リタイアおじさんのシニアライフ

69歳、リタイア後は自適の生活ができると思いましたが、要介護5の妻を支える毎日です

妻の要介護認定の更新

妻の要介護認定の有効期間は7月末迄

妻は昨年7月に要介護認定申請(要支援から要介護への区分変更申請)を行い、8月末に要介護5と認定されました。

認定の有効期間は今年7月31日迄とされており、また申請しなければなりません。

下記厚生労働省のサイトによると、有効期間の基準は下記の通りです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/nintei/gaiyo4.html

(1) 要介護、要支援(新規)認定の有効期間:6ヶ月(市町村が必要と認める場合にあっては、3ヶ月から12ヶ月の間で月を単位として市町村が定める期間)
(2) 要介護、要支援更新認定の有効期間(要介護、要支援状態区分が更新前後で異なる):12ヶ月(市町村が必要と認める場合にあっては、3ヶ月から36ヶ月の間で月を単位として市町村が定める期間)
(3) 要介護、要支援更新認定の有効期間(要介護、要支援状態区分が更新前後で同じ):12ヶ月(市町村が必要と認める場合にあっては、3ヶ月から48ヶ月の間で月を単位として市町村が定める期間)

妻は(2)に該当しますので原則有効期間は1年ですが、市町村が認めれば3年迄延びる可能性もありました。妻は要支援2から要介護5に大きくアップしたので、1年の更新となったのかもしれません。

先日ケアマネージャーさんと更新の話をしましたが、来月初めには更新の案内が名古屋市から送られてくるようです。

自宅での認定調査(ヒアリング)はケアマネージャーさんがしてくれるようです。手続きもケアマネージャーさんがしてくれるので、こちらが何か手間を掛ける必要はなさそうです。

要介護度の変化はあるのか?

では更新審査により妻の介護度が変わるのでしょうか。

妻の要介護度は最上位ですから、上がることはありません。下がるかどうかです。

厚生労働省令が定める区分(要介護状態区分)は介護に必要な時間をベースに下記の通りとなっています。(上記厚生労働省のサイトを参照)

要介護1:32~50分
要介護2:50~70分
要介護3:70~90分
要介護4:90~110分
要介護5:110分以上

これだけだと分かりにくいのですが、下記サイトによると

www.cocofump.co.jp

要介護1~日常における複雑な動作の介助を要する

要介護2~食事や排せつなど、日常の基本動作においても介助が必要になり始める状態

要介護3~基本動作だけでなく全面的な介助が必要

要介護4~自力で生活することが難しく、全面的な介護が必要な段階

要介護5~介護なくしては生活が不可能な段階

と書いてあります。

妻の場合、全面的な介助が必要な状態であることから要介護3以上に該当することは確かと思いますが、レベル迄は私には判断できません。

ただ認定調査を受けた昨年7月と比べ、基本的にできる事は変わっていません。

食欲が戻ってきたのが当時とは大きく異なりますが、介護度には影響はあまりしないと思われます。

なお、私の介護負担は感覚的にはそれなりに減っています。

その理由は私自身が介護に慣れてきたというのが一番であり、妻の要介護度とは別の話かもしれません。

介護が必要な事項という観点では前回の認定調査時点ではまだ膀胱カテーテルを装着していません。当時よりも介護が必要なことが増えているという面もあります。

もし要介護度が下がると影響は?

ではもし妻の要介護度が下がるとするとどういう影響が出るのでしょうか。

まず介護サービスの支給限度額が下がります。

区分支給限度額(介護保険から給付される一か月あたりの上限額) :目黒区公式ホームページ (city.meguro.tokyo.jp)

上記目黒区のサイトより

妻は要介護5ですから支給限度額は月36,217単位です。

(サービスの種類によって1単位あたりの単価が異なります。1単位は約10円で、1割負担ですと自己負担は1単位当たり約1円です。)

