リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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在宅介護の費用

施設に入るよりは格段に費用が少ないが・・・

妻が要介護5の判定、入退院の後、訪問看護師の訪問が始まり、在宅介護の新たなステージが始まりました。

退院の際、医師の選択肢の中に施設(老人ホーム)への入居がありましたが、

  • 認知症の老人が多く、妻のメンタル面が心配
  • コロナ禍で面会が制限されている
  • 妻は血中酸素濃度が低く(日常生活に支障なしと医師は判断していますが)、受け入れを拒絶する施設が多い

ということから、在宅介護を選びました。

ケアマネージャーさんや看護師さんも同様の判断です。

施設に入れば特養老人ホームで14万円弱、一般の老人ホームでは30万円弱の費用がかかるようですから、在宅介護の方が費用面では遥かに有利です。

【図解】在宅介護にかかる費用 ― 老人ホームの費用と比較|LIFULL介護(旧HOME'S介護) (homes.co.jp)

ただし介護者の負担は格段に大きくなりますから、それなりの覚悟が必要です。

在宅介護にかかる費用は?

もちろん在宅看護でも費用がかかります。

上記のサイトでは月額費用78,000円と記載されています。

一方こちらの調査では50,000円となっていますが、妻と同じ要介護5の人では74,000円もかかっています。

kakeiken.jp

介護にかかる費用をどこまで入れるかで数字は変わってくると思います。

ちなみに、私の妻の場合の月額費用を参考に示すと

訪問看護(週2回)                     9,392円

訪問リハビリテーション(週2回)      5,832円

居宅療養管理 (訪問医療)                     580円

車いすレンタル                                     1,100円

医療用ベッドレンタル                          2,350円

以上、介護保険関係費用は19,254円です。

居宅サービスの介護保険の利用限度額は妻(要介護5)の場合、362,170円(1割負担で36,217円)であり、約半分を利用することになります。

kaigo.homes.co.jp

要介護2ですと利用額は197,050円(1割負担で19,705円)であり、もう既に限度額に近づいていることになります。

この点では要介護5に認定されて助かっています。

次に介護用品費用ですが、

紙おむつ(パッドを含む)              10,000円

おしり拭き            1,500円

ビニール手袋                                      1,000円

その他小物                                          1,000円

の計13,500円くらいとなります。

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紙おむつ以外は100円ショップを活用すれば、費用は抑えられます。

妻は今のところ1日当りの便の回数が多いので、都度パットを取り換えると、月に紙おむつ(パッドを含む)で1万円くらい掛かってしまいます。

介護保険サービスと介護小物を合わせて約33,000円となります。

これは必要最小限の費用であり、今後介護サービスに利用を増やしていくことや、訪問医療の費用(詳細の詰めはこれからです)の費用が発生すれば、もっと費用がかかることになります。

妻の場合は、医療費の負担が障害者手帳3級保有によりかからないこと(名古屋市在住の特典です)や、介護食が必要ない(家族と同じものを食べられ、不足分はエンシュアで補える)ことに助けられています。

これらが普通に掛かれば、合計で5万~7万円くらいは必要になると思われ、上記で紹介した数字と大差ありません。

なお、大学病院に通院するタクシー代が7,000円くらい掛かりますので、在宅医療を利用して通院回数を極力減らしていければと考えています。