ボルトはまだ皮膚に到達せず
昨日は大学病院の成形外科に行ってきました。
妻は2011年にに脊柱後側弯症の手術を受けており、現在は半年に1回のペースで経過観察のため受診をしています。
すでに手術後13年を経過しましたが、最近また問題が出てきました。
前回の受診(4月)で、手術の際取り付けた金具(ボルト)のうちの一つが方向が変わり、上向きになって皮膚に到達しかけているとの指摘がありました。
とはいえ対処方法はなく、経過観察ということになっていました。
その後、何度か妻が背中の痛みを訴えました。
妻としてはボルトが皮膚に到達したのではないかと心配しましたが、訪問看護師さんに見てもらっても異常はみられませんでした。
訪問医の見立てでは筋肉痛の可能性が高いということでしたが、妻の不安は今も消えていません。
昨日の診断で背中を診てもらいましたが、前と変わりはないようです。
危険な状態であることに変わりはないので、もしボルトが皮膚に到達するようなら至急病院に来るように言われています。(救急車で駆けつけるしかありません)
その後どういう処置がとられるかは分かりませんが(緊急手術になるのでしょうか)、不安ではあります。
頸椎も危険な状態にあるが
昨日の診断では頸椎の話もでてきました。
3年前の診察では頸椎や腰椎についても手術が必要だという話が出ていました。
その時は妻が強く手術を拒絶したので、経過観察ということになり現在に至っています。
とはいえ、頸椎の一番上の骨が損傷しており、上肢の特定部分のしびれや痛み、両手のしびれ、両手の細かい動作困難(箸を使う動作等)や両足のしびれなどを引き起こしています。
昨日の話では手術がうまくいっても、後遺症によりよりさまざまな動作が今より困難になることが見込まれるようです。自分で食事をする(今はスプーンとフォークを使って自分で食事ができます)のも困難になりそうです。
それでなくても手術は長時間に及ぶため、多くのリスクがあります。
医師は妻が3年前と同じことができているため、手術はしなくて正解だったと話していました。
現状維持できれば十分だが
妻の脊椎(頸椎、胸椎、腰椎)はそれぞれ損傷や変形があり、いつ何時爆発するか分かりません。
妻は今でも身体障害者手帳1級、要介護4とかなり厳しい状況ですが、何とか食事もでき、食欲も旺盛です。介護もそれ程大変ではありません。外食にも行けます。
先々のことを考えると暗澹たる気持ちになりますが、くよくよ考えてもどうにもなりません。
今の状態が少しでも長く続きことを期待しつつ、お互い今できることを精一杯楽しみながら生きていくしかありません。