母が要介護3となり・・・
母が先日の介護保険更新審査で要介護3に判定されたことは先日お話しました。
要介護度が3以上と判定されると、特別養護老人ホーム(特養)に入るための条件がクリアされることになります。
特養に入れるのは、原則65歳以上かつ要介護3以上の人です。
実家の近くにも特養があります。
待機人数がどのくらいあるか不明ですが、とりあえず申し込みをして今入所している介護付老人ホームで待っていれば、そのうち入れるかもしれません。
特養の魅力は費用の安さです。
特養の費用は居住費と食費で構成されています。(他に介護保険費用と医療費、若干の生活費が必要です。
居住費は部屋の構造によって違ってきます。
更に収入や金融資産の保有状況によっては、費用が減免されます。
ちなみにユニット型個室に入ると、1日当たりの費用は下記の通りです。
母が特養に入ると費用は大幅に減る
母が特養に入るとすると、収入は年間50万円ほどですから所得要件は第2段階にはいります。
一方、母の預金の動きは下記の通りで、現時点では残高は667万円あり、第2段階の預貯金要件を満たしません。
現時点では第4段階と判定されてしまいます。
その場合は1か月(30日計算)の居住費が60,180円、食費が43,380円の計103,560円の費用がかかります。
今入っている介護付有料老人ホームの居住費と食費の合計が134,800円ですから、その差は約3万円程度です。
母の居室(一人部屋)は結構広さがありますから、あまりメリットは感じません。
ただあと2か月もすると、施設料と介護保険料が2か月引き落とされるため、年金が入っても預金残高は650万円を切ります。
そうなると、所得要件、預貯金要件とも第2段階の基準を満たすことになります。
第2段階が適用されると1か月の居住費は24,600円、食費は11,700円の36,300円で済むことになります。
介護費用と医療費は合算限度額の上限がかかるとして月15,833円、生活費は月5,000円程度ですから、特養費用にこれらを合わせても、月57,133円と6万円もかかりません。
収入は年金・給付金を合わせ月4万円弱ですからこれで足りる訳ではありませんが、月の赤字は2万円程度ですみます。
20年以上特養に入所し続けても、現在の預金残高からみて何とかなることになります。(あと20年母が生きると111歳になりますから、さすがにそれは厳しいですが・・・)
これに対し今の老人ホームにいれば、5年足らずの間に預金が尽きてしまいます。(そこから先の費用は私持ちです。)
資金的には特養に入るにこしたことはありません。
とはいえ、母が今の老人ホームに入って約半年、すっかりなじんだようです。
今更特養に移れというのも酷な話です。
老人ホーム側も親身になって対応してくれますし、居住費・食費・介護サービス費・医療費以外の費用はほとんど請求されません。
費用面の違いは大きいですが、当面問題が起きない限り今の老人ホームで面倒をみてもらおうと考えています。
状況が変われば、また検討しようかと思います。