深刻な薬の不足
妻の抗リウマチ薬「アラバ錠」の不足分については、あちこち探し回った甲斐があって何とか処方箋分(91錠)を確保することができました。
処方箋の薬がなくて困ったのはこの1年間で2度目です。
最初は去年の夏、膀胱留置カテーテル(一体型)の時です。
この時はやむなく大学病院に行って2回交換してもらいました。その後は何とか分離型のカテーテルが手に入るようになったので、訪問医の先生に処方箋を出してもらいました。従来使用していた一体型のカテーテルが手に入るようになったのは先月からです。
薬不足は全国的に深刻な問題になっているようで、こちらの厚生労働省の資料では、2022年8月時点で出荷停止の薬が1,099品目、限定出荷となっているものが3,135品目もあるとされています。(資料7ページ)
国内で流通している医薬品約1万5千品目のうち7%が出荷停止、21%が限定出荷となっており、薬の供給がかなり厳しい状況にあることが分かります。
出荷停止品目の約9割は後発薬で小林化工や日医工などが業務停止処分を受けたことが影響しているようです。
ただ先発薬でも出荷停止や限定出荷となっているものがかなりあります。薬価や供給体制等業界全体で多くの問題を抱えているようです。
妻が供給停止に直面した2品目はいずれも海外での生産トラブルに起因しています。
薬の供給不安の問題は簡単には解消しないような気がしています。
医師から処方箋が出されて調剤薬局に取りに行っても、薬を受け取れないケースが今後も発生すると考えておかねばなりません。
そのためにはどうしたらよいのか、自分なりに手を打っておかねばなりません。
予備の薬を確保する
処方箋が発行されて調剤薬局に行っても在庫がなく、薬がその日には手に入らないことがあります。こうした時、家に薬の予備があると助かります。
妻が処方されている関節リウマチ関係の薬は次の通院予約日迄しか処方されないため、通常では薬が余ることはありません。
ただ、服用を忘れたり、医師の指示で服用量を途中で減らしたり、入院して病院から薬を用意してもらったりした場合等には薬が余ることがあります。
妻は数十年に亘り関節リウマチの薬を処方されていたことから、余った薬がたくさんあります。ただし、大半は妻が倒れる前のものであり、調剤されてから2年以上が経過しています。使用期限を経過したものが大半であり、服用は避けるべきと思われます。
そこで昨年1月以降に処方された薬だけを選び、リストを作成してみました。
まずは妻の関節リウマチ関係の薬です。(昨年1月以降に処方された薬が対象。1日当たりの服用数が記載されていないものは現在は服用していない薬です。)
このうちプレドニゾロンは昨年秋に医師の指示により服用量を1日4錠から3錠に減らして様子をみていた時期があり、余りが発生しました。
この薬はステロイド系の鎮痛薬で1日でも服用しないと即刻痛みが出ますので、予備があると万一の時に助かります。
ペオンも昨冬に医師より服用を減らして様子をみよう(減らし方は任意)と言われ、服用を完全に止めたので280錠(1日3錠×91日分)も余りが出ました。ただ現在は処方されなくなった(服用を止めても問題がなかった)ので、宝の持ち腐れ状態ではあります。
エンプレル(自己注射)はファーザーではありませんが、6週間分の予備があるのが心強いところです。
アルトバスタチンとレバミヒドは私に処方された分の余りです。
一方、こちらはリウマチ以外の薬です。(私の処方分も含まれています)
コロナワクチン接種後の発熱への備えや、私がコロナに罹患した時や鼠径ヘルニア手術をした際に処方された薬の余りです。
ロキソプロフェンは一般的な鎮痛解熱剤ですが、結構供給不足が生じているようで、いざという時予備があると安心です。
調剤薬局との連絡を密にする
今後は関節リウマチの医師の定期診療の前に薬局に行き、品薄な薬がないか確認に行こうと思っています。すぐに手に入らない薬があるようであれば、他の薬局に聞いてみることも必要です。どこの薬局にもないようであれば、診察の際、主治医と相談しようと考えています。
調剤薬局を選ぶ
大規模チェーンがよいのか、小回りが効くところがよいのか、いろいろ思案中です。
じっくり検討したいと思っています。