それが要介護3になると、限度額が27,048単位に下がってしまいます。

妻は現時点で19,693単位分の介護サービスを受けているので、とりあえず問題はありませんが、今後新たなサービスを受けると余裕は無くなってしまいます。

一方で、デイサービスやショートステイでは介護度により料金が異なります。

妻の利用しているデイサービスの基本利用料金(7時間以上8時間未満、自己負担1割の場合)は下記の通りです。

要介護1  668円

要介護2       790円

要介護3        915円

要介護4      1,041円

要介護5      1,166円

妻が要介護3に下がると1回当たり251円、週1回の利用で月1,004円も安くなります。

まだ利用したことのないショートステイも介護度に応じて自己負担が増えます。

介護付き老人ホームや公的介護施設に入所して介護サービスを受ける場合も、介護度に応じて自己負担額が増えます。

ということで一長一短があり、じたばたせず自然体で介護判定を受けるしかなさそうです。

 

母の腫瘍摘出と通院の付き添い

皮膚がんではなかったようですが・・・

母の腫瘍の摘出の話の続きです。

母は来週腫瘍を摘出することに - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

母は予定通り13日(金)にお腹の腫瘍の摘出を行いました。

付き添ってくれた看護師さんの連絡では、手術は30分程度で終わり、術後すぐ老人ホームに戻ったとのことです。

手術自体は問題なく終わったようです。

腫瘍が悪性かどうかは摘出し検査してみないと分からないと言っていましたので、1週間後の診断でその結果が分かるとのことでした。

昨日がその診断日でした。

看護師さんからの報告によれば、特に問題はないとのことでした。経過も良好とのことです。

ということで母の腫瘍の問題は一安心です。

当初皮膚がんが疑われましたが、良性の腫瘍で皮膚がんではなかったと思われます。

ただ13日の手術にも、昨日の診断にも私が付き添っている訳ではないので、詳しいことは分かりません。

もしかしたらがんの初期段階で、早期に除去したことで転移のリスクがなくなり、問題ないと判断されたのかもしれません。

付き添い対応の老人ホームに入れておいてよかった

今回の腫瘍の件で、母は都合4回病院に行っています。

うち、私が付き添ったのは1回のみ、残る3回は看護師さんに対応をお願いしました。

老人ホーム側からはできれば付き添いをお願いされていましたが、私自身は妻の介護を抱えているうえ、距離も離れていることから困難でした。

弟妹にもできたら付き添いができないか依頼していましたが、平日で都合がつかず、老人ホームに全てをお願いせざるをえませんでした。

病院への付き添いについては、老人ホームによって対応が異なるようです。

www.j-longlife.co.jp

付き添いをしてくれない老人ホームもあるようです。

母が入居する際に貰った老人ホームの重要事項説明書によると

通院介助については、1時間1,600円の費用と交通費の実費が必要となります。

逆に言えばこれだけの費用を負担すれば通院の介助をホームにお願いできることになります。

ちなみに交通費(タクシー代)は往復で3,500円です。

なお協力医療機関への通院は介護報酬に含まれることになりますが、協力医療機関は内科医と歯科医であり、今回のようにがんの疑いがある場合は総合病院を受診せざるをえません。

私が名古屋から病院に駆けつけると、往復で1万円(新幹線を利用した場合、新幹線を使わなければ5千円ですが、かなり時間がかかります)かかりますから、多少費用がかかっても付き添いしてもらえるのは助かります。

まして妻の介護で家を空けるためには妻を誰かに見てもらわねばなりません。娘が有休休暇を取れないとなると、老人ホームのショートステイを利用するしかありませんが、急な申し出には簡単には対応してもらえないようです。まして妻は膀胱カテーテルを装着しているので条件がより厳しくなります。

もちろん手術の場合(今回は軽い手術で例外ですが)は家族の立ち合いが必要ですが、そうでなければ老人ホームに頼らざるをえない場合が多くなります。付き添いしてもらうだけで大助かりです。

なお、入院した場合も入退院時の動向や洗濯物交換・買い物、見舞い訪問をしてもらえます。

老人ホームを探す際は、病院への付き添いがどうなっているか確認しておくのがよさそうです。

 

体重増加をどう考えるか?

体重が増えてきた!

