が増えます。
介護付き老人ホームや公的介護施設に入所して介護サービスを受ける場合も、介護度に応じて自己負担額が増えます。
ということで一長一短があり、じたばたせず自然体で介護判定を受けるしかなさそうです。