リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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妻を浴槽に入れて入浴させるには?

デイサービスの浴槽が壊れた!

妻がデイサービスに行く楽しみの一つが湯舟に浸かれることです。

妻が通う施設では車いす生活を送る人でも湯舟に浸かれる特殊浴槽が備えられています。現物を見たことはありませんが、妻の話を聞くとチェアー浴(キャスターが付いた専用の椅子に座った状態で入浴する)と呼ばれるもののようです。椅子ごと浴槽に入るタイプで安定感があるようです。

ところが3週間ほど前に施設の特殊浴槽が壊れてしまい、ここ3回はシャワー浴での対応となったようです。施設は新しい浴槽を購入するとのことですが、導入まではもう少し時間がかかるようで、しばらくはシャワー浴になりそうです。

訪問看護の際も湯舟につかることを検討したが・・・

昨年冬、我が家での訪問看護でも湯舟に浸かるように検討したことがあります。

訪問看護の際の入浴は、従来からシャワー浴です。

浴槽に入ろうにも、妻の足が上がりません。

また浴槽内で妻が安定した姿勢を保つことができません。

そうした中、訪問看護師さんから湯舟に浸かって入浴したらどうかという提案がありました。リハビリにより妻の足が従来より多少上がるようになったので、看護師さんが湯舟に入るのをサポートしてくれるとのことです。

元々、我が家の浴室には介護用の手すりをたくさん付けてあります。妻は車いす生活になる迄は、この手すりを使ってお風呂に入っていました。

看護師さんはこの手すりを有効活用して浴槽に入れてくれるようです。

そのためには浴槽台という補助具が必要とのことです。浴槽台は、浴室の踏み台や、浴槽内での椅子として使う入浴介護用品です。浴槽が深く、足が届かない場合や、浴槽をまたぐときに足を高く上げなければならない場合などに 浴槽台を使うと、浴槽への出入りが楽になるようです。手すりと合わせて使うと更に便利なようです。またお湯に浸かる時、浴槽台を椅子として使うと、立ち上がりがしやすくなるとのことです。

早速、介護用品をレンタルしている業者へ電話してサンプルを持ってきてもらいました。使い心地を確認してみようという訳です。なお、浴槽台はレンタルではなく買い取りとなります。価格はカタログを見ると2万円台が多く、介護保険を使えばさほど負担はありません。

業者が持ってきてくれたのはこちら.。

脚の高さは調整できるようです。(12cm~20cm、18cm~26cm等)

ただ、高さが低いと足が伸びないためうまく座れません。両脚に人工関節が入っているため曲がる角度が制限されます。

高くすれば何とか座れそうな気がしますが、上半身のかなりの部分が湯舟から出てしまって本来の目的を達成できません。

もう一つの問題は膀胱留置カテーテルを装着していることです。尿バッグを湯舟に浸ける訳にはいかず浴槽の外に置く必要がありますが、膀胱より下にバッグを置かねばなりません。看護師さんが工夫してくれるようですが、かなり手を煩わせることになりそうです。

ちなみにデイサービスでは尿バッグをビニール袋に入れ、介護士さんが手に持っているようです。ただ家庭の風呂で同じことをするのは難しそうな気がします。

また、湯舟に浸かるためには風呂を沸かさねばならず、すのための水道代やガス代がかかります。

最終的には妻の判断に委ねましたが、妻はそこまでして湯舟に浸かりたいとは思わないとの意向で、この話は無くなりました。

という訳で妻が浴槽に入って入浴できるのは週1回のデイサービスだけです。

早く新しいチェアー浴槽が入るよう妻とともに祈っております。