リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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車がなくても・・・

ノーカー生活、丸1年

去年の3月末に車を売りノーカー生活となって1年が経過しました。

妻が車いす生活になり、運転する機会がほとんど無くなりました。

妻を車に乗せるのが大変です。タクシーなら私だけでなく、運転手さんのサポートも受けられますが、自分ひとりでは簡単ではありません。

また私一人で車で外出しようにも、妻の介護のため30分程度しか外出できません。立体駐車場への入れだしの時間も考えると近場の店に歩いて行った方がはるかに効率的です。

そんな訳で車を売ってしまいました。

 

koichi68.hatenablog.com

車を売ったことで交通費は半減

イカーがないと、ごく近距離(歩ける距離)以外は公共交通機関を使うしかありません。その都度費用がかかります。そこで車を持っていた時と、車を売ってからの交通費を比べてみました。

まず、この1年間(2022年4月~2023年3月)で我が家の交通費(旅行費用は除く)がいからかかったかというと

タクシー代   75,350円

電車代           24,630円

の計99,980円です。ほぼ10万円ということになります。

うちタクシー代は妻の大学病院往復の費用が45,640円、外食するために利用した費用が24,630円となっています。

電車代は母の老人ホーム見舞いのための費用が全てです。(5回)

これに対し、車を持つことでこれまでかかっていた費用はというと

駐車場代     60,000円(立体駐車場の4階なので格安です)

自動車保険 64,900円

自動車税     39,500円

の計164,400円が固定費として車を持っているだけでかかります。

この他に高速道路代(母の見舞いに5回行っていますので、これだけで22,900円かかります)やガソリン代、メンテナンス費用(定期点検、オイル交換等)を加えると年間20万円以上の費用がかかります。

車を持っている(年間20万円)方が、車を持たない場合(年間10万円)に比べ倍の費用(交通費)がかかっていることになります。

車の購入費用を無視しても、コスト面では車を売った方が断然有利ということになります。

特に私の場合は敬老パスを使えば市内の公共交通機関が無料で乗り放題、妻とタクシーを使った場合は福祉タクシー利用券での割引(3月迄は1回740円、今月からは840円)があることで助かっています。

車が無くても生活に不便は感じない

では車は売ってしまって何か困ったことがあるかと問われると、それで困ったことはありません。

もちろん車があればいいなと思うこともあります。

妻と郊外の観光スポット(ジブリパーク等)や飲食店に行くには車がないと不便です。電車を乗り継ぐと駅員さんの手を煩わせますし、タクシーでは結構な費用がかかります。

ただ、そこまでして観光スポットに行っても、車いすでは行動が限られ楽しむのに限界があります。外食は歩いて行ける店を使えば済みます。(バリアフリーの状況も分かっています)

また、母の見舞いについては車を使った方がドアツードアで行けますので、時間もかからず便利です。電車だと乗換が3回もあります。

ただ、高速道路を使うと事故の心配があるのに対し、電車なら眠って行けます。(必ず座れます)時間はかかりますが、渋滞等で遅れる心配はありません。費用も高速道路を使うより安くあがります。電車は電車の良さがあります。

あと、重いものを買う時やまとめ買いをする時は車があると便利です。

これについては通販や宅配(配送料はかかります)を利用することで対応できます。食料品については、まとめ買いせず毎日買いに行っています。この方がムダな買い物をすることなく、賞味期限切れも防げます。また重いもの(お米など)については車いすに乗せて運ぶという裏技もあります。

ということで私の場合は車がなくても、この1年間特に不便は感じませんでした。

これは私が便利な場所に住んでいることが大きいと思います。歩いて10分以内の範囲にスーパーが4軒、日用品店が1軒あり、車がなくても買い物には不自由しません。自宅から地下鉄の駅迄は歩いて7分程度ですので、電車の利用も楽です。

もし実家(浜松市内ではあるが田んぼが広がる田舎)に住んでいたら、車無しでは生活できません。そういう意味では都会生活のありがたみを感じています。