取引銀行が多すぎるので・・・
最近、取引銀行の整理を進めています。
過去のしがらみ(会社の取引銀行に頼まれた)で作成した口座や、ペイオフ対策(1銀行あたり1000万円までの定期預金は銀行が破綻しても保護される)で開設した口座が結構あります。
ただ取引銀行が多いと、相続が発生した時が大変です。取引銀行は少なくするにこしたことはありません。
もう一つは管理の問題。妻の介護があるため取引銀行にはそうそう行けません。取引内容によっては事前予約を求められることもあります。このため極力自宅で取引ができるインターネットバンキングを利用することになりますが、取引銀行数が多いと管理が大変です。パスワードの管理もありますし、不正利用を監視するために定期的に口座の動きを確認しなければなりません。
キャッシュカードや通帳を何枚も持つのも管理に手間と神経を使います。
ということで、取引銀行の整理を始めました。
取引銀行を2行に整理しようと
問題は取引行を幾つ残すかということです。
一つに絞るのが一番効率的ですが、問題もあります。
取引行が一つだけだと、その銀行に問題がでてきても(先日のいわき信用組合のように)簡単に他の銀行に移行できません。
もう一つの問題は公共料金等の口座振替に支障がでる可能性があることです。昨年、水道料と国民健康保険料を引き落としていた銀行が名古屋市の指定金融機関から外れ、引き落とし口座を別の取引銀行に変えざるをえませんでした。
銀行によって取り扱っている金融商品が違うこともあります。
1行だけの取引はかえって不便です。
ということで、取引銀行は2行に絞ることにしました。
私がかつて勤めていた銀行(いざという時に無理を聞いてもらえる)と、名古屋市にも地盤のある銀行の二つです。家の近くに支店はありませんが、ともにインターネットバンキングの契約があり、取引に支障はありません。
定期預金は解約し、国債と普通預金に
今年に入って、口座の整理に動き出しました。
まずは定期預金の解約です。
解約した資金はまず残す銀行に送金し、国債の購入資金に充当しました。
国債は銀行預金ではないのでペイオフの対象にはなりませんが、発行元が国なので信用面で不安はありません。(国が破綻すればデフォルト可能性もありますが、その時はあきらめるしかありません)ペイオフ上限の1千万円にこだわる必要もなくなります。
一方で残す銀行の定期預金も解約し、こちらは普通預金のまま残してあります。普通預金といっても決済性預金(利息がつかない)なので、ペイオフの対象になります。
この結果、私の金融資産は国債と利息のつかない普通預金だけになりました。


実質2行の取引に
その後、取引を止める銀行の口座を解約しに行きました。
解約したのは二つの銀行で、口座は全てなくなりました。
残った銀行は4行となりましたが、うち二つの銀行は残高がほぼありません。
一つは預金が完全にゼロですが、睡眠口座となっており解約には少々手間がかかります。残高がないのでしばらく放っておこうと思います。
もう一つは郵便貯金で残高は数千円です。ただ郵便局は我が家から最も近い金融機関(歩いて5分)なので、今後活用の余地がでてくる可能性があり、しばらくこのまま様子をみるつもりです。しばらく前にATMから預金を引き出したので、今後10年は休眠預金になる心配はありません。
ということで、現時点で実質的に2行取引となりました。
金融資産の残高や動きの把握も簡単になり、整理してよかったと思っています。