リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 よろしければ上記バナーのクリックをお願いします

実家処分の始めの一歩

実家処分の方法は?

年末の老人ホーム訪問で母から実家処分の了解を取れたので、新春早々から動くことにしました。

処分の方法は三つあります。

①建物毎売却する~解体費用がいらないのがメリットです。築30年超ながら老朽化はしていないので住むことは可能です。ただ昔風の建物なので住みたい人がいるかどうか疑問で、買い手を見つけるのは大変そうです。売却に時間がかかっても建物があれば固定資産税は増えませんが、管理コストがかかります。

②更地にして売却する~買い手の希望に応じて建物を建てられるので、古家付より買い手は探しやすそうです。問題は解体費用がかかること。

koichi68.hatenablog.com

家財等の処理も合わせると4~5百万円くらいかかりそうです。早急に買い手が見つからないと固定資産税も増えますが、建物の固定資産税がなくなることや管理コストが減ることで気にする必要はなさそうです。

③賃貸する~買い手を見つけることが困難であれば賃貸することも考えられます。私としては固定資産税(月1万円程度)が回収できればよいので、家賃を格安にしたら借り手が見つかる可能性もあります。空家ではなくなるので管理の問題も軽減されます。売却迄の時間稼ぎというところでしょうか。ただ、修繕はこちらでしなければならず、維持コストはそれなりにかかります。

私としては①の建物毎売却を第一に考えていますが、簡単に買い手が見つかるとも思えず頭を悩ますところです。

不動産業者探しが大変

いずれにしても私一人で悩んでいても先へは進めません。

不動産の処分については不動産業者に相談するのが一番です。まずは不動産業者探しから始めなければなりません。

ところが、これが大変です。

田舎の物件ですから地域の情勢に詳しい地元(浜松市)の不動産業者に依頼するのがベストと思われます。

ところが

〇どの業者に依頼してよいかわからない(田舎の不動産に強い業者、信頼できる業者がどこか全くわからない)

〇妻の介護で名古屋を離れられず、浜松迄業者を探しに行けない

という問題があります。

更に取り扱ってくれる不動産業者を見つけたとしても

〇不動産業者の仲介料は売却額の3%が上限ですが、高く売却できることは期待できず、業者として取り扱ううまみがない。固定資産税評価額で売れても10百万円で手数料は30万円にしかならず、必死で買主を探してくれるとは思われません。情報として掲載されるだけで放置される可能性大と思われます。

〇業者が信頼できるか分からない。変な業者に依頼すると売却できても後のトラブルが心配です。

銀行に相談してみると・・・

今住んでいるマンションを購入した際、前に住んでいたマンションは売却しました。売却の仲介をしたのは大手の不動産会社です。営業の人も知っているので相談してもよいのですが、残念ながら中部地区の支店は名古屋だけで、浜松に支店はありません。

いろいろ考えているうちに、あることが頭に浮かびました。

私の取引している銀行に不動産業務を取り扱っている銀行があるのです。

しかも浜松に支店があります。

田舎の物件なので銀行が相談に乗ってくれるか疑問ではありましたが、ダメモトで10日(熱田神宮参拝の後です)に取引銀行へ行ってきました。名古屋市内に取引店があるので相談するには便利です。

窓口で不動産売却のことで相談したい旨を伝えると、営業の担当者(不動産の担当者ではありません)が対応してくれました。

用意していた固定資産税の台帳と登記簿のコピーを渡し、こちらの希望を伝えました。

売却額にはこだわらないこと、時間がかかることは覚悟している旨を伝え、売却のための知恵を貸して欲しいとお願いしました。

先方の担当者も不動産担当ではないため、すぐに方向性を示してはくれませんでしたが、銀行で検討してくれることになりました。

その際、銀行が直接扱うのではなく、提携している不動産業者(大手です)に回す可能性があることも伝えられました。私としては信頼できる先に売却できればよいので、特に異論はありません。

後は銀行からの連絡待ちです。

時間がかかる可能性が大きいですが、待つしかありません。

すぐに連絡がくる可能性もありますが、その場合はお断りの電話の可能性が高いと思っています。こちらも無理を承知でお願いしているのでやむをえませんが、ダメなら銀行の浜松支店経由で地元の不動産業者の紹介をお願いしようと思っています。

いずれにしても今はボールを銀行に投げたところです。銀行の返事を気長に待ち、それをみて次の対応を考えるしかありません。長期戦は覚悟しています。

それにしても面倒なものを相続したなと改めて思う次第です。