毎日妻の排尿量を記録
妻は8月の終盤から膀胱留置カテーテルを装着しています。
排尿がうまくできないためです。
装着する前は1日中殆んど尿が出ないこともたびたびありました。
この影響か、食欲が著しく減退、体調の悪い日が続いていました。
カテーテルを装着することで排尿の問題は解決され、食欲もしだいに回復、体調も改善に向かいました。
カテーテルの尿バッグ(バルーン)には目盛が印刷されており、尿の排出量が一目で判ります。
訪問看護師さんからは毎日の排尿量を記録しておくよう指示されています。
尿バッグは朝と就寝前に中身を捨てており、その都度排尿量を記録することにしました。
9月の上旬から記録を付け始めましたが、昨年の排尿量が下記グラフです。
当初は1日500cc程度しか排尿量がなく、看護師さんからは妻にもっと水分を摂らせるよう指導されていました。
下記サイトによると1日当たりの排尿量は健常者で1,200~1,500cc、高齢者では1,100cc~1,200ccとなっています。
500ccというのは確かに少なく、こまめに水分補給をすることを心がけてきました。
その成果もあり、昨年12月頃から排尿量が1,000ccを超え、平均が1,500ccくらいになりました。
健常者の平均と比較しても高い数字で一安心というところです。
その後も排尿量が増え続け、3,000cc超えた!
その後も水分補給には気を遣ってきたのですが、妻の排尿量も目に見えて増えてきました。
4月を過ぎると2,000ccを超えるのも普通となりました。
その後も排尿量は増え続け、7月8日にはついに3,000ccを突破、7月10日には過去最高の3,800ccになりました。
こちらが昨年9月からの排尿量のグラフです。
排尿量がいかに増えているかお分かりと思います。
最近も3,000cc前後で推移しています。
朝、妻を起こすと既に尿バックが2,000cc前後あり、バッグがパンパンの状態です。
尿バッグの目盛は2,500cc迄ありますが、1,000ccくらいで捨てるのが望ましいようです。
尿を溜めすぎると尿の重みで装具に負担がかかり、剥がれや尿漏れの原因になるおそれがあるようです。
昼間であれば私が頃合いをみて捨てられるのですが、妻が寝ている夜の間に2,000ccも排出されても、どうにもなりません。朝起きてから捨てるしかありません。
私も当然寝ていますが、時々起きて様子を見ることはできます。ただ、尿を捨てるには妻を起こして車いすに乗せてトイレ迄行かねばならず、せっかくよく寝ているのを無理に起こすのもどうかとと思っています。
排尿量が多いのは問題か?
そもそも1日に3,000ccも排尿があって問題はないのでしょうか?
こちらのサイトでは1日の排尿量が2,500ccを超えると多尿と呼ぶようです。
妻の現在の状態はまさに多尿に該当します。
上記サイトでは腎臓病や他の病気が原因で多尿になることがあると記載されています。
ただ多尿自体が病気であるとは書かれていません。
必要に応じて血液検査や尿検査を受けることが推奨されていますが、妻は関節リウマチ治療のため1か月半の間隔で両方の検査を受けており、特に指摘は受けていません。
それでも多少気になったので、訪問看護師さんに相談すると
「排出量に見合った以上の水分を補給しているのであれば問題ない」
との回答でした。
訪問医の先生にしても
「水分補給に起因しているのであれば心配することはない」
との回答でした。
妻の水分補給量を測定している訳ではありませんが、大量の水分を摂取していることは間違いありません。この1年近く水分補給を指導されてきたことから妻は頻繁な水分補給が習慣となりました。
更に暑い夏の到来により熱中症対策として水分補給が叫ばれていることから、ますます飲む水分の量が増えてたというところです。
とはいえ、無理に水分を補給している訳ではなく、体のリズムに合わせて水分を摂取している状況です。
飲んでいるのは殆ど水道水(冬はお湯)で、コーヒー(妻は大好きですが)は1日1~2杯にとどめ、ジュース類も1日1杯程度で体に悪いもは極力避けています。
当面は水分摂取量を抑えることはせず、排尿量をチェックして、問題があれば訪問医や訪問看護師に相談しようと思っています。(こういう時に定期的に訪問してくれる看護師や医師がいるのは助かります。)
排尿量が少ないと言われて水分摂取を増やしてきたのに、今度は排尿量が多すぎて悩むはめになるとは・・・
妻のこととはいえ、健康管理は難しいものです。