リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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手術はしないが妻の意向

頸椎と腰椎も変形

本日は大学病院の成形外科での定期診察の日です。

妻は2011年に脊柱後側弯症の手術を受けました。

その後の経過を確認するために、定期的に診察を受けています。(手術をした先生は大学病院を去ったため、今診断を受けているのは別の先生です。)



もう一つが頸椎と腰椎の状況の確認です。

妻の頸椎と腰椎は関節リウマチの影響から変形しており、それが妻の体にさまざまな悪影響をもたらしています。

頸椎症から起因しているのは両手のしびれ、両手を使った細かい動作ができにくくなる、両足が足先から段々としびれてくるといった症状があります。

腰椎症からは排尿障害が生じていると思われます。

手術をすれば改善の可能性があるが

頸椎も腰椎もそのままでは、改善は見込めません。むしろ、より悪化が進むおそれがあります。

医師が勧めるのは頸椎と腰椎の手術です。というか手術以外の治療方法はないようです。排尿障害については腰椎の手術をしないと一生カテーテルが必要になるとのことです。

ただし、どちらも簡単な手術ではありません。合併症が発生するリスクも無視できません。特に腰椎を手術しようとすると、先に頸椎の手術が必要になりますから、より大変です。(腰椎の手術は伏臥位(うつ伏せの姿勢)で行うため首の負担が大きく、先に頸椎の手術が必要なため)

そこまでして手術をしても、症状がどこまで改善するかは分かりません。改善がみられない可能性もあるようです。

手術の話が出てきたのは一昨年の9月、妻の体調が一番厳しい状況の時です。

その時から手術に対する妻の姿勢は

「もう手術は受けたくない」

で一貫しています。

妻としては手術に危険が伴ううえ、手術をしても改善の保証がないとなれば、無理して手術はしたくないとの判断です。

妻はこれまで大きな手術を3回経験しています(右膝人工関節置換手術、左膝人工関節置換手術、脊柱後側弯症手術)。特に脊柱の手術は12時間以上に及ぶ大手術で、手術後の回復にも時間がかかったため、もう手術はしたくないという気持ちが強いようです。

 

koichi68.hatenablog.com

私としても妻の意向を優先したいと思っています。

現在は経過観察中

とはいえ手術をしない限り状況は好転せず、症状が進む心配があります。

本日の診断は問診だけで、手術の話は出ませんでした。

6か月後(10月27日)の診断で頸椎、脊椎、腰椎のX線撮影をし、今後の対応を話し合うことになりました。

どこか悪化している箇所が見つかると、また手術の話が出てくる可能性があります。

そうなると、また難しい決断を迫られそうなので、状態が悪化しないよう祈るばかりです。