妻が倒れて丁度1年
昨年の7月8日に妻が倒れ、車いす生活となりました。
昨日で丁度丸1年が経過したことになります。
あまり嬉しくない記念日ですが、区切りの日ではあります。
本格介護の始まり - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
妻はその後、8月末に再び倒れ、その後10日ほど大学病院に入院しました。
退院後は膀胱留置カテーテルを装着し、訪問看護やリハビリ、訪問診療、デイサービスのお世話になり現在に至っています。
去年の今頃が一番大変だった
最初に倒れてから、次に倒れる間の1か月半くらいが妻にとっても介護する私にとっても一番厳しい時期でした。
妻は6月頃から急に体調を崩し、食欲もなくなりました。尿の出も悪くなりました。やむなく大学病院に行ったのですが、適切な治療方針は示されません。そんな中で妻が倒れたのです。
倒れてすぐいきいき支援センター(名古屋市の地域包括支援センター)に連絡をとり、介護区分の変更申請をしました。当時の妻の介護区分は要支援2、要介護の判定を取らないと種々の施策の恩恵を受けられません。幸い支援センターの尽力により車いすのレンタルはすぐできましたが、それ以外は介護度の判定を待って対応することになります。
7月21日に介護度認定のための実地調査が行われましたが、その後1か月近く回答がありませんでした。
その間に妻の体調が悪化、朝は何とか食べられるものの昼食、夕食はほとんど食べられません。
排尿障害が影響していたと考えられますが、全く尿がでない訳ではなく、そこ迄深くは考えていませんでした。
やむなく大学病院の関節リウマチ担当医に駆けつけ(本来は予約がないと診てくれませんが、予約なしで緊急で診てもらいました)、エンシュア(経口栄養剤)を処方してもらうことで、当座をしのいでいました。
要介護5の判定通知が届いたのは、調査から丁度1か月後の8月21日(金)夕方でした。
要介護5と認定された - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
やっと届いたので、週明けからケアマネさんと今後の方針について打ち合わせるつもりでした。
ところが、その翌日、妻が再び倒れてしまい、救急で大学病院へ。
本当は入院させたかったのですが、休診の土曜日ということもあり、膀胱留置カテーテルを着け、一旦自宅へ戻ることに。
ところが、尿バッグには血尿が溜まり、妻の状態が厳しいことが改めて判明しました。
妻が入院することに - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)
その後妻は10日間ほどの入院を経て自宅に戻りました。
ケアプランにより妻の体調は回復中
妻が退院しても、状態はあまり改善されていませんでした。
とりあえず排尿の問題はカテーテルを装着することで解決、血尿もなくなりました。
ただ、ベッドから自力で起き上がることはできません。
捕まり立ちすらできないためトイレが使えず、おむつもベッドでの交換を余儀なくされました。
この間、要介護判定が出ていたので入院中の10日間を利用して、ケアマネさんがケアプランを作ってくれ、退院と同時にケアプランが動き出しました。
介護用ベッドのレンタルにより、ベッドから車いすへの移乗やベッド上でのおむつ交換もしやすくなりました。
訪問看護と訪問リハビリも退院翌日から対応してくれるようになりました。(訪問看護師は当初2週間は毎日着てくれました。
その後、訪問医の来訪(10月から月2回)、デイサービス通い(11月から週1回)も始まり現在に至っています。
ケアプランの効果から、やがて妻はベッドから自力で起き上がれるようになり、支えてあげれば少しづつ歩けるようになりました。トイレで用足しができるようになり(もちろん介護はいりますが)ベッドでのおむつ交換もなくなりました
食欲もしだいに回復、エンシュアの服用もなくなり、普通に食事ができるようになりました。
おかげで私の介護負担も随分軽くなりました。
今では週1,2度は外食に出かけています。
妻も体調回復とともに、表情も明るくなりました。
残念ながら、歩けなくなった原因が関節リウマチに起因していることや、カテーテルを常時装着していることから、今後も車いす生活が続くことは覚悟せざるをえません。
その中で1日1日を楽しんで暮らしていければと思っています。