リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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貸金庫の利用を続けるべきか?

全自動貸金庫は便利

私は長い間、貸金庫を使っています。

銀行員時代から使っていますので、かれこれ30年以上になると思います。

貸金庫との関わりはもっと長くなります。一番記憶に残っている出来事がこちらの記事です。

 

koichi68.hatenablog.com

貸金庫には全自動型、半自動型、手動型があり、私が利用しているのは全自動型です。(ちなみに上記の記事に出てくるのは手動型でかつ旧式のものです。)

一つの支店で貸金庫の種類が選べる訳ではなく、支店毎に貸金庫の種類が決まっています。全自動型の貸金庫を利用しようとすると、全自動型が設置されている支店を探して申し込まなければなりません。ボックスの大きさや料金も支店によって異なるので注意が必要です。

私が利用している全自動型の貸金庫は専用のカード(キャッシュカードと似ています)で貸金庫室の専用ブース(個室)に入り、専用カードを読み込ませて暗証番号を入力すると自分専用のボックスが出てきます。その後は自分専用の鍵を使ってボックスを開けて中身の出し入れをします。カードと暗証番号と鍵が揃わないとボックスが開けられないので、セキュリティは万全です。銀行の窓口に顔を出す必要がなく(最近では予約を求められます)、気軽に利用できるので便利です。

コスト面では金庫を買った方が安上がりだが

4月は私の貸金庫の利用料の引き落とし(年払い)があります。料金は22,400円です。

今まではあまり気にしていませんでしたが、それなりに高い料金です。

10年も借りていれば22万円にもなります。

amazonで調べると、年間使用料と同じくらいの値段で指紋認証式の家庭用金庫が買えます。テンキー式であれば1万円台でもそれなりの金庫が買えます。

実は実家にも金庫があり、暗証番号は母から聞いています。ただし、中には大したものは入っていません。預金通帳は私が預かっています。父の存命中は不動産の権利書が入っていましたが、私が相続したので空の権利書になっています。

今も空き家の実家に金庫が置いてありますが、盗まれても損害はありません。実家の金庫を我が家に持ってきてもよいのですが、運ぶのが大変なのでそのままにしています。今度実家に行った時に、金庫の中身を確認してみようとは思っています。

安全を考えると貸金庫

私が貸金庫に入れているのは預金通帳、不動産権利書(登記識別情報)、保険証券、実印(あまり使うことがないので)といったものです。それほどかさ張る訳ではありませんから、自宅に金庫を買っていれておくことも可能です。

ただ、家庭用金庫は盗難に対し万全ではありません。

私が勤めていた会社は大型の金庫(冷蔵庫くらいの大きさです)を使っていましたが、扉を開けられ中に入っていた重要物が盗まれたことがあります。(私の入社直前の事件です)中には総額数千万円の受取手形と数十万円の手形が入っていました。法的措置を講じたので手形は換金されませんでしたが、弁護士を使ったりして大変だったようです。それ以後は警備会社のシステムと連携して盗難防止対策をしていました。(夜間に金庫に触れると警備会社に通報されます)

家庭用の金庫なら犯罪のプロなら簡単に開けられてしまう可能性がかなりあります。

たとえ金庫を開けられなくても、家庭用金庫は動かせないほど重くはなく、金庫毎盗まれるおそれがあります。

盗まれたといっても今は多額の預金の引き出しや不動産登記は本人確認が厳重ですから、すぐに対応すれば損失は最小限に抑えることができます。ただ、その後の手続きは煩雑です。不動産登記識別情報に至っては再発行されません。

その点貸金庫なら盗難のおそれはありません。耐火設備なので火災の心配もいりません。地震については何ともいえませんが、銀行の建物(特に金庫室)は頑丈にできているので何とかなりそうな気がします。

貸金庫鍵や貸金庫カードを紛失しても、時間はかかりますが再発行可能です。家庭用金庫の鍵は紛失しても再交換してもらえないようです。

契約者が死亡しても所定の手続きを踏めば、鍵が見つからなくても相続人が貸金庫ボックスを開けることが可能です。家庭用金庫の場合は、暗証番号と鍵が不明な場合に金庫を開けるのが大変です。

こうしたことを考えるとコストはかかりますが、当面貸金庫の契約を続けようと思っています。貸金庫とは40年の付き合いですし。せっかく全自動貸金庫を借りているのに、一旦解約するとまた借りられるかわかりません。

なお、貸金庫に通帳を入れておくと記帳に度に貸金庫を開ける必要がありましたが、今はインターネットバンキングで動きがすぐ把握できるので貸金庫を開閉する機会も随分減りました。大事なものは貸金庫に放り込んで塩漬けにしている状態です。