2年前にリタイアしてから、毎日お風呂に入る前に体脂肪計に乗って体重等を記録しています。

計測したデータはアプリを介してiPhoneにデータが送られ、「ヘルスケア」にもデータが記録されます。

そうした中、このところ体重が増えてきて、若干気になってきました。

昨日は64.2kg。久々に64kgを上回りました。

一時期は60kgを切っていたので(昨年9月の平均は59.5kg)、この体重増は気になるところです。

もっとも一番体重が重い時は75kgくらいありました。60歳を超えてから減量に努め、リタイア時には66kgくらいまで減りました。

2020年5月~2021年5月

それがここ数か月で元に戻ってきたというところです。

体重が増えた理由は?

さて、最近の体重増加。その原因となっている第一の理由は外食の増加と睨んでいます。

コロナ禍でここ2年ほど外食は控え気味でしたが、昨夏に妻が倒れてからはほとんど外食する機会は無くなっていました。

今年に入り妻を車いすに乗せて外出することが増えると、それに連れて外食の機会も増えてきました。

4月以降はコロナ禍も一服してきたことから更に外食の機会が増加、週2度くらいは妻と外食に出かけています。また、水曜日は妻のデイサービスの日ですので、私も外食です。

外食すると、ついつい食べる量が多くなります。必然的に体重も増えます。

本日はスシローに回転すしを食べに

第二に私自身の旺盛な食欲があります。最近、胃腸の調子がすこぶる元気です。食事を作っているのは私ですので、自分の好みに合わせたメニューが多いのも食欲旺盛の原因かもせれません。

第三に以前と比べ、歩く距離が減っていることがあります。リタイア直後は毎日1万歩以上歩くことを目標とし、妻が倒れる迄は1日平均8.1km(12.700歩)も歩いていました。妻が倒れてからは平均3.1km(5,400歩)しか歩けていません。

最近の歩行距離

妻が倒れる前の歩行距離


妻の介護のため、外出時間が制限されるためやむをえませんが、運動不足は否めません。

今の体重で問題はないけれど

では私にとって64kgという体重は問題があるのでしょうか?

高齢者にとっては低体重がさまざまな健康障害に直結する危険性があり注意が必要になります。

www.tyojyu.or.jp

標準体重(BMI)でみると昨日は22.2です。

これは年齢(69歳)からみると丁度よい数字です。

上記健康長寿ネットより

むしろ昨年の9月のBMI20.6の方が問題です。

何とか50~69歳の目標BMIIの中に入っていますが、あと1年足らずで70歳になります。

その時の目標BMIは21.5~24.9で、目標を下回ってしまいます。

こちらの方が問題のようです。

上記サイト(健康長寿ネット)にあるように、高齢者にとって低体重は、さまざまな健康障害に直結する危険性があり注意が必要になります。

低栄養や筋力低下などにより健康を崩しやすく、介護が必要になる前段階の状態を「フレイル」といいます。フレイルの状態が続くと、向こう3年間くらいの間に、フレイルでない場合と比較して健康障害の危険度(転倒、移動能力、日常生活の自立度、初回入院、死亡)が増加するとされています。

高齢者の場合は肥満よりも低体重が問題になるようです。

70歳前後で生活習慣病予防からフレイル予防へのギアチェンジが必要と考えられています。ギアチェンジの時期は、エネルギー制限を意識した食事から、適切なエネルギー摂取を意識する食事への変換が必要とされています。

上記健康長寿ネットより

これを考えるとBMI22.2は、ほどよい水準と言えるかもしれません。今の方がむしろ健康と言えます。

問題は短期間に体重が増えていること。この調子で体重が増えていくのは好ましくありません。

そのためには、運動量を増やすことが必要と考えています。

まずは

歩く距離を増やすこと(介護の合間なので工夫が必要ですが)、

室内でできるストレッチ(体操)を継続行うこと

を継続実施していこうと思います。

次は栄養バランスを考えた食事の摂取ですが、やり方はもう少し考えてみたいと思います。

 

 

高齢者の貸金庫利用

重要物品は貸金庫へ

私は30年以上銀行の貸金庫を利用しています。

元は銀行員ですので、貸金庫にはなじみがあります。

業務上ではかつてこんなトラブルにも遭遇しました。

相続財産は貸金庫の中に⁉ - リタイアおじさんのシニアライフ (hatenablog.com)

