マイカーを売って半年が経過
マイカーを売ったのは今年の3月末、それからは車を運転することはありません。
妻が倒れたのが1年前で、それ以降はほとんど車を運転しなくなっていましたので、実質的には1年以上車を運転しない生活が続いています。
前の会社に勤務している時は車通勤で1か月に1,000km以上運転していました。
それを考えると隔世の感がありません。
もっとも運転免許証を返納した訳ではありませんから、レンタカーやカーリースを利用すればまだ車を運転することはできます。
ただ、どうしても運転が必要な場面には遭遇していません。
通勤以外で今まで車を使っていたのは買い物と外食です。
買い物は近場でできますし、私もリタイアしているので纏め買いも必要なく、車の必要性は感じません。
外食もなるべく車いすで行ける範囲の店に行くことにしています。たまに都心の店に行く時はタクシーを利用しています。行ける店に限りはありますが、行きつけの店に行く方がバリアフリーの状況も分かっているので安心して利用できます。
時々母のいる老人ホームに見舞いに行きますが、この時はさすがにマイカーを運転した方が便利と感じることはあります。ただ電車を乗り継いでも行けますので、マイカーが絶対必要という訳ではありません。母の見舞いに行くのは2か月に1回くらいですので、そのために車を保有するのも合理的ではありません。
車を運転すると交通事故を引き起こす(遭遇する)可能性もあり、公共交通機関を利用した方が気楽です。
車売却後の交通費は?
マイカー売却後の我が家の1か月毎の交通費が下のグラフです。(5月に旅行に行っていますが、こちらは教養娯楽費に含めています。)
月によって変動はありますが、この6か月の平均は9,652円と何とか1万円を切っています。
交通費を使うのは妻の通院、母の見舞い、及び外食です。
この半年での内訳が下のグラグです。
通院は妻を大学病院に連れて行く際のタクシー代です。この6か月で丁度6回の通院があり1往復平均4,387円のタクシー代がかかっています。
次が母の見舞いで平均2,928円かかっています。公共交通機関を乗り継いでいきますが(3回乗換があります)、費用は割引切符を利用して往復3,360円かかります。車を使えば移動時間は短くなりますが(高速道路が渋滞しなければ)、費用は高速代・ガソリン代を合わせ6千円くらいかかりますので、公共交通機関を利用した方が安くあがります。多少時間がかかるのと乗換の手間が難点ですが、時間は正確ですし、眠りながら移動ができますから安心です。年を取ったらこちらの方がよいと感じています。
最後が外食のタクシー代で、月平均2,337円使っています。ついでにデパート等で買い物もできますから、この程度であれば問題ないと思っています。
妻との移動はタクシー、私だけでの移動は公共交通機関で
我が家の交通費を利用交通機関別にみたのが下のグラフです。
タクシー代が7割を占めています。妻との移動は基本タクシーを使っています。地下鉄の利用もできなくはないですが、駅員さんにあまり負担を掛けたくないので使っていません。なお妻が障害1級で名古屋市から1乗車740円の割引チケットを支給されており(年間96枚支給)助かっています。
電車賃は母の見舞いの際のものです。(私だけの移動なので)
なお、妻のデイサービスの日などに私が単独で出かける際は地下鉄やバスを利用しています。この場合は敬老パスを利用するので費用の負担はありません。
敬老パスは他の都市でも発行されていますが、名古屋市のパスはICカードで、自動改札で他の交通系カードと同様にタッチして使えます。名鉄や近鉄なども名古屋市内の乗降ならば乗車賃は無料で結構便利です。
(横浜市の敬老パスは自動改札が使えないようです)
車を持っていた時より交通費は減少
ちなみにマイカーを保有していた時は下記の維持費(月額)がかかっていました。
駐車場代 5,000円
自動車保険 5,409円
自動車税 3,292円
合わせて月13,701円が持っているだけで掛かっていました。マイカーを手放してからの交通費が月1万円程度で済んでいますから、これだけでも家計の節約になっています。
更にマイカーを運転するにはガソリン代もかかります。月300kmくらいの走行でも5千円くらいのガソリン代がかかります。
そもそも車は高価な持ち物です。買い替えとなれば、多額の出費となります。
下のグラフは家計調査年報でみた世帯主の年齢別の交通費の額です。
60~70歳の世帯でも月26,022円もの交通費(大半は自動車関係費)の支出があります。
それが70歳以上になると支出は一気に半減して12,242千円にまで下がります。我が家の交通費とほぼ同水準になります。
車がないと生活できない地域もありますので(実家も車が必須です)シニア世帯は車がいらないとは言い切れませんが、ほどほどの年齢になったら車を手放すことを検討されてはいかがでしょうか。