リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の71歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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リタイア五年目の春

仕事を辞めてはや四年

私は2020年3月末に勤めていた会社を退職、リタイアして丸四年が経過しました。

今月から五年目に入りました。

私の経歴を簡単に記すと

1976年4月、大学を卒業し銀行に入行

2001年4月、勤務していた銀行の取引先に出向

2002年1月、銀行を退職し出向先に転籍、役員就任

2018年4月、役員を退任、顧問として勤務

2020年3月末をもって勤務先を退職

という流れになります。

サラリーマン生活44年、勤務した先は二つの会社のみです。

当時50歳を超えて銀行に勤務する人は稀で、私も名古屋市郊外にある中小製造業(当時の従業員は180名程度)に移りました。

銀行から一般企業に転籍した後、どれくらい勤めるか人により様々です。70歳を超えても勤務している方もいれば、移った会社になじめず50代で退社する方もいます。

当初、私は50代半ばで退職して実家に戻ることも視野に入れていましたが(両親の希望です)、結局66歳迄勤務することになりました。

私が望めば引き続き勤務することも可能でしたが、年寄が長く勤務するのも老害ですし(当時私が社内で最年長です)、妻の病気(関節リウマチ)が悪化してきたこともあり、無理を言って退職させてもらいました。

思い描いていた青写真とは違ったが

リタイア前に私が描いていたリタイア後の青写真は、まだ妻が多少歩けたこともあり

〇妻とクルーズ旅行に行く

〇妻と一緒に旅行や外食を楽しむ

〇一人旅をする

〇大学の社会人講座を受講する(天文学、古代史)

〇実家に頻繁に帰省し、母の面倒をみる

といったものでした。

現実にはコロナ禍と、車いす生活になった妻の介護のために、思い描いた生活とは程遠い状況です。

妻の介護が生活のベースになっており、1回の外出時間は1時間以内にとどめています。もちろん遠出はできません。車も売ってしまいました。

今の生活もまた楽し

アクティブに動き回ることはできなくなりましたが、今の生活がつらいかというと、全くそんなことはありません。

毎日ほぼ同じような生活パターンで暮らしていますが、意外に自分にはこの生活が合っているような気がします。

自由気ままに動くことはできませんが、最低限自分のやるべきこと(妻の介護や家事など)はこなしていますので、毎日のんびりと生活していても罪悪感はありません。

何と言ってもストレスがほとんどありません。もちろん妻の病状等心配事がない訳ではありませんが、仕事をしていた時と比べるとストレスは格段に減りました。

時間に追われることもなくなりました。

起床就寝や食事の時刻は決まっていますが、強制されている訳ではありません。生活のリズムを大切にしています。

ゆっくりと時間をかけて食事ができるようになりました。働いていた時と比べると、2~3倍の時間をかけています。後のスケジュールを気にする必要がないので、純粋に食事を楽しめます。食事自体が1日の貴重な楽しみです。

おかげでお腹の調子がかなり良くなりました。働いていた時は下痢に苦しめられましたが、今は快食快便です。

できることには限りがありますが、やれる範囲で工夫しながら、ゆっくりと今の生活を楽しんでいければと考える今日この頃です。