最近貸金庫が高齢者にも注目されているようです。

gendai.ismedia.jp

gendai.ismedia.jp

僭越ながら元銀行員(20年も前ですが)の眼から上記記事を補足させていただくと・・・

銀行で借りられる貸金庫には種類があり、通常は全自動型、半自動型、手動型に分かれます。その他、簡易貸金庫・セーフティケースと呼ばれるものもあります。

www.smbc.co.jp

支店によって設置されている貸金庫の種類が決まっており、好みの種類を選択することはできません。支店によっては貸金庫を設置していない店もあります。

種別の特徴はこちらのサイトが便利です。

www.kumahira.co.jp

このうち私は全自動型の貸金庫を利用しています。

 

www.kumahira.co.jp

貸金庫室、専用ブースにはカードで入室します。

上記クマヒラさんのサイトより

専用ブースには端末が設置されており、カードを入れて暗証番号を入力すると、自分の利用している保護箱が自動的に搬送されてきます。

鍵で保護箱を開けて出し入れができます。

用が済んだら保護箱を鍵で施錠し、端末を操作すると保護箱が収納されます。

この間、銀行の窓口に行く必要はありません。ATMで預金を引き出すのと同じ要領で利用できます。専用ブースで貸金庫の中身を出し入れするためプライバシーも守られます。

手動型貸金庫だと、貸金庫利用者と金融機関担当者が一緒に貸金庫室に入室し、それぞれの鍵で貸金庫の鍵を開け、保護箱を取出して利用するのが一般的です。保護箱を戻す際も窓口に連絡し、元の設置場所に保護箱を戻すことになります。

私が銀行員だったころ、貸金庫ブースに保護箱を置いたまま帰ったり、保護箱の鍵を閉め忘れる方も時折いらっしゃいました。せっかく貸金庫を借りているのに、盗難のおそれがでてきます。特に高齢者は注意力が散漫になるので要注意です。

なお利用料金は銀行、支店によって異なります。

ちなみに私が借りているのは全自動型の一番小さいケース(金や宝石類は持っていないのでこれで十分です)で年22,400円(税込)です。

貸金庫に何を入れるか

冒頭で紹介した長野さんのサイトに書いてありますが、高齢者が貴重品を管理するのは重荷です。

紛失や盗難のリスクが常にあります。悪用されるおそれもあります。

身内とはいえ見せたくないものもあります。

痴ほうが入ってくれば、保管場所を忘れてしまうおそれもあります。

貸金庫に入れておけば、こうした心配はなくなります。

私は重要物品は貸金庫に入れてあることを妻や子供に伝えています。(貸金庫を契約している銀行と支店名も伝えています。)

ではなにを貸金庫にいれておいたらよいかが問題ですが・・・

上記三井住友銀行のサイトでは

預金通帳・預金証書、契約証書・権利証、有価証券・遺言書、保険証書 等の他、貴重品類や思い出の品があげられています。

一方でこういうサイトもあります。
gratia-s.jp

絶対にいれてはいけないものとして、遺言書や保険証券があげられています。また認知症対策という観点からは、貸金庫は早めに解約することまで書かれています。

これは相続が発生した時に貸金庫を開ける手続きに時間がかかることを懸念したものです。遺言書は確かにそうかもしれません。ただ、発見されやすいという面では貸金庫にメリットがあります。

保険証券などは現物がなくても証券番号や契約者・被保険者等の情報があれば保険金を請求できるケースが大半です。預金通帳も現物がなくても相続手続きはできます。不動産の相続も権利書は必要ありません。入れるものに神経を使う必要はあまりないと思います。

重要なことは、万一に備え貸金庫に何が保管されているか、きちんと記録して家族の目につくところに保管しておくことではないでしょうか。当然ながら、預金明細(銀行名と口座番号)、保険契約明細(証券番号等~保険会社から毎年契約明細が送らてくるので最新版を残しています)、保有不動産明細(過去に取得した登記簿謄本を残しておけば十分です)も一緒に保存しておけば相続手続きがスムーズに進みます。

