リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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在宅医療を始めてよかったこと

在宅医療という言葉も知らなかったけど・・・

在宅医療という言葉を最近週刊誌等でよく目にします。

news.yahoo.co.jp

 

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ほんの数か月前、妻が倒れる迄はそもそも在宅医療という言葉を知りませんでした。

妻が利用するようになって、興味を持つようになったからこそ記事に目がいくのかもしれません。

在宅医療とは、医師をはじめ、訪問看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、ケアマネジャー、ホームヘルパーなど多くの方々が連携して定期的に患者の自宅などを訪問し、チームとなって患者さんの治療やケアを24時間対応で行っていく医療活動です。

我が家では、医師(月2回)、看護師(週2回)、理学療法士(週1回)、作業療法士(週1回)が訪問してくれます。

在宅医療が始まって3か月、よかったことをあげてみます。

日々の健康管理ができる

在宅医療は検診からはじまります。体温、血圧、脈拍、血中酸素濃度等を測定することで日々の健康チェックができます。データは連携・共有されているので、体調に異変があれば発見しやすくなっています。

妻は関節リウマチの治療のため免疫抑制剤を使って痛みを和らげており、体の状態の変化に気づきにくくなっています。医師や看護師のチェックが欠かせません。

緊急時の対応ができる

訪問医師、看護師とも24時間体制で見守ってくれる体制ができています。救急車を呼ぶほどではないちょっとした異変にも対応してくれます。気軽に電話で相談できるのも助かります。

先週、日中尿がまったく出なくなった時、看護師に連絡することで1時間足らずの間に対応してもらいました。

いざという時の安心感は大切です。

病院へ行く回数を最小限にすることができる

大学病院へ行くのには手間(妻を車いすのままタクシーに乗せる)もコスト(往復約7,000円)もかかります。

待ち時間が長いのもネックです。当然予約して行くのですが、それでも2時間くらいの待ち時間はよくあることです。妻はあまり長く車いすに座っているのは苦痛なので、待ち時間が長いと大変です。

病院内は混んでいますので、コロナやインフルエンザの流行期にはウィルス感染が心配です。

3か月に1回は膠原病内科に行って薬を出してもらわなければなりませんので、他科の定期健診もこれに合わせてもらい、病院に行く回数を減らしました。

訪問医師は小回りが効く

今までは薬を出してもらうには大学病院に行き処方箋を貰う必要がありました。今は医師の訪問に合わせ、処方箋をかいてもらうようにしています。関節リウマチの薬以外は全て対応してもらっています。急ぎの場合は看護師さんの訪問時にお願いすれば、訪問医師に連絡してもらって対応できます。

インフルエンザのワクチン接種も医師の訪問時に接種してもらえることになりました。

大学病院では主治医が明確でないため時間と手間のかかる診断書の作成も、訪問医でできます。早速、障害者手帳の等級変更申請(3級⇒2級)に必要な診断書を訪問医にお願いしました。次回訪問時に診断書作成に必要な機器を持参してくれるようです。

看護師とコミュニケーションが図れる

看護師、理学療法士とは顔見知りになりましたので、気兼ねなく話ができます。

健康や医療についての知識も大分深まってきました。

また妻は普段外出することがあまりないので、貴重な話相手になってくれます。

精神衛生上の貢献も見逃せません。

ということで、在宅看護をするうえで在宅医療は私にとって物心双方での支えとなっています。一人で看護はできません。