リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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介護を考え、娘と部屋を交換

妻が倒れて状況が変わり

今のマンションに引っ越してきて丁度5年になります。

部屋割りを決める時、私はリタイアを控えていたので、一番広い部屋にしました。

おおよその間取りと私の部屋の位置がこちらです。

リタイアしたら部屋でテレビを視たり、音楽を聴いたり、パソコンをいじったりしようと思っていました。妻は妻でほとんどリビングでテレビを視ています。妻は韓国や中国のドラマが大好きで、私とは視る番組が全く異なります。

引っ越して2年後には予定通りリタイア、部屋でゆっくりする時間が増えました。

ところが、一昨年7月に妻が倒れて車いす生活になると状況が変わってきました。

妻は車いすに乗ってテレビを視るか、ベッドに横なって休んでいる時間が大半です。私がリビングにいれば、妻の様子を一日中見られますし、妻も私に依頼事項があればすぐに声が掛けられます。

ところが、私が自分の部屋に戻ると、妻の様子はわかりません。用があれば妻はナースコールボタンで私を呼ぶことになりますが、気軽にボタンを押すという訳にはいかないようです。

ナースコールボタン、車いす、ベット、トイレから押せるようにしています

このため、日中は私もリビングにいる時間が大半になりました。自分の部屋に戻るのはベッドで寝る時だけです。そうなるとテレビ(ビデオ)を視る時間や、音楽を聴く時間が取れません。レコーダーには録画未視聴の番組で溢れてきました。

次女と部屋を交換することに

そんな日々が1年以上続きましたが、昨年の秋も深まる頃、次女と部屋を交換することを思いつきました。

私が次女の部屋に移れば、リビングと直結しているので、部屋にいても妻の様子をみることができます。妻もナースコールボタンを使うことなく、私に気軽に声を掛けられます。

問題は次女が部屋交換に同意してくれるかということ、及び私は部屋が狭くなるので(7畳⇒5畳)荷物が入るかどうかという問題です。

次女に話すと、衣料等を入れている棚の移動が何とかなれば考えるということだったので、便利屋に頼むということで了解してもらいました。部屋は広くなるので、それなりに魅力はあるようです。

私の部屋の荷物については、イオンで棚を買って収納することにしました。棚はリビングの食卓の後ろのスペースにに置くことにしました。

イオンで買ったオープンシェルフ。配送料、組立料込で26,180円でした。

部屋を交換して妻の介護もしやすく

部屋の交換日は便利屋が来れる日に合わせ、昨年12月17日になりました。19日には私が鼠径ヘルニアの手術で入院する予定で、それ迄にやっておきたかったのです。

持ち物を整理し、不要と思われるものは捨てて、なるべく身軽にしました。

17日に無事部屋の交換が終了、私は次女のいた部屋に移りました。

こちらが交換後のレイアウトです。

交換後のレイアウト

私の部屋から妻の様子が見えるようになりました。

何かあっても、すぐ対応できます。

車いすに乗った妻からも私の姿が見え、妻も気軽に声を掛けてきます。

リビングから見た私の部屋。引き戸は日中は常に解放。妻からも見えます。

私の部屋のドアは引き戸で日中は開けたままにしています。

購入したオープンシェルフは食卓の後ろの壁に設置しました。

かなりの荷物が入りました。

右側の上2段は妻用です。(お菓子が入っています。)

私の部屋の荷物は最小限にしています。(2畳分も減ったので)

部屋を交換して4カ月が経過しましたが、交換して正解だったと感じています。

何より自分の部屋で妻の様子を確かめられるのが一番です。

おかげで、やっと自分の部屋でとりだめたビデオが視られるようになりました。

音はヘッドホンで聞いていますが、オープン型なので妻の声もよく聞こえます。(ちなみに妻が視ているテレビの音も聞こえます)

なお、部屋の扉は開けっ放しなので、空調はリビングの冷暖房が効いています。部屋を換わって以降、冬の間に自分の部屋の暖房を使ったことはありません。(一応エアコンは設置してあります)

電気の使用量削減にも少しは役立ちそうです。