なお、痴ほうになる前に貸金庫契約を解約せよというのは言い過ぎと思います。痴ほうになった時こそ、貸金庫に重要物品を入れておいた価値がでてくると思います。そもそも痴ほうになったら預金の引き出しや不動産の契約、保険契約の変更等はできません。手元に預金通帳や不動産の権利書があっても何もできません。家の中に置けば盗難や悪用のリスクがより大きくなり、心配の種が増えるだけです。早めに家族用の代理人貸金庫カードを作成しておけば十分です。

私が貸金庫の入れているものは・・・

ちなみに私は貸金庫の中に預金通帳(妻の通帳も)、不動産登記識別情報(従来の権利書)、保険証券、実印を入れています。(預金印は手元で保管しています。通帳と印鑑は別々に保管する方がリスク軽減になります。口座振替契約等で預金印を使う機会も結構あります。)

盗難や紛失のリスクに備えて貸金庫で保管しています。

預金通帳を貸金庫に入れておくと記帳が簡単にできませんが、貸金庫を開けた時に記帳するようにしています。記帳するにはどのみち銀行に行かなければなりませんから、さほど不便ではありません。預金の動きはインターネットバンキングで確認できます。

不動産登記識別情報、保険証券はずっと入れっぱなしです。

むしろ実印の方が母の老人ホームへの入居契約とマイカーの売却手続きで最近二度も出番がありました。さすがにしばらくは出番がないと思いますので、今はまた貸金庫に眠っています。

要介護5でも旅行は楽しめる!

車いすで散策

9日(月)、10日(火)と、ホテルの周辺を散策しました。

大半は妻と一緒です。車いすを押して歩きました。

9日は寺町通新京極通りを散策。

10日は鴨川を渡った後、川に沿って祇園四条駅迄歩きました。そこから再び鴨川を渡り先斗町木屋町周辺を散策しました。

ここ10年くらいで京都には10回以上来ていますが、妻が歩くのがきつくなったため、妻はホテルでゆっくり過ごし、私が一人で周辺を観光するのがお決まりのパターンでした。

妻と一緒に観光するのは車を止めて1~2か所程度というのが定番です。妻が歩けるのはせいぜい1km程度でした。

ところが妻が車いす生活になったため、今度は一緒に散策することができるようになりました。

歩行距離は9日が8.1km

10日が11.8kmになります。

妻と一緒にこんなに歩いたのは久しぶりです。(といっても妻は車いすですが)

要介護状態だからこそリフレッシュが必要

妻がデイサービスで昨年末に作った今年の目標

何とか旅行に行けました。

妻が昨年夏に倒れた頃、正直なところ妻と旅行に行ける日が来るとは思えませんでした。

最初の頃は車いすで外出するのは病院に行く時だけでした。

少しづつ外へ出る機会を増やしていき、やっと旅行にたどりつけました。

家にいるだけでは、ほぼ同じパターンの日々が続きます。

介護される側だけでなく、介護する側も疲れてきます。

旅に出て気分を変え、心身をリフレッシュするのは重要なことと思います。

車いすを引いて旅行する時は

妻も私も旅行気分を十分満喫できました。

また機会をみて旅行に行こうと思います。

今回の旅行を次回に生かすとすると

〇列車に乗る場合は車いすシートを予約しておく

〇できるならホテルはバリアフリールームを予約する~あるホテルの方が少ないですし、予約も大変です。一般の部屋でも何とかなるかと思いますが、バリアフリールームなら格段に利便が向上します。

〇荷物は最小限に~両手は車いすを押すのに使いますから背負うしかありません。冬場で荷物が増えそうな時は宅急便を利用した方がよさそうです。

〇食事場所を探すのは大変~段差があって入れない飲食店の方が多いと思います。大都市の中心街にあるホテルなら周辺(駅、ショッピングセンター、地下街等)にバリアフリーで入れるところがあります。そうでないところに宿泊するなら朝夕食ともホテルで予約した方が無難です。

〇雨の日はホテルで過ごすしかない~雨の中を車いすを押して外出しても大変なだけで、よいことはありません。ホテルで楽しめることを考えておいた方が無難です。食事は介護者が購入してきて部屋で食べることになりそうです。

こんなところでしょうか。

 

最後に今回の旅行のスナップショットです。

右は鴨川、歩道を歩いています。車いすでも河原に下りられそうですが、傾斜がきつく怖くて下りられませんでした・

祇園四条へ向かう歩道。車いすだとごつごつした乗り心地です。

駅伝発祥の碑

祇園四条の近く

京都南座

木屋町通りと高瀬川

先斗町

先斗町歌舞練場、鴨川をどりが開催されていました

 

対岸から見た歌舞練場

三条通商店街から三条大橋方面を望む

三条大橋のたもとで

三条大橋から賀茂川を望む

ホテルから望む東山方面














 

 

京都の飲食店は敷居が高い?

