デイサービスで慰安ショー
昨日は妻の通っているデイサービスで慰安ショーが開催されました。
もちろん私は観覧できませんが、妻は随分楽しそうでした。
3月から職員さんが準備を進めてきたようです。
毎日の介護も大変なのに、職員さんもいろいろやることが多くて大変ですね。
ショーは一昨日、昨日と開催されたようです。
開催時間は1時間半、その間職員さんがメニューをこなしていきます。
妻が持ち帰ったプログラムがこちら。
なかなか充実したメニューです。
「つつけん、そして・・・」というのがありますが、筒状の持ち手に、玉(ボール)を乗せて遊ぶけん玉ゲームのようです。
落語はプログラムでは「時きしめん」と記載されていますが、実際には「寿限無」が演じられたようです。
演じられたのは女性職員の方(かなり上の地位の方のようです)ですが、高座名もあり、本格的な落語のようです。
このプログラムには記載されていませんが、罰ゲームとして「小梅太夫」の真似をした方もいるようです。結構うけていたようです
これも詐欺、あれも詐欺・・・
さて、プログラムの中に気になるものが「つつけん」と「落語」の間に・・・
詐欺の流行歌・・・これは何だ?
プログラムの裏面に歌詞が印刷されていました。
1979年に松坂慶子が歌ってヒットした「愛の水中花」の替え歌のようです。
ちなみに松坂慶子と私は同い年です。
原曲の歌詞はこちらに出ています。
原曲の冒頭
「これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛」と歌い始めるところを
「これも詐欺、あれも詐欺、たぶん詐欺、きっと詐欺」
と、歌い始めます
特殊詐欺の常套手段が替え歌の歌詞に散りばめられています。
結構よくできた替え歌だなと思い、ネットで調べてみると・・・
どうやら2017年京都府警察が作成したようです。
「あれもサギ これもサギ」 松坂慶子さんの替え歌で特殊詐欺防止 京都府警 - 産経ニュース (sankei.com)
京都府警のホームページにこの歌のことが掲載されています。
京都府警察では、高齢者に馴染みのある歌謡曲「愛の水中花」を原曲として、視覚と聴覚に訴える心に響く広報啓発媒体として京都府警察特殊詐欺被害防止替え歌「サギの流行歌」を作成しました。一度聞けばすぐに覚えられるインパクトのあるサビと、特殊詐欺のよくある手口を紹介した歌詞で構成されています。
と、上記サイトに掲載されています。
京都府警察では啓発のために多くの動画をYou Tubeチャンネルにアップしています。
この中に「サギの流行歌」がアップされています。
確かに印象的なサビとよくできた替え歌の歌詞です。
ただ結構歌いづらいメロディなので、デイサービスの職員の方も歌がうまいのかなと思います。
いずれにしても特殊詐欺の被害者は大半が老人です。
デイサービスでも啓蒙活動が欠かせないようです。
他の施設でもこの替え歌が歌われているのかな・・・