近いのが最大のメリットだったが・・・
昨日に続いて鼠径ヘルニア手術の話です。
今日は入院生活(たった3日ですが)の話を書きます。
手術をしたのは自宅から500mくらいの距離にある病院です。
実は私のかかりつけ医の内科クリニックの先生はこの病院の出身です。
先にクリニックの診察を受け、先生が手術をしてくれる病院に紹介状を書いてくれることになりました。先生は最初に自宅から3kmくらい離れたところにある市立病院を勧めてくれました。私の方からお願いして、近くの病院に変えてもらいました。
その時はなぜ自分の出身病院を紹介しないのか不思議でした。MRIの検査では、いつもこの病院を紹介してくれていたのです。
私にとって妻をショートステイに送らないと入院できませんし、退院したら妻を迎えなければなりません。家から近い病院がいの一番に優先です。近いだけでなく、この病院は開業して68年の歴史ある病院で、病床数も166床を有しています。MRI、CT、血管撮影装置及び高気圧酸素治療装置、超音波内視鏡、さらには水中抵抗歩行訓練装置等の設備も充実しています。
病室はとにかく寒い
入院は12月19日、快晴でしたが寒波襲来の日でした。
病院に着くと、すぐに病室に案内されました。病室は6人部屋です。
ただし本日の入院予定は私だけとのことです。
6人部屋を一人で占有するとはラッキーです。とりあえず」カーテンでベッドを仕切る必要はありません。テレビの音はイヤホンを付けずに聞けます。看護師さんがいない時はマスクも必要ありません。なにより同室の患者さんに気を遣わなくても済みます。
気をよくしてパジャマ(レンタル品です)に着替え、ベッドに横なりました。
しばらくすると・・・
寒い!
いくら寒波襲来の日とはいえ、寒すぎます。空調が効いていないような気もします。
病室のベッドですから毛布もありません。
やむなくヒートテックの下着を着こんで寒さをしのぐことに。本来は退院して帰宅する時の防寒用ですが、こんなところで役立つとは思いませんでした。
昼食後、病室内を見回すと・・・
窓が開いています。部屋の空気の入れ替えのため開けた窓を閉め忘れていたようです。(私の入室前は部屋が空でしたから)
窓を閉めると寒さも和らぎました。やれやれ・・・
午後3時頃には新たな患者さんが2人入室、心持ち部屋も暖かくなった気がします。
ただトイレや給湯のために部屋を出ると廊下には冷気が漂っています。病棟全体が寒いようです。
入院当日は、ほぼテレビを視て過ごしていました。こんなにテレビを視たのは久しぶりです。
夕食はこちら。
お腹の手術をする割には肉も出ています。量的には私には物足りないので、病棟内の休憩室の自動販売機で買った菓子パンを食べてお腹を満たしました。
手術後の部屋は寒さとの闘い
翌日(手術日)は朝から食事が摂れません。水分補給も朝8時迄です。
この日も手術が始まる午後4時迄ひたすらテレビを視て過ごしました。大した番組はやっていませんが、他にやることはありません。
さて手術が終わると、その日は手術をした人用の病室に入りました。(一人部屋です)夜中も看護師さんが常時隣室で待機してくれています。
今までの広い6人部屋と比べコンパクトですから空調の効きもよくなるかと思いましたが、さにあらず・・・
6人部屋よりも格段に寒いのです。やむなく看護師さんにお願いしてかけ布団を1枚増やしてもらいました。それでも寒いので空調のリモコンを手元に置いてもらい温度設定を上げてみましたが、あまり効果がありません。
手術後なのでお腹が痛かったのかもしれませんが、あまり気になりませんでした。それより寒さの方が遥かに気になります。じっくり眠ることができず朝を迎えました。
看護師さんにこの話を伝えると
「建物が古いので空調が効かず申し訳ありません。私たちも寒くて困っています。」
とのこと。夜勤の看護師さんも寒さと闘っているようです。病棟は1974年に建設されており築48年が経過しています。建て替えの時期にきているのかもしれません。
かかりつけのクリニックの先生がこの病院でなく別の病院を紹介しようとしたことの意図もなんとなく分かりました。先生もこの病院に勤務していた頃、寒さに閉口していたのかもしれません。
今度入院するなら冬だけは避けた方がよさそうです。医師も看護師さんも事務の人も親切で、家からの近さもあってまた利用したいとは思うのですが、さすがに寒いのは耐えられません。
手術した医師の診断が終わると、再び6人部屋に戻りました。
その後は昼食を食べて退院です。一昨日の夕食以来の食事がこちら
お腹の手術後ですが鶏肉がメインの普通食です。退院後の食べ物はあまり気にしなくてよさそうです。
昼食後、帰り支度をして会計へ。入院費は37,230円でした。
支払を終えると家路へ。外の空気は心なしか暖かく感じました。
今回の入院、手術のことは記憶になく(全身麻酔ですから当然ですが)、寒さだけが記憶に残りました。