前回に続き、京都旅行の話です。

先斗町で食べられる店を探して・・・

10日(火)は先斗町木屋町通りを車いすを押しながら散策していました。

icotto.jp

先斗町は京都を代表する花街です。

夜歩くと風情は全く違うのでしょうが、私たちが歩いたのはお昼時です。

狭い路地が続きますが、車いすを押して歩いても問題はありません。

写真の右側は賀茂川に沿っており、川床を出している店もたくさんあります。

京都のお茶屋さんは今でも一見さんはお断りのようです。

wa-gokoro.jp

私は銀行員時代に一度だけお茶屋さんに入ったことがあります。名古屋の支店に勤務していた頃、取引先の接待で連れて行ってもらいました。

芸妓さん・舞妓さんと遊ばせてもらいました。30年以上前にあった人生で1回だけの体験です。その時連れて行ってもらった取引先の方に伺うと、料金はそれほど高くないようです。(通常の接待用の飲食店と変わりません)

いかんせん、中に入れてもらえなければどうにもなりません。

この先斗町の通り、お茶屋さんだけでなく、通常の飲食店もたくさんあります。

当然ながら一見客でも入れます。料金もリーズナブルな店が結構あります。

問題は車いすで店に入れるかということ。

まずは玄関の前に段差を超えなくてはなりません。

更に玄関がもう一段高くなっている店がほとんどです。

車いすで入るのは容易ではありません。

いろいろ探しているうちに、2階に店があるものの、エレベーターが設置されている店を見つけました。エレベーター迄はほぼフラットです。

値段も手ごろでしたので、早速エレベーターに乗り込もうとしました。

ところが・・・

エレベーターが狭く車いすがうまく入りません。まして介助者である私が一緒に乗り込むなど不可能です。

よく見ると、身障者用のエレベーターの表示はありません。

やむなく先斗町の店はあきらめ、大通りで食べるところを探すことにしました。

ここにも段差が・・・

三条通りで1軒店をみつけました。ここも値段は手頃です。

道路からの入り口、玄関と段差がありますが、頑張れば何とかなりそうです。

ところが途中まで入って先をみると、まだ奥にもう一つ段差があります。(青のマーカー部分)

この段差は結構高そうなので、またしても入店を断念しました。

今度は河原町通の店。何度か利用したことがある焼き肉屋さんです。

こちらも段差を見ると

写真ではわかりづらいと思いますが、3cmくらいの段差があります。

私の技術では車いすで乗り上げるのは困難です。

またしても断念と相成りました。

地下街の店ならバリアなし

そんなことがあり、昼食は地下街を利用することにしました。

宿泊した京都ホテルオークラに隣接して、ゼスト御池という地下街が広がっています。

www.zestoike.com

前日(9日)の夕食もこの地下街を利用しました。

この地下街へはオークラと直結している他、何か所かのエレベーターで歩道から地下街へ降りられ、車いすでも利用に問題はありません。

地下街の飲食店はどの店に入っても段差がありません。

9日の夜はで洋麺屋五右衛門でパスタを食べました。


10日の昼は蔵之助という店に入りました。ここでは、サラダバー、スープバー、ジェラートバーの付いたランチセットを注文しました。


地下街利用のメリットは段差がないことだけではありません。

レストラン街のそばにはユニバーサルトイレも設置されていて、万一の際に助かります。

地下街は車いす利用者には優しい施設であることを実感した次第です。

 

バリアフリーの部屋に泊まれた!

