リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 よろしければ上記バナーのクリックをお願いします

我が家も高齢者世帯に

我が家も高齢者世帯の一員に

娘二人が相次いで独立の意向を示したことから、我が家はあっという間に夫婦二人の生活になりそうです。

次女は引っ越しの準備を済ませ、今週には新居に移ります。

長女もアパートを物色中で、既に何軒か物件を紹介されており、早い時期に独立しそうです。

ちなみに厚生労働省の定義では高齢者世帯を「65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯」としており、娘二人の独立後は名実共に高齢者世帯となります。

Microsoft Word - 08 28用語の説明 (mhlw.go.jp)

高齢夫婦世帯が増加中

総務省では毎年高齢化社会白書を刊行しています。

令和4年版は下記で見られます。

www8.cao.go.jp

令和3年10月現在で65歳以上人口は、3,621万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も28.9%に達しています。同白書では65歳以上人口はその後も増加を続け、令和24年に3,935万人でピークを迎えると書かれています。65歳以上人口が減少に転じても、総人口の減少が続くため高齢化率は上昇を続け、令和47年には38.4%に達して、国民の約2.6人に1人が65歳以上の者となるとされています。その頃迄私が生きているとは考えられませんが、若い世代が将来に強く不安を抱くのは当然かと思います。

1 高齢化の現状と将来像|令和4年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府 (cao.go.jp)

高齢化白書では続いて、65歳以上の人がいる世帯の状況を記載しています。

3 家族と世帯|令和4年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府 (cao.go.jp)

令和元年において65歳以上の人がいる世帯は2,558万戸、全世帯の半分近い49.4%を占めています。

ではその中身がどうなっているかというと

高齢社会白書よりデータをダウンロードして作成

単独世帯(65歳以上の一人暮らし)と夫婦のみの世帯(どちらかが65歳以上)の世帯を合わせると6割を超えます。全世帯の中でも3割に達します。

我が家は現時点では親と未婚の子のみの世帯ですが、すぐに夫婦のみの世帯に仲間入りという訳です。数的には夫婦のみの世帯の方がスタンダードのようです。

65歳以上の人がいる世帯については、かつては三世代世帯が中心でしたが(1980年=昭和55年では約半分)、今では単独世帯と夫婦のみの世帯が多数を占めるようになりました。

高齢社会白書よりデータをダウンロードして作成(単位;千戸)

介護度が高いと「ほとんど終日」介護に

高齢社会白書には65歳以上の人の介護についても書かれています。

2 健康・福祉|令和4年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府 (cao.go.jp)

ポイントは

・65歳以上の者の要介護者等数は増加しており、特に75歳以上で割合が高い

・主に家族(とりわけ女性)が介護者となっており、「老老介護」も相当数存在

要介護4では45.8%、要介護5では56.7%がほとんど終日介護を行っている

・介護や看護の理由により離職する人は女性が多い

介護施設等の定員数は増加傾向で、特に有料老人ホームの定員が増加

・介護に従事する職員数は増加

といったところですが、私が気になったのは介護者の介護の時間のところです。

同居している主な介護者が1日のうち介護に要している時間が介護度別に出ています。

妻と同様の要介護4の人の介護時間が下記グラフです。

高齢社会白書よりデータをダウンロードして作成

46%の人が「ほとんど終日」介護をしていると回答しています。

現実問題として四六時中介護をしている訳ではないと思いますが、介護のために終日拘束されているということだと思っています。

この解釈であれば私も「ほとんど終日」介護をしているに該当します。実際に介護活動をする時間は2時間程度、買い物等の外出時間は30分程度を目安としています。

介護度の高い人を自宅で老老介護するのは厳しいことが分かります。