訪問医から検査結果が渡された
本日は訪問医の診断日です。
前回(2週間前)妻から尿検査用の検体を採取していったので、その結果についても簡単に話がありました。
膀胱内で細菌が見つかりましたが(カテーテルを長期使用しているため、やむをえないようですが)、特段症状(排尿痛、頻尿、血尿、高熱、腹痛、吐き気等)がでていないこともあり、早めにカテーテルを交換しながら様子をみるとのことです。状況が悪化すれば、抗菌剤を処方するとのことでした。
帰りがけに検査報告書が渡されました。
検査報告書は見慣れない言葉がいっぱい
渡された報告書を見ると、見知らぬ言葉がいっぱいでてきて、簡単には理解できません。ネットで調べながら解読しました。
まずは尿沈渣(にょうちんさ)の結果がでています。
尿沈渣検査とは、尿を遠心分離機にかけ、集められた沈殿物を顕微鏡で調べる検査方法です。
価格.com -尿沈渣検査でなにがわかるの?検査方法や疑われる病気について医師が解説
白血球が基準値をオーバーしているので、尿路系の感染(膀胱炎など)が疑われるようです。
細菌は3+と判定されていますので、多数の細菌がいるようです。
次に塗抹検査(とまつけんさ)の結果がでています。
塗抹検査とは尿を転倒混和し、直接スライドガラスに滴下して自然乾燥後、固定、グラム染色を行う検査です。
尿培養検査(細菌検査)|検体検査 | 看護roo![カンゴルー]
陰性桿菌(いんせいかんきん)が1+となっています。
グラム陰性桿菌 | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー]
上記サイトでは「グラム陰性桿菌(ぐらむいんせいかんきん、gram-negative bacilli)とは、グラム染色で赤色に染まるグラム陰性菌の一種」と書かれています。
1+は一番下のレベルなので、あまり心配することはなさそうです。
こちらは培養同定検査の結果です。
培養同定検査は、細菌感染が疑われた場合、診断のために病変と思われる部位から検体を採取して培養し、細菌の有無、菌量および菌種を知る検査です
結果はProteus milabailis(GNB)が1+、Klebsiella pneumonise(GNB)が20個と判定されています。
Proteus milabailisは1+なのであまり気にする必要はなさそうですが、Klebsiella pneumoniseの20個は気になります。
菌の解説が検査結果に掲載されていました。
Klebsiella pneumonise(クレブシエラ・ニューモニエ)の和名は肺炎桿菌。腸管における常在菌で、呼吸器感染症や尿路感染症の原因となるようです。弱毒菌であるが、菌交代現象を起こし、感染症を引き起こし問題となるようです。
20個というのが、どの程度問題なのかよくわかりませんが、注意しておいた方がよさそうです。
最後に薬剤感受性検査の結果が出ています。
薬剤感受性試験は感染症の治療に有効な抗生物質を選択するための検査です。
今後、抗菌薬を処方する際に参考となるようです。
以上が報告書の概要ですが、見知らぬ言葉が多く、十分には理解できませんでした。
ただ、妻の膀胱は細菌に感染しており、それが原因でカテーテルの変色を起こしているようです。
先日の排尿障害も細菌の仕業と考えてよいようです。
新たな問題を引き起こさないか、細心の注意を払っていかなければなりません。