リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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母が老人ホームへ入ったことによる費用の増加は?

母の老人ホームの費用は

母が老人ホームに入所して9か月を経過しました。

8月上旬に老人ホームに顔を出して以降、私自身がコロナに罹患したこともあり会いに行ってはいませんが、元気に過ごしているようです。

入所当初はよく老人ホームから電話がかかってきましたが、最近は全く音沙汰ありません。老人ホームから送られてくる請求書を見ても、訪問医の診療費しか医療費が記載されていません。6月迄は病院に通院していましたから、その後は健康状態に異常はないようです。

母の生活が落ち着いてきたところで、老人ホーム入での費用と入居前の費用を比べてみました。

老人ホームの毎月の費用は

入居費(食費を含む)129,000円(入居時より5,000円ほど下がりました)

介護保険負担分15,000円(要介護3になって増えました。老人ホームからの請求額は24,501円ですが、高額介護サービス費の申請により自己負担は15,000円となります。)

医療費(薬代を含む)833円(老人ホームの訪問診療医への費用だけで薬代を含め3,300円ほどかかりますが高額医療・介護サービス合算療養費の申請により自己負担は833円となります。)

※母の合算限度額は年19万円、毎月介護保険を上限一杯使うと15,000円×12=18万円となり、年間の医療費自己負担は1万円(月833円)が上限となります。

雑費(老人ホームでの雑品購入費)5,000円(これでも多いくらいです)

以上合わせると月149,833円となります。

今後、母の介護度が上がったり、病気等で入院する可能性もありますが、高額介護サービス費や高額医療費を活用すればこれ以上負担が増える可能性は低いと思っています。

なお、母が老人ホームに入ったことで実家が空き家となりましたが、電気、水道、NHKの契約は残っており月7,000円くらいを私が負担しています。

今までの生活費と比べると

老人ホーム生活前の母の生活費は、預金通帳などから推測すると

食費等  1,176千円(月98千円)

電気料          101千円(月8千円)

水道料            37千円(月3千円)

電話料            22千円(月2千円)

NHK                24千円(月2千円)

の計年間1,360千円(月113千円)くらいだったと思われます。

食費等の中には週2回のデイサービスの費用が入っています。(当時母は介護認定を受けていませんでしたが、日常生活支援総合事業の事業対象者ということでデイサービスを利用していました。)

介護予防・日常生活支援総合事業の事業対象者とは? | 介護事業お役立ちコラム (nippku.com)

母が老人ホームに入ったことにより

支出は昨年迄より44千円増えました。(150千円-113千円+7千円(電気代等の私の負担分))

その分24時間体制で看護が提供され、定期的に訪問医の診断も受けられます。

3度の食事やお風呂にも入れてくれます。

病院への通院も看護師が連れていってくれます。

段差と寒暖差のある実家で一人で暮らすことの危険を考えれば、このくらいの負担増であればかなり安く済んでいると言えそうです。(田舎の老人ホームなので、居住費が安いのが効いています。)

何よりこちらが安心できるのが一番です。

なお、母の収入は年金と給付金を合わせ月39,923円(社会保険料控除後)で、毎月私が3万円を補助していました。

それでも月43千円は赤字で、その分は貯蓄を取り崩していました。

今は赤字は11万円(15万円-4万円)に増えましたが、私の負担は月3万円の補助が無くなり、実家の電気代等の負担(7千円)だけで入居前より23千円減っています。

母があと5年長生きすると母の貯金が無くなり私が負担することになりますが、それはそれで幸せなことかもしれません。