バリアフリーの部屋に移動

宿泊を予約していた京都ホテルオークラにはタクシーで9日午後1時半頃到着。チェックインは午後3時からですので、背負っている荷物を一旦預け、身軽になってホテル周辺を散策する予定でした。

フロントに荷物を預けに行くと、もう部屋の用意ができておりチェックインの手続きができました。

早速14階の部屋に案内してもらいました。まずバスルームへ車いすで入れるかチェック、2cmくらいの敷居があり、うまく入れません。

その様子を見ていた案内の方が、バリアフリールームが開いているかどうか確認してくれることになりました。

しばらくして連絡があり、9,10両日とも部屋が開いているとのことであり、そちらの部屋に宿泊できることになりました。

バリアフリールームは7階にあります。客室階は7階から上なので、部屋からの眺望が劣ることから本来の料金は当初予約の部屋より低く設定されているとのことです。今回はキャンペーンを利用していることもあり、差額は発生しないことになりました。

バスルームのバリアフリーは充実

早速部屋に入ってみました。

まずはバスルームの入り口。

段差を和らげるよう、ちょっとしたスロープが設けられています。

車いすで入るには押し方に若干の工夫がいりますが、難しくはありません。

バスルームの中は要所に手すりがつけられています。

まずはトイレ。

両脇に手すりがあります。

トイレの利用以外にも、紙おむつの取り換えやズボンの着替えに手すりが重宝しました。

続いて洗面スペース。

こちらは車いすが下に入ります。

妻は車いすに座ったまま手洗いや顔洗い、歯磨きをすることが出来ました。

我が家の洗面所は立たないと用を足せませんので(私が支えています)、こちらの方が断然便利です。

我が家の洗面所。妻も立たないと洗面や手洗いはできません。

洗面所の脇にも手すりがあります。

バスにも手すりが付いています。

残念ながら、妻は湯舟に入ることができませんので、利用はしませんでした。

我が家で訪問看護師さんにお風呂に入れてもらう時でも、湯舟には入らずシャワー浴だけです。(妻が浴槽に入るのはデイサービスの機械浴槽を利用する時だけです。)

ただ、妻ほど介護度が高くない方であれば大いに手すりが役立つと思います。

介護用チェアーがあれば妻の体を塗れタオルで拭いてあげられるのですが、そこまで贅沢は言えません。

多少の不便は我慢して

バスルーム以外は通常の部屋と同様で、手すりもありません。

ただ部屋は37㎡と広く、車いすを動かすのに支障はありません。

妻は部屋にいる時には車いすに座り、テレビを見ていました。

ベッドは寝心地はよいのですが、さすがに介護用ベッドという訳にはいきません。

我が家の介護用ベッド(レンタルですが)は背の角度が変えられ、サイドには手すりがついて、ベッドから車いすへの移乗がしやすくなっています。

我が家で妻が使用している介護用ベッド

妻がベッドから起きる時は背の角度が変わらないと自力では起きられないため、私が体を支えて起こしていました。車いすへの移乗や車いすからベッドに移る時も私が妻の体を支えていました。

膀胱留置カテーテルを装着していることもあり、神経を使いましたが、それほど大変な作業ではありません。

なお、朝食は17階のオリゾンテというレストランでバイキングをいただいたのですが、この階にはユニバーサルトイレがあります。

妻は朝食中に便意をもようすことが多いので、同じ階にユニバーサルトイレがあるといざという時に便利です。

幸いにも朝食中にトイレを利用することはありませんでしたが、ユニバーサルトイレがあることが安心感につながり、ゆったりと食事ができました。

その他の共用部分はほぼフラットで車いすの利用に支障はありません。

バリアフリーの部屋に変えてもらってよかった!

こんな具合で、バリアフリールームに変えてもらって大正解でした。

通常の部屋では、トイレや洗面・手洗いの度に苦労したと思います。

バスルームに入ってトイレや洗面設備を利用するには、妻を車いすから降ろし、私が体を支えながら妻に歩いてもらうしかありません。

バリアフリールームのお陰で楽しく宿泊ができました。

都ホテルオークラさん、本当にありがとうございました。

また京都を訪れる際には、ぜひオークラのバリアフリールームに宿泊したいと思いました。

ただ、バリアフリールームは1室しかないようです。

チェックアウトの際に予約方法を問い合わせたところ、電話で予約して欲しいとのことでした。

京都に旅行する際はいの一番でバリアフリールームを予約しておこうと思います。