リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の72歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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妻は今日、内視鏡検査の予定

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憩室出血の可能性が高いが

29日(火)夜から妻が入院しました。

26日から続いていた下血や血便症状の治療のためです。

29日に救急病棟に運び込まれた時は下血による貧血もあり吐き気がするなど体調が一時悪化しました。翌日から妻は一般病棟に移り、輸血と点滴により体調はかなり回復しました。

下血や血便の原因は救急病棟での検査(CT検査等)でははっきりとは判りませんでした。

一般的には痔や大腸ポリープ、大腸がん、大腸炎、憩室症などが考えられます。

血便が出たけど痛くない|たわ内科・内視鏡クリニック|痛い血便・痛くない血便

入院前の訪問医の話では妻の場合は憩室出血の可能性が高いという話でした。

というのも妻は5年ほど前に大学病院で憩室出血と診断されたことがあるからです。

その時は出血が止まったこともあり特段治療を施すこともなく、短期間で退院しました。

憩室とは、消化管壁の一部が外側に突出し、嚢状(のうじょう・袋状の形のこと)になった状態です。

憩室(けいしつ)疾患(憩室出血、憩室炎) | みんなの医療ガイド | 兵庫医科大学病院

憩室内の血管が貯留した便によって傷つけれられて出血するのが憩室出血です。

上記サイトには

「腹痛や発熱は見られませんが、突然の血便で発症することが特徴的です。」

と書かれており、妻の今の状況に合致します。

また再発も多いようで1年以内の再発確率は20~35%もあるようです。

妻の場合は5年も再発しなかったのですが、治癒した訳ではないので再発の可能性が高いと考えられるようです。

今日の内視鏡検査で判明するか?

血便が出た場合、一般的には内視鏡検査が行われます。

昨日妻の見舞いに行った際、看護師さんから今日(2日)下部消化管内視鏡検査を行う旨の案内があり、同意書にサインしてきました。

下部消化管内視鏡検査とは、肛門から内視鏡を挿入して大腸全体(直腸から盲腸まで)の内部を観察する検査です。

下部消化管内視鏡検査 | メディカルノート

内視鏡検査をするためには大腸内をきれいな状態にしておかねばならず、妻は入院後食事をしていません。(栄養は点滴で補給しています。)

この二日間で腸内がきれいになったことから、内視鏡検査が行われることになったと思われます。

もし憩室出血であれば内視鏡検査で判明するかと思います。

憩室出血の治療はまず内視鏡検査を行い、出血している憩室が同定できた場合は、医療用のクリップやスネアというゴムを出血部位に掛けて止血を行うようです。

ただ、憩室は多発していることが多く、どの憩室から出血したか分かりにくいようです。

前回の憩室出血の際は既に多数の憩室ができており、出血した憩室を特定することはできなかったようです。

今回も同様の状況であれば、血便が止まった段階で退院という可能性もあります。完治することはなさそうなので付き合っていく他はありません。

それでもがんや大腸炎などと診療されると治療がより大変になるので、憩室出血で収まって欲しいというのが私の本音です。