入院も1カ月を超えた
妻が入院したのは9月23日の秋分の日です。
とうとう1カ月を超えてしまいました。
入院した頃は真夏の暑さが残っていました。今はすっかり肌寒くなり秋が深まった感じです。
入院の長期化は何となく予想していましたが、今の状況は全く予想外です。
当初は胃の穿孔の治療をしていました。
保存療法のため時間はかかりましたが、先週で完治しています。
今は入院の目的が全く変わってしまいました。
誤嚥性肺炎の治療に加え、痰の詰まりや肺炎による肺機能の低下からくる呼吸困難への対応(酸素の吸入)です。
特に呼吸困難は深刻で、18日と22日は死線をさまようような事態となりました。
幸い命はとりとめたものの、今も死と向かい合う状況が続いています。
入院当初から嫌な予感はあったものの、ここまでの事態は想定していませんでした。

日中の大半は安らかな表情だが・・・
昨日から医師の許可を得て通常の面会時間(平日15時~19時、土日祝13時~17時)以外にも病室で看病ができるようにしてもらいました。
こんな状態ですから少しでも多く妻に寄り添いたいと思ったこと、および医師から緊急電話がかかることも多くなり病室にいた方がきちんと話が聞けるからです。病室にいた方が緊急事態でも病院に駆け付ける時間が省けます。
昨日は10時半~17時半くらいまで、およそ7時間病室にいました。
日中の妻の様子もわかってきました。
妻は日中でもよく眠っています。起きていても何もできないですし、絶食中で力も出ないでしょうから眠る時間が多くなるのはやむをえないかもしれません。
ただ、本当に安らかに眠っています。苦しそうな表情は滅多に見せません。
目を開けると私を見つけて嬉しそうに微笑んでくれます。
私が話しかけると応えようとしますが、酸素吸入とマスクをしている影響もあり、思うように話せません。何を言っているか分からない時の方が多いです。
無理に話を聞こうとすると、酸素濃度が落ちてしまうことがあるので、会話はポツンポツンと途切れがちになりますが仕方ありません。
何となく妻の言いたそうなことは分かるような気がします。
痛みで苦しいような表情はあまりありません。

痰吸引は本当に苦しそう
ただ、痰吸引の時間となると一気に表情が変わります。
今までは痰吸引にはあまり出くわさなかったのですが、昨日は7時間も病室にいたので5~6回痰の吸引シーンに立ち会いました。
よほど痛いのか、妻は痰吸引に抵抗します。
口すら開けてくれないこともしばしばです。これでは吸引できません。
口を開けても痰を吐き出そうとしないと痰はなかなか吸引できません。
看護師さんにも大変な苦労をかけています。
私も妻に看護師さんの言うことを聞くよう声をかけるのですが、こればかりは言うことを聞いてくれません。
痰吸入を止めれば妻も看護師さんも楽になれますが、痰がたまって一気に命の危険が訪れます。痰吸入が妻の命綱なのです。
更に問題は奥の方に溜まっている痰があり、これが悪さをしていることです。医師に聞くと吸入は困難なようです。
気管切開すれば痰を吸入できるかもしれませんが、妻には耐える体力がありません。
いずれにしてもこのままではごく近い将来に三度目の呼吸困難に陥る可能性が高そうです。それに耐えられても呼吸困難は何度も繰り返し起こります。
妻がどこまで耐えられるか私には分かりません。

今は妻に寄り添うしかできないけれど・・・
これ以上妻に苦しい思いをさせたくないので、延命治療(人工呼吸、心肺蘇生など)は断りました。
今は現実を受け入れ、少しでも多くの時間を妻に寄り添えるようにしようと考えています。
ただ、痰吸入以外の時間の妻の表情は本当に安らかです。(痰でゼーゼーする音は時々きこえますが)
そのうち妻が元気を取り戻しても不思議ではない表情です。
担当医が言っていたように何かの拍子に痰が減っていく可能性も否定できません。百分の一か千分の一の確率かもしれませんが、あきらめてはいません。

