リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の72歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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妻の保険金を請求

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一昨日、母の高額介護合算療養費と一緒に、妻の保険金請求書類も郵送しました。

医療保険と痴ほう介護保険の請求です。

5日分の医療保険金を請求

妻は先月から今月にかけて9日間入院しました。

妻が被保険者となっている医療保険があるので、保険金の請求をすることにしました。

免責期間が4日間あるので、5日分×5,000円で25,000円を保険金として受け取れます。

医療保険といっても元々は生命保険の特約として付帯していたもので、生命保険料の支払が終了してからは毎年医療保険料を支払っています。

生命保険会社に連絡して請求種類を送ってもらい、必要事項を記入して請求することになります。

本来は被保険者本人(妻)が書類を記入しなければなりませんが、妻は字を書くのも大変です。自書欄があるので、そこだけ妻に書かせ、残りは私が記入しました。

ちなみに妻は昨年7月にも9日間入院しましたが、この時は保険金は請求していません。

請求手続きもそれなりに面倒ですし、確定申告の際にも医療費から保険金額を控除する必要が出てきます。何より病院への支払額が11,270円(食費のみ)で済んだので、負担がさほどありません。

今回は5日間個室を利用したので差額ベッド代が33,000円かかり、総額40,140円を支払いましたので、保険金を請求することにしました。

なお現在の医療保険は80歳になると継続できません。

新たな医療保険に入るという選択肢もありますが、妻の病状を考えると加入は困難と思っています。

ただ名古屋市に住んでいれば身体障害者手帳3級以上(妻は1級)は健康保険の医療費自己負担分は名古屋市が負担してくれるので、心配はしていません。

差額ベッド代や食事代は自己負担となりますが、痴ほう介護保険で何とか賄えそうです。

入ってよかった痴ほう介護保険

痴ほう介護保険は年2回、5月と11月に請求しています。

請求時期は特に決められていませんが、1~6か月の間に請求するのが原則で、放置しておくと保険会社から督促がきます。このため6か月サイクルで請求をしており、今月が請求月ということになります。

請求書は事前に送られてきますので、記入して請求します。

この際、都度医師の診断書を添付しないといけません。(要介護の状態が続いていることの証明が必要です。)

診断書は訪問医に作成してもらいますが、作成費用は8,800円もかかります。健康保険の対象外なので全額支払わなければなりません。できれば1年に1回の請求にしたいのですが、保険会社としては常に症状を監視しないといけませんので、やむをえません。

その代わり保険金は1年間で100万円とかなり高額です。

今のところ妻の介護にかかる費用は年36万円くらいですから、十分すぎるくらいの金額です。

今後は妻が長期入院したり施設に入ることも考えておかねばなりませんが、その際はこの保険に助けられそうです。今はそうした事態に備えて余った金額を貯めておくという段階でしょうか。

ちなみにこの保険、銀行員時代に保険代理店に出向していた先輩に頼まれて件数稼ぎのためにやむなく入った契約です。

koichi68.hatenablog.com

その後この先輩からは保険金が支払われる要件が厳しく、保険金が支払われることはまずないと言われていました。

保険金が支払われる寝たきり介護の状態とは、ベッド周辺の歩行が自分ではできず、次のうち2つ以上が自分ではできない(①衣服の脱着②入浴③食物の摂取④大小便のひきとり始末)状態が6か月以上継続していることが医師により証明された場合です。

妻は2021年7月以降車いす生活になり、①衣服の脱着②入浴④大小便のひきとり始末ができなくなり、この要件に該当するようになりました。

保険金請求のためにはこの状態が6か月以上継続していることの証明が必要なので、2022年4月に訪問医に診断書を書いてもらい、5月に最初の保険金が入金されました。

それ以来5月と11月に保険金を請求するサイクルが続いています。

ちなみに払い込んだ保険料(積立式)は200万円を超えていますが、昨年で何とか元を回収できました。

今までいろいろな保険に加入してきましたが、この保険が一番助かっています。

頼まれてやむなく入った保険ですが、人生何が幸いするか分かりません。