葬儀費用はいくら必要?
父が亡くなったのは2019年の8月、新型コロナウィルスが流行する半年前です。
葬儀は暑い夏の日でした。
さて、コロナの流行が一服(?)したせいか、今日の新聞には葬儀場のチラシが2枚も入っていました。
葬式代は30万円台からメニューが提示されていますが、葬儀にかかる費用はそれだけでは済みません。宗教者の御礼、葬儀の飲食費用、返礼品の費用は別途必要です。
下記サイトによると、葬儀にかかった費用の全国平均は208万円のようです。
内訳は
葬式費用 119万円
葬儀の飲食費用 31万円
葬儀の返礼品 34万円
宗教者への御礼 24万円
となっています。
香典の平均額が71万円ですから、実質137万円の負担が発生します。
なお、葬儀の形式を
家族葬(平均96万円)、一日葬(平均85万円)、直葬・火葬式(平均44万円)
とすれば、葬儀の費用は抑えられるようです。
ただし、香典の額も減りますので留意が必要です。
最近のコロナ禍の中では、直葬・火葬式が注目されているようです。
父の葬儀費用は
父の葬儀は生前に会員になっていたこともあり、農協にお願いしました。
実家は神道であり、神式の葬儀をお願いしました。
田舎で地域の人との繋がりが深く、家族葬という訳にはいかず、一般葬を選択しました。
農協からの請求書がこちらです。
葬式費用 656,293円
葬儀の飲食費用 208,403円
葬儀の返礼品 205,875円
の計1,070,571円です。
父は生前、農協の「らいふ倶楽部」に加入していたことから、会員として84,451円の割引がありました。
これ以外に神主(神式のため)への御礼が必要です。
神主にはこちらから直接電話してお願いしました。
御礼の額も直接確認すると38万円という返事が返ってきました。一律この金額で受けているようです。
これを加えると葬儀費用は1,450,571円になります。
一方、香典が703,000円ありましたので、実質の負担は747,571となりました。
全国平均(208万円)と比べると、葬儀費用は63万円ほど少なくなっています。
祭壇の費用が38万円と比較的安く収まっているのが影響しています。祭壇の費用相場は30万~120万円とかなり幅がありますが、キリに近い費用です。
葬儀場で示された神道祭壇の選択肢はあまりなく(三つしかなかったと記憶してます)、中間のものを選びました。
葬儀に呼ぶ方も極力厳選させていただいたので、飲食費用や返礼品の費用も少なくなっています。
食事は葬儀場で提供せず、弁当として提供しました。
葬儀⇒火葬⇒十日祭(仏教の初七日に相当)と結構時間がかかるので、弁当の方が家に
帰ってゆっくり食べられることも考慮しました。大半の方が車で来られるので、家の方がお酒も飲めます。
一方、いただいた香典の額は全国平均と変わりありません。
これは近所の多く方から香典をいただいたことによります。
近所の方からの香典は65名、139,000円になります。
実家に簡易祭壇と受付を設けており、大半の方は実家に香典を届けていただきました。
ごく近くの方には受付を手伝っていただき、葬儀場にもおいでいただきました。
地域のルールで香典は1軒1,000円となっているようですが、中には5,0000円付けてくださる方もいらっしゃいました。
この他、当地では葬儀と十日祭(初七日でも同じです)でそれぞれ香典を包む風習があるので、これも香典が多くなる要因となっています。
個人的には簡素な葬式がよいのですが、父はずっと地元で過ごしてきており、こうした形で葬儀ができてよかったと思っています。