リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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家事ときどき介護の日々

介護の負担感は人それぞれ

昨日は久々の飲み会でした。(今年初めてです)

私は勤めていた銀行のOB会の地区役員をしており、昨日は会合でした。会合といっても会議は10分ほど、残りは懇親会です。参加者7名、大半は70代です。

私が妻の介護をしていることから、そろそろ幹事を辞めさせて欲しいと話しましたが、辞めさせてはもらえません。大した活動をしている訳ではないから、負担はかからないはずだと言うのです。そもそも新たな幹事のなり手がいないので辞めてもらっては困るというのが本音なのでしょう。

私も事情は分かっているので、そこは了解しましたが、その後地区役員会長から

「〇〇さん(私のこと)あ要介護4の奥さんを介護していて大変なんだよ」

という話がでてきました。

私は

「いや、介護自体はそれほど大変ではないよ。ただ時間が拘束されて、外出時間が制限されるのが困るだけだよ。」

と話しましたが、皆納得しません。要介護4の奥さんの介護だから大変だと思い込んでいるようです。だったら幹事を辞めさせてくれてもよいと思うのですが・・・

介護の負担は介護される人や介助する人の状況によって大きく変わります。一律には語れません。

妻の介護負担は軽減

実際のところ、現時点では妻の介護で大変だとは感じていません。

大変だったのは妻が倒れて車いす生活になった一昨年7月から4カ月間」くらいです。

最初は訪問看護師や訪問医もいませんでした。(要介護認定に時間がかかったため)一時期はテープ式の紙おむつを使用していたため、ベッド上のおむつ替えが大変でした。また妻の食欲減退がひどく、食事にも苦労しました。

テープ式紙おむつ

今は訪問看護師や訪問医が来訪し、デイサービスにも行っています。手すりを持てば少しの時間は立っていられますから、トイレで用を足すことができます。おむつはリハビリパンツになり交換も簡単です。食欲も回復したので、家族と同じものが食べられます。

パンツ式紙おむつ

現在、私が妻の介護に費やしている時間はそれほど多くはありません。

朝は先般のブログに記した通り、それなりの介護作業がありますが、その後は大してやることはありません。

 

koichi68.hatenablog.com

 

朝以外の介護の中身は

トイレ介助(1日5回くらい)

車いすとベッドの移乗介助(1日5回くらい)

着替え(夜の寝る前に)

水分補給(1日5回くらい湯を入れたポットを置く)

ホットタオルを作って渡す(食事の前)

薬を渡す

といった程度で、私にとっては簡単な作業です。2年近くやっているので、負担を感じることはなくなりました。

家事の方が負担

むしろ家事の方に負担を感じる今日この頃です。なにせ新米主夫ですから・・・

当然ながら家事は私がやるしかありません。休日は次女のサポートがありましたが、来月から別居となるので期待できません。

毎日やらねばならないことを整理すると

食事の支度

買い物(食料を買いに毎日行きます)

洗濯(畳むのだけはリハビリを兼ねて妻の分担です)

掃除(室内、風呂)

といったところです。

このうち、食事の支度が一番手がかかります。

朝は私と妻の分だけの用意でメニューは365日同じなので簡単ですが、昼と夜は献立に頭を痛めています。

特に夜は娘二人の分を合わせ4人分を用意しなければなりません。新米主夫でレパートリーが少ないため困っています。スーパーで出来あいの総菜を買ってくるという手もありますが、健康管理上毎度出来合いという訳にはいきません。栄養バランスの取れた食事を用意してあげたいという気持ちはあるのですが、腕が追いつきません。

掃除は簡単に済ましていますが、いろいろなところの汚れが気になります。暖かくなったので、トイレを含め本格的な大掃除をしようかと思っています。

いずれにしても私にとっては家事の方が手間も時間もかかります。

少しづつ慣れていくしかないと思っています。

ちなみに懇親会の席上で

「介護より家事の方が大変だ」

という話をしましたが、誰も納得してくれませんでした。

家事も介護も実際にやってみないと理解できないかもしれません。

それにしても妻が手足が痛む中、倒れる迄家事をしてくれた事には深く感謝しなければなりません。これからは私がお返しする番です。