母は最悪期から持ち直した
母は7月下旬に骨折で2週間近く入院(手術はせず)の後、老人ホームに戻ると一気に体調が悪化しました。
認知機能の急激な低下(せん妄と思われますが)、食欲の減退(流動食、経口栄養剤でしのぐ状況)、運動能力の喪失(二人がかりでないと車いすに移乗できない)が一気に起こりました。
母の老衰は今年の1月から症状が現れていましたが、一気にステージが進んでしまいました。
8月に入ってからの老人ホームの報告を聞くと、老衰の終末期に入りかけているとしか考えられませんでした。
年を越すのは厳しい、そんな風に感じ、覚悟もしていました。
来年2月には母のひ孫が生まれる予定ですが、とてもそこまでは生きられないだろうと観念していました。

ところが9月に入ると、母は少しづつ持ち直してきました。
食事量が増えてきました。とろみ食はまだ必要のようですが、経口栄養剤は不要になったようです。
栄養状態が改善したため、認知機能も少しづつ改善してきました。話が嚙み合わないのは相変わらずですが、8月よりはしっかりと会話ができます。
何より塗り絵を描き、ゲームにも参加できるようになりました。
立つことはもう無理そうですが、脚の痛みはなく、老人ホームで穏やかな生活を送れるようになりました。
母は老衰の終末期ではなく、後期の安定期にあると考えてよさそうです。

ひ孫の顔を見せてあげられそう
一般的には老衰の兆候(食欲低下・活動量低下)が始まってから亡くなるまでは数週間〜数か月程度が目安のようです。
老衰で死亡するまでの期間は?食べなくなってから数日〜2週間が目安|在宅医が解説|川田会 在宅診療部 在宅医療コラム
ただし、老衰は「一度始まったらすぐに亡くなる」というものではなく、ゆっくり進む人と急速に進む人の幅が非常に大きいようです。老衰の兆候が現れてから亡くなるまでの期間は数か月〜1〜2年に及ぶこともあるとされています。下記厚生労働省の終末期医療の資料でも、老衰は数か月から数年にわたって死を迎える経過があると書かれています。
母に老衰の兆候が現れて10か月近くが経過して、今は老衰後期の安定期に入っていると考えられますが、これは「老衰が1年以上続く人」の典型的な経過のようです。
在宅医療・施設介護の臨床報告などによると
・老衰後期に入って 3〜6か月 生きる人は珍しくない
・半年〜1年近く 穏やかに過ごす人も一定数いる
・特に「痛みがなく、食事が入り、覚醒が保たれている」人は長く安定する傾向がある
ようで、母もこの条件を満たしています。

AIに今後の見通しを問い合わせると
1〜3か月後~今の状態が続く可能性が高い
3〜6か月後~ゆるやかな下降が始まる可能性
半年以降~個人差が大きい
と返ってきました。
年内はこのまま推移し、年明け以降緩やかに下降、桜の季節以降は本人の体力次第ということになるのでしょうか。
母は60代で発症した急性白血病を克服した後、栄養バランスの取れた食事を実践、農作業で体力を維持してきたことから、老衰の進み方に大きく影響する「強さ」と「予備力」が長年積み重ねられてきたのかもしれません。
年齢(95歳)から考えて母が一気に終末期に向かう可能性もありますが、今の状態を考えると年内はもちろんひ孫が生まれる来年2月迄生きられる可能性もそれなりにありそうです。
母にできることは限られていますが、痛みも少なく、それなりの食事を摂り、老人ホームの生活を自分なりに楽しんでいるようです。
母があとどれだけ生きられるかは分かりませんが、今の状態が少しでも続けばいいなと